カウンセリングと悩み相談の違いってあるの?
こんな疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。
結論から言いますと、カウンセリングと悩み相談は似て非なるもの。
実際、ココナラの悩み相談カテゴリでも「アドバイス」「カウンセリング」の2項目に分けられているほどで、間違えて通い続けると余計にしんどくなってしまいます。
とはいえ、どっちのほうが自分に合っているか悩みますよね。
そこでこの記事では、カウンセリングと悩み相談の違いと、それぞれがおすすめの人について解説します。
最後まで読むことで、答えが見つかるはずです。
カウンセリングと悩み相談の違い
早速ですが、カウンセリングと悩み相談の違いについて解説します。
細かい違いはたくさんありますが、特に大きく異なるのは以下の3つ。
- 相談者との関係性
- 問題との向き合い方
- 受けたあとの気持ち
詳しく見ていきましょう。
①:相談者との関係性
まずは「相談者との関係性」で、最も特徴的な違いと言えます。
具体的には以下の通り。
- カウンセリング:一時的に関係が悪化することもある
- 悩み相談:はじめから終わりまで良い関係のまま
カウンセリングでは、相談者であるあなたとの関係が一時的に悪くなることもあります。
これは「カウンセラーとケンカしたから」というわけではなく「あなたが抱える本当の問題が見えてきた」ことが理由です。
初対面の人にいきなり素の自分を出すことは少なく、取り繕ってしまいますよね。
カウンセリングも同じで、初回や2回目から素を出すことは少ないでしょう。
しかし、カウンセリングは「自分の問題と向き合うきっかけをくれる時間」とも言えます。
そのため「こんなの自分じゃない」と考えて、カウンセラーとの関係が悪くなることもあります。
(もちろん、全員が全員というわけではありませんのでご安心を)
一方で、悩み相談は「特定の悩みを解決すること」を重視しています。
例えば「仕事でうまくいかない」と相談して「転職活動をしてみましょう」と答えるようなもの。
そのため「相談相手との関係が悪くなりにくい」のが特徴です。
②:問題との向き合い方
2つ目が「問題との向き合い方」です。
問題との向き合い方は、以下のように違います。
- カウンセリング:カウンセラーも当事者になる
- 悩み相談:相談相手は協力者になる
……といってもイマイチわかりませんよね(笑)
具体例を交えて説明します。
例えば、あなたが怒りっぽいことに悩んでいて、改善したいとしましょう。
そして相談を重ねていくうちに、腹を立ててしまいました。
カウンセリングでは「怒りっぽさが出てしまってからがチャンス」と考えます。
なぜかというと「悩んでいる『怒りっぽい』という問題がカウンセラーの前で出た」から。
カウンセラーに腹を立ててしまった、という事実に直面し「なぜ腹を立てたのか」をあなたと一緒に考えていくのがカウンセリング。
そのため、最初に説明したように「カウンセラーとの関係性が悪くなる」のは1つの『通過儀礼』。
自分の問題とまっすぐ向き合うゆえの宿命だと言えるでしょう。
一方の「悩み相談」では、「怒りっぽさが出ることをスタート」と必ず思うわけではありません。
なかには、あなたが怒ることで、以下のような行動をとる人もいます。
- 文句を言い返す
- 相談にのるのが嫌になる
- クレームとして扱い、あなたを出禁にする
あくまで「良い関係を保ちながら問題解決をしていく」のが悩み相談の特徴といえるでしょう。
③:受けた後の気持ち
3つ目が「受けた後の気持ち」です。
具体的には以下のように異なります。
- カウンセリング:しんどいと感じることもある
- 悩み相談:気持ちが軽くなる
先ほど紹介したように、カウンセリングは「自分の問題と向き合う」という側面があります。
正直、自分の嫌な部分やありがちな考え方と向き合い、改善するのは簡単ではありません。
夜更かしする人が、いきなり早起きに直そうとするようなものですからね。
そのため、カウンセリングが終わったあとに「疲れた」と感じたり、直前に「しんどい、行きたくない」と考えたりすることもあるでしょう。
一方で、悩み相談は「あなたの悩みを解決する」のが特徴。
いま目の前で起きている悩みを共感してもらえたり、アドバイスをもらったりすることで気持ちが楽になります。
経営や仕事の悩みを取り扱う、コンサルティングやコーチングも同じものと考えてよいでしょう。
カウンセリングと悩み相談の違いから見たおすすめの人
ここまで見てきたカウンセリングと悩み相談の違いを踏まえて、それぞれがおすすめの人を紹介します。
カウンセリングがおすすめの人
カウンセリングは、以下のような人におすすめです。
- 性格など、根本的なところで悩んでいる人
- 長期間かけてでも解決したい悩みがある人
- 経済的に余裕がある人
カウンセリングは、長期間かけてでも解決したい悩みがある人におすすめです。
- ネガティブ思考を治したい
- 自分に自信を持ちたい
- いじめられたトラウマで話しかけるのが怖い
といったように「今の性格だと生きづらい」と考えている人は、その場その場の悩みを解決しても数か月後にはしんどくなるでしょう。
カウンセリングは、「認知療法」「論理療法」など複数の方法からあなたに合ったものを選び、カウンセラーから「気づきのヒント」をもらうことで改善していきます。
また、カウンセリングは金銭的な余裕が欠かせません。
なぜなら、カウンセリングは数ヶ月~数年単位の治療になるだけでなく、「保険適用外」だからです。
ぼくも一時期カウンセリングに通っていましたが、1回あたり6,000円となかなかの痛手でした。
特別高いわけでもなく、カウンセリングの相場は1回あたり3,000円~15,000円で、ほとんどの人が月に1万円はかかると言っても過言ではありません。
「そこまでの出費をしてても生きやすくなりたい!」という覚悟がないと、挫折してしまうことも多いでしょう。
悩み相談がおすすめの人
一方の悩み相談は、以下のような人におすすめです。
- 仕事や恋愛などの場面ごとの悩みを相談したい人
- どのように行動したらいいかアドバイスが欲しい人
- カウンセリングに通うほどの経済的余裕がない人
悩み相談は、仕事や恋愛などの悩みを解決するためにアドバイスが欲しい人におすすめです。
- パワハラ上司との向き合い方
- 片思いの人となかなかデートできない
- 友達とケンカしてしまった
といったような「具体的な解決策が欲しい」人は、カウンセリングだと長すぎてしんどいと感じるかもしれません。
悩み相談は1回2,000円前後のものが多く、カウンセリングよりは安いことが多いです。
(起業のアドバイスなど、専門的な悩み相談はもっと高いですが……)
また、「必要なタイミングで相談できる」のも悩み相談の強みです。
「ある月は4回相談し、ある月は全く相談しない」といったようなことができるのも、ありがたいですよね。
まとめ:カウンセリングと悩み相談の違いは大きい
この記事では、カウンセリングと悩み相談の違いとおすすめの人を解説しました。
- カウンセリングと悩み相談の違いは「相手との関係性」「問題との向き合い方」「受けた後の気持ち」の3つ
- カウンセリングは「性格などの根本的な部分を、長期間かけて直したい人」におすすめ
- 悩み相談は「仕事や恋愛など、場面に応じた悩みでアドバイスが欲しい人」におすすめ
カウンセリングと悩み相談は大きく違うことが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
このことに気づかないまま何度も通うと「思っていたのと違った」ということになりかねません。
性格や考え方を改善したいのか、とにかく悩みを解決したいのか。
このことを考えてから予約するようにしましょう。
最後に、両社のおすすめサービスがこちらとなります。
この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
- カウンセリング:心のプロが不安の解決をサポートする「Unlace」
- 悩み相談:【100人以上の悩みを解決】じんとさんのオンライン相談
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も皆さま生きててえらい!