発達障害グレーゾーンに悩むあなたが転職するとき、こんな不安ありませんか?
- 転職先でなじめなかったらどうしよう
- パワハラの標的にされたらどうしよう
- うつ病や適応障害になったらどうしよう
この不安、痛いほどわかります。
なぜなら、ぼくも発達障害グレーゾーン当事者で、社会人3年目に二次障害のうつ病を患った経験があるから。
ぼくは、2017年に就職してから「なんとなく生きづらいな」と感じていました。
当然、自分が発達障害だとは思いもしませんでした。
しかし、今の主治医と出会って「ASDのグレーゾーン」と診断を下されます。
納得いかなかったのは最初の1日だけで、どちらかというと「生きづらさの正体がわかった」ことですごく安心しました。
そんなぼくですが、今ではWebライターをメインとしたフリーランスに転職し、社会復帰できています。
一方で、会社に勤めていて「生きづらい」と感じるなか無理に働き、適応障害やうつ病といった「2次障害」に苦しむ人もたくさん見てきました。
だからこそ、当事者目線で伝えられるかと思い、転職で失敗しないために見ておきたいポイントとおすすめの仕事について書きました。
読み終えたころに、今より生きやすくなるための一歩を踏み出せていたら、とても嬉しいです。
悩みを話せなくて困っているあなた、1度ぼくに話してみませんか?
- これまで130人以上の悩みを解決し、94.6%の方が満足
- 「メンタル心理カウンセラー」資格保持
- 当事者ゆえに「毒親育ち」や「発達障害」についての相談も可能
\そのモヤモヤ、スッキリに変えます/
発達障害グレーゾーンが転職するときに見ておきたいポイント
発達障害グレーゾーンに悩むあなたが、転職するときに見ておきたいポイントは以下の3つです。
- 個人プレーで働けるか
- マルチタスクが少ないか
- 仕事に興味を持てて、好きになれるか
詳しく見ていきましょう。
ポイント①:個人プレーで働けるか
1つ目が「個人プレーで働けるかどうか」です。
発達障害グレーゾーンに悩む人が、生きづらいと感じる多くの原因が「職場の人間関係」ではないでしょうか。
特に上司との相性が悪かったり、チームワークを求められるような会社や仕事だったりすると最悪です。
- 報連相がかみ合わない
- やり方が違うと怒られる(たとえ結果を出せていても)
- 飲み会やゴルフの付き合いが多い
といったことによって、生きづらさを感じてしまいますからね。
ぼくももともと大企業にいましたが、
- パワハラを受ける
- なんでも標準化する
- 休日の飲み会やゴルフが出世に響く
といった見事なフルコンボでした。
また、発達障害グレーゾーンに多いのが
決められたやり方がやりづらい
→やりやすい方法でやる
→結果を出していても上司に怒られる
→本来のやり方でやる
→「遅い」もしくは「ミスが多い」のどちらかで説教
というパターン。
どっちやねん(^ω^)
と言いたくなりますが、これも社会の理不尽と流されるのがつらいところ。
「まずは真似ろ」というのは間違ってはいないのですが(特に危険を伴う作業の場合)、違った切り口からやり方を改善するのも大事だとぼくは思います。
ただ、それを聞き入れもしない会社が多いことから、「生きづらさ」と悩む人がたくさんいるのかなと。
また、コミュニケーションを取ることは好きな人も多いですが(ぼくもそのうちの1人です)、仕事になった途端に会話がかみ合わなくなるというのは、ほんとうにつらい。
一生懸命に伝えても「何言ってるかわからない」と言われていたら、毎日壁打ちしてるようなものですからね。
ポイント②:マルチタスクが少ないか
2つ目が「マルチタスクが少ないかどうか」です。
発達障害グレーゾーンに悩む人の多くは、「マルチタスクのできなさ」に戸惑います。
- 複数のプロジェクトをどれからすべきかわからない
- 突然、上司から仕事を振られたらテンパる
- 電話対応や急な予定変更で頭が真っ白
といった経験を、1度はした人が多いはず。
スケジュール管理の研修を受けたり、いい手帳を買ったりしてもうまくいかずに「自分はダメだ」と思ってしまいます。
(ADHD傾向の強い人に多いですね)
一方で、1つの仕事に集中できる「ルーティンワーク」はマルチタスクをかなり減らせるのでおすすめ。
ルーティンワークというと
- そのうちAIに取られる仕事なんじゃないか?
- 仕事ができない人のイメージがあるんだけど……
と言うのを聞くことはありますが、そうではありません。
なぜなら、ルーティンワークに飽きて投げ出してしまう人も、世の中にはたくさんいるから。
「1つのことに対して継続して取り組める」というのも立派な才能なので、自信を持ちましょう。
また、ルーティンワークを進めていくなかで、やりにくいことに気づき改善することで上司から評価されることも。
とはいえ、次に紹介するポイントに当てはまっていなければ、ルーティンワークもしんどく感じるかもしれません。
ポイント③:仕事に興味を持てて、好きになれるか
3つ目は「仕事に興味を持てて、好きになれるか」です。
実は、発達障害グレーゾーンの人が転職するときに1番見ておきたいポイント。
発達障害傾向のある人は「好きなことや得意なことを仕事にすると、無類の強さを発揮する」ことが多いです。
一方「好きになれない仕事」だと、ミスが増えたり時間がかかったりして、上司に怒られてしまいます。
ぼくの場合を例に出しましょう。
ぼくは理系の大学院を出て、自動車関係の技術職に携わりました。
小さなころから車が好きで、まさにドンピシャの仕事とも言えます。
一方で、同時にやっていた新卒採用の仕事の方が、比べ物にならないくらい楽しんでいて成果を出している自分がいました。
このこともあって、会社にいたころ「なぜ技術職に興味を持てないのか」と何度も何度も悩みました。
詳しくはぼくの自己紹介記事を読んでいただければと思いますが、紆余曲折あって今はフリーランスになっています。
記事を書いたり、生きづらさや会社に悩む人に向けて情報発信をしたりして、毎日が楽しいです。
振り返ってみると……「うつ病から1年で社会復帰し、前の会社の月収まで売上を伸ばせた」というのは「自分の特性に素直になったから」だと思います。
長くなりましたが、好き嫌いや得意不得意の凸凹があるからこそ、興味があって得意な仕事に転職することで自信が持てるようになるはずです!
発達障害グレーゾーンの転職でおすすめの仕事
では、発達障害グレーゾーンに悩むあなたが転職するなら、どんな仕事がおすすめでしょうか。
以下の3つについて紹介します。
- フードデリバリーサービス
- クリエイティブな仕事
- 在宅ワーク
おすすめ①:フードデリバリーサービス
まずは、ウーバーイーツが筆頭の「フードデリバリーサービス」です。
実は、ぼくもUber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーをしていた時期がありましたが、かなり合っていたなと感じています。
なぜ、発達障害グレーゾーンに配達パートナーがおすすめかと言いますと……
- 個人プレーで働ける
- マルチタスクが少ない
- コミュニケーションは最小限
といったように、先ほど紹介した3つのポイントがドンピシャだから。
フードデリバリーサービスの多くは「個人事業主」。
いつ何時間働くかも、成果が出る出ないも、良くも悪くも自己責任です。
ここまで聞くと、冷たいように感じるかもしれません。
しかし、「マニュアルで決められたやり方でないと、上司に怒られる」といったことはないので、交通ルールと最低限のマナーを守っていればあとは自由です。
また、配達パートナーを続けてみて「仕事が好き」になると
- 安定させて運ぶ工夫
- 短時間で楽に運ぶ工夫
を自分なりに考えて実践できるのも魅力。
お客様に感謝されることはもちろん、改善を重ねて早く届けられたときは、すごくうれしかったですね。
ぼくのウーバーイーツ体験談はこちら
おすすめ②:クリエイティブな仕事
次に「クリエイティブな仕事」です。
- 研究者
- 広告業界
- デザイナー
- エンジニア
- データサイエンティスト
といったように「ゼロから何かを作り出す」仕事は発達障害グレーゾーンの得意分野。
そもそも、新しいものを生み出すのは「今までと違うやり方や考え方を変える」ことから始まります。
そのため、今あるルールを「おかしくない?」と感じられる力を存分に発揮できる仕事と言えるでしょう。
加えて、以下のようなことから発達障害グレーゾーンに向いている仕事と言えます。
- 1つのことに集中して取り組める
- 個人プレーが多い(職場にもよるので見極め必須)
- 自分なりの過程で成果をあげられる
「発想が勝負の世界」だからこそ、発達障害グレーゾーンの特性がアドバンテージになることが多いです。
興味を持てそうな仕事があれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
余談ですが、ホリエモンこと堀江貴文さんの著書でも「クリエイティブな仕事は、AIには代えられない」と書かれていました。
おすすめ③:在宅ワーク
最後に「在宅ワーク」です。
在宅ワークというと「封入」「データ入力」といったような『内職』のイメージがあるかもしれませんが、最近はそうではありません。
- ブロガー
- Youtuber
- エンジニア
- Webライター
- Webデザイナー
といったようなものがあります。
しかも、ここで紹介した仕事はほんの一握りで、ほんとうに多種多様です。
そんな在宅ワークがおすすめの理由は、以下の3つ。
- 職場のわずらわしさがない
- 1つの仕事に集中して取り組める
- 好きなことを好きな時間打ち込める
何といっても「職場のわずらわしさがない」ことは、他の仕事には変えられない魅力。
発達障害グレーゾーンに加えて、職場の雰囲気や物音に敏感な「HSP」に悩む人だとなおさらです。
実はぼくもHSPで、他部署の人が職場で怒られているのを見てしばらくしんどくなる経験もありましたが、今の仕事になってからほぼありません。
(カフェで仕事してるとき、近くでケンカしてる人を見たらしんどいくらいです)
唯一のデメリットは「時給ではなく『成果』に応じてお金をもらうこと」で、最初の数か月はアルバイトより稼げないことが多いです。
とはいえ、職場でのストレスがなく身体を壊しにくいのは、お金には変えられない魅力。
少しでも気になった方は、以下の3つのうちどれかに登録するところから始めましょう!
まとめ:発達障害グレーゾーンは転職先を間違えなければ輝ける
この記事では、発達障害グレーゾーンの人が転職する際に気をつけたいポイントと、おすすめの仕事を解説しました。
仕事選びで大切にしたいポイント
- 個人プレーで働けるか
- マルチタスクが少ないか
- 仕事に興味を持てて、好きになれるか
おすすめの仕事3選
- フードデリバリーサービス(Uber Eats 配達パートナーなど)
- クリエイティブな仕事
- 在宅ワーク
発達障害グレーゾーンに悩む人の多くは「生きづらさ」を抱えています。
職場の人間関係や、ムダなことの多いルール、突然の無意味な仕事……。
仕事そのものよりも「仕事以外のストレス」が生きづらさの原因です。
だからこそ、二次障害の適応障害やうつ病になる前に、
自分の特性や強みを活かした転職活動
を行うことが大切です。
そんな発達障害グレーゾーンの転職では
のどちらか、もしくは両方を使うことがおすすめ。
なかでもatGPジョブトレ 発達障害コース(旧リンクビー)は「発達障害に特化した就労移行支援」。
自分の強みや特性、弱みといった『自己理解』を客観的な目線で深められるので、自分に合う仕事を見つけやすいです。
実際に、ASDグレーゾーン当事者であるぼくも体験してきましたが、とてもためになりました。
よかったら体験談もあわせて読んでみてくださいね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!