- 発達障害だけど、面接に受からない
- 自分は社会不適合者なんじゃ……?
せっかく面接まで進んだのに不採用が続くと、本当に絶望的な気分になりますよね。
僕もそんな時期があったのですごくわかります。
実は、発達障害の人が面接に受からないと悩む原因は、以下のいずれかなことがほとんどです。
- 自分の特性を把握できていない
- うまく受け答えができていない
- 自分の強みをうまくアピールできない
- 心身が安定しているように見えない
- 就業意欲がないと思われてしまった
とはいえ、以下の対策を行えば、通らない状況を変えることができます。
- 障害特性と配慮事項について考える
- 転職の軸を見直す
- 自分の強みを考える
- 転職エージェントを活用する
- 模擬面接を受ける
- 体調が安定していることを伝える
この記事で詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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発達障害の人が面接に受からないと悩む5つの原因

最初に紹介したように、発達障害の人が面接に受からないと悩む原因は以下の5つです。
- 自分の特性を把握できていない
- うまく受け答えができていない
- 自分の強みをうまくアピールできない
- 心身が安定しているように見えない
- 就業意欲がないと思われてしまった
それぞれ詳しくみていきましょう。
自分の特性を把握できていない
障害者雇用で転職活動を進めている場合、「自分の特性を把握できていない」というのは大きなマイナスポイント。
というのも、本人が特性を把握していなければ、一緒に働く人たちは「どのように配慮すればいいのかわからない」と悩むためです。
加えて、「自分で特性を把握していない=特性への対処法を考えられていない」といえるため「自己管理ができていない人」と思われがちです。
次の章で紹介するように、自分の特性と対処法、配慮事項を言葉にできるようにしましょう。
うまく受け答えができていない
面接は、コミュニケーションのひとつ。
(圧迫面接などの例外はありますが……)
そのため、受け答えができていなければ「コミュニケーションが成り立たない人」と思われて落とされてしまいます。
よくあるのが以下のようなパターンです。
- 必要以上に話しすぎる
- 相手の話をさえぎる
- 質問とまったく別の内容を答える
- 回答ができずに長時間の沈黙が続く
- 逆質問を考えておらず「質問はありません」と答える
もし、障害特性上難しいのであれば、「配慮事項」などとして伝える必要があるでしょう。
自分の強みをアピールできていない
発達障害に悩む人の多くは、自分に自信がないもの。
長年生きづらい思いをしたり、いじめやパワハラの被害にあったりして「私に強みなんてない……」と思いがちです。

僕も数年前までそのうちのひとりでした。
とはいえ、誰しも強みは持っているもの。
次の章で紹介する方法を行い、自分の強みを知ってアピールしましょう。
心身が安定しているように見えない
意外と多いのが「心身が安定しているように見えない」こと。
特に、二次障害のうつ病や適応障害などを患った場合に当てはまります。
- 顔色が悪く、やつれている
- 身だしなみが整っていない
- 体調不良で休職してからあまり時間が経っていない
企業としては、長く安定して働いてほしいと思うもの。
ブランクやお金が気になるかもしれませんが、まずは体調が安定するまで休むことが最優先です。
就業意欲がないと思われてしまった
就業意欲がないと思われた場合も、面接で落とされがちです。
- 家族にすすめられて
- そろそろ働かないとまずいと思って
こうした主体性のない言葉があると、以下のように思われるものです。
- すぐに辞めそう
- 周りのモチベーションに悪い影響が出そう
ドキッとしたのであれば、これからは伝えるのを控えましょう。
加えて、発達障害の人に多いのが「志望動機を考えるのが苦手」というもの。
僕もそのパターンで、何度か苦戦した場面がありました。
とはいえ、面接した相手からすると



ウチじゃなくてもいいんじゃないの!?
と感じてしまいます。
志望動機が浮かばずに悩んだときの方法も、次の章で紹介しますね。
面接に受からない発達障害の人ができる6つの対処法


それでは、面接に受からない発達障害の人ができる対処法はあるのでしょうか?
以下の6つについて、それぞれ詳しく解説します。
- 障害特性と配慮事項について考える
- 転職の軸を見直す
- 自分の強みを考える
- 転職エージェントを活用する
- 模擬面接を受ける
- 体調が安定していることを伝える
障害特性と配慮事項について考える
障害者雇用で転職活動を進めているのであれば、障害特性と配慮事項について考えましょう。
以下のポイントを押さえながら考えると、スムーズに浮かぶはずです。
- 自分の苦手なことを整理する
(突然の電話対応や別の業務の依頼など) - 自分なりに対処している、もしくはできそうな方法を考える
- お願いしたい配慮事項を考える
(配慮事項が対処法よりも大きくならないように注意!)
下の記事では、書き方のポイントはもちろん、ASD・ADHDの2つで具体例も紹介しています。
ぜひあわせて読んでみてください。


転職の軸を見直す
面接で落ち続けたときは、どうしても転職の軸がブレがちです。
というのも、焦りからだんだん「受かればどこでもいいや」という発想になってくるから。



僕にもそんな時期がありました……。
とはいえ、軸がブレていると志望動機を考えるのが難しいですし、仮に採用されたとしても入社後に「やっぱ違った」と後悔するかもしれません。
そのため、以下のようなことをもう1度考え、軸がブレて迷走するのを防ぎましょう。
- 今転職したい理由は何か
- 転職で叶えたいことは何か
- (いくつかある場合)特に譲れない条件は何か
もちろん「軸が決まってなかった」という場合も、この機会に決めることをおすすめします。
自分の強みを考える
「自分に強みなんてないよ……」と悩むあなたでも、他の人から見れば強みとなるものがあります。
特に以下のような点は、ついつい見逃してしまいがちです。
- 小さい頃から夢中になっていたこと
- 家族や恋人、友人から褒められたこと
- あまり体力や気力を使わなくてもできること
- 周りに対してイライラする場面
これらはすべて、あなたの強みを見つけるヒントになります。
この4つについて、ぜひ1度考えてみてください。
もしどうしても浮かばない場合は、僕と一緒に話しながら強みを見つけることもできます。
詳しい情報は下の記事に公開していますので、あわせてみていただけると嬉しいです。


転職エージェントを活用する
これまで面接がうまくいかなかったというあなたにおすすめしたいのが、「転職エージェントの活用」です。
おすすめしたい理由は、主に以下の5つ。
- 希望に合った求人を紹介してもらえる
- 転職サイトに公開されていない求人も紹介してもらえる
- 書類の添削を受けられる
- 面接対策を受けられる
- 障害特性や配慮事項の伝え方をアドバイスしてもらえる
(5つ目だけ障害者向けエージェントの場合)
特に「面接対策」は、面接を苦手とするあなたにもってこい。
面接で聞かれる質問や面接官の特徴の共有はもちろん、希望があれば次の章で紹介する「模擬面接」を受けることもできます。



志望動機や配慮事項のアドバイスももらえます。
障害者雇用・一般雇用でそれぞれおすすめのサービスを紹介しますので、ぜひこの機会に登録してみてください。
- 障害者雇用:dodaチャレンジ
採用する側の目線をもとにアドバイス。全国で対応。 - 一般雇用:リクルートエージェント
求人数が業界トップクラス。サポートも手厚い
模擬面接を受ける
面接をうまく乗り切るためには、場数を踏むのもやはり大切。
先ほど紹介した転職エージェントで、模擬面接を受けましょう。
このとき、より実りのある時間にするために、以下の点を押さえたうえで本番に臨むことをおすすめします。
- 本番と同じように身だしなみを整える
- 志望動機などを言葉にできるようにする
- 回答を暗記しようとしすぎない(空回りを防ぐ)
そして、模擬面接で受けたアドバイスをもとに改善したり、面接時に録画や録音をしたりして本番に向けて準備しましょう。
体調が安定していることを伝える
今休職中だったり、ブランクがあったりするのであれば、体調が安定していることを伝えましょう。
とはいえ「安定しています!」というだけで、面接官が安心できるわけではありません。
フルタイムを希望するのであれば「週5日8時間、転職活動や資格の勉強を行えています」といったように、理由づけを忘れずに行いましょう。



「医師から転職活動の許可を得ている」というのも伝えるのがおすすめですね。


また、ブランクが長い場合は「就労移行支援」を活用するのもひとつの手。
その理由は以下の3つ。
- 通勤の訓練になり、生活リズムが安定する
- インターンや疑似就労を通じて、社会復帰への準備ができる
- 支援員から「安定して働ける」というお墨付きがもらえる ← ここ1番重要!
特に「第三者からのお墨付き」がもらえるのは、面接をする相手にとって大きな安心感となります。
通っている間に賃金は発生しませんが、「いきなり働くのは不安……」というのであればぜひ活用しましょう。
なかでもおすすめしたいのが、以下の2社。
各サービスの詳しい情報は、下の記事をチェックしてみてください。


まとめ:面接に受からないと悩む発達障害の人でも克服できる!


この記事では、面接に受からないと悩む発達障害の人に向けて、原因と対処法を解説しました。
発達障害の人が面接に受からないと悩む原因
- 自分の特性を把握できていない
- うまく受け答えができていない
- 自分の強みをうまくアピールできない
- 心身が安定しているように見えない
- 就業意欲がないと思われてしまった
面接に受からない発達障害の人ができる対処法
- 障害特性と配慮事項について考える
- 転職の軸を見直す
- 自分の強みを考える
- 転職エージェントを活用する
- 模擬面接を受ける
- 体調が安定していることを伝える
原因を知って対策できれば、採用が決まる日もそう遠くはありません。
ぜひこの記事を読みながら、今できることを進めていってくださいね!
特に面接に自信がないのであれば、以下のいずれかの転職エージェントに登録してサポートを受けましょう。
- 障害者雇用:dodaチャレンジ
採用する側の目線をもとにアドバイス。全国で対応。 - 一般雇用:リクルートエージェント
求人数が業界トップクラス。サポートも手厚い
この記事があなたの転職成功のきっかけになれば嬉しいです。
ではでは、今日も生きててえらい!
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