ブログで稼ぐことはできます!!
こんなインフルエンサーの言葉を見た人も多いはず。
Webライターメインとはいえ、1年以上ブログも更新しつづけてきました。
(リライトという、前に書いた記事の書き直しも含む)
そして、たくさんのブロガーさんと出会ってきました。
そんな中、ぼくの経験やブロガー仲間との交流を通じて、気づいたことが1つあります。
「『ブログで稼ぐ』の意味が数年前と変わっている」と。
筆者の自己紹介
じんと(@Jinto_Jibunpock)
数年前の「ブログで稼ぐ」は『ブログだけ』
数年前のブログで稼ぐは「ブログ単体」でした。
例えば「ブログ飯」という本の作者である染谷さんは、一時期1日に4記事ほど更新してブログで飯を食べれるようになったのだとか。
また、ぼくが大好きなブロガーであるあんちゃさんも、デビューした2017年当初はブログで飯を食っていました。
あんちゃさんについては、【原点】執筆屋あんちゃさんのブログ、まじまじぱーてぃーの魅力を紹介という記事で紹介しているので、気になった方は読んでみてください。
そんな一昔前の「ブログで稼ぐ」の内訳は、以下の3つが多いです。
- Googleアドセンス
- アフィリエイト(A8.net、もしもアフィリエイトなど)
- ブログに関するコンサル・講演
そんな状況で、なぜ成り立っていたかというと
ライバルが少なく、読まれる環境を作りやすかったから
なんですね。
タピオカが流行る前に「タピオカの店を作って独り勝ち」みたいな。
だから昔は、ブログを更新し続けるだけで、普通の暮らしはできました。
(海外旅行や叙〇苑に行きまくるという贅沢できるかは別)
今は「ブログで稼ぐ=ブログだけ」じゃない
一方、2021年で「ブログで稼ぐ」というのは『ブログ単体』だけじゃないです。
1番感じたのは、半年ほど前に、とあるブロガーさんとZoomでお話したこと。
その方は10年ほど前に副業でブログをしていて、去年再開しました。
そんな彼は、再開した瞬間にこのように感じたそうです。
前にやっていた頃と比べるとレベルが上がりすぎて、正直ついていけない。
その方はTwitterの更新も止まってしまい、悲しいかなそのまま活動を辞めてしまいました。
かつてブログを書き続けてきた人が挫折するぐらいですから、よっぽどのことでしょう。
昔と今でここまで状況が変わったのは
- ブログに関する情報がたくさん出回った
- 副業解禁やFIRE、在宅勤務によりユーザーが増えた
- ネット検索よりSNS検索が普及(特に10代、20代)
といったことが原因ではないでしょうか。
じゃあブログは無駄なの?
そう思った人もいるでしょう。
ぼくの答えは「NO」です。
なぜなら、「ブログを通じて、色々な仕事に携われるようになった」から。
- 記事の執筆(Webライター)
- 企業サイトのコンサルタント
- ライティングのコーチング
- 企業のSNS運用代行
- 企業への取材
ブログをしていなければ、こんなに仕事を任せてもらえなかったでしょう。
ただし、ブログ一点張りでは厳しいのも現実。
- SNSでの発信(Twitter・インスタ・TikTokなど)
- ラジオ・動画での配信
- 有料コンテンツ販売
- 後輩ブロガーの指導
- コミュニティ作成
こういったことを組み合わせながら、活動しなければいけません。
そう考えると、ブログ1本の「ブロガー」ってほんの一握りじゃないかな、と思います。
ブログで稼ぐことの意味が変わったからこそ、あり方を見直したい
ブログで稼ぐ、のあり方が変わったことに気づいた1年。
一昔前の「ブロガー」には正直憧れます。
好きなことをただ発信して、共感されるだけで飯を食えたから。
「ブロガー戦国時代」とも呼ばれている今となっては、ブログ一本だけでは難しい。
かといって「有益なことだけ書いて稼ぐ」というブログ一本じゃ続けられないし、楽しくない。
ぼくの場合は、正直あまり喜びを感じられない。
長く愛され続けて、面白いと思ってもらえるブログ。
これが1番、書き手も読み手もハッピーになれると思う。
一昔前の「ブログ」の面白さと、今求められる「有益さ」を、うまく融合できたらいいな。
そう思う、秋の夜長でした。
続く。
▼じんとさんの『ブログ葛藤シリーズ』です