- 仕事で心が壊れるとどうなるの?
- 心が壊れる前にできることってあるの?
- 上司のパワハラに毎日耐えてて、涙が止まらない……
こんな悩みを持つ人もいるのではないでしょうか。
実はぼくも、以下のように心を壊した経験があるので、すごく気持ちが分かります。
- 社会人3年目の春に適応障害で休職
- 1ヵ月半後に部署異動し復職
- 4ヵ月半後に再休職、うつ病に悪化
- 半年以上休職し、転職活動で大苦戦
今はなんとか社会復帰できていますが……。
当時は本当にしんどくて生きた心地がしませんでした。
とはいえ、自分で「最近調子がおかしい」と気づくのは極めて難しいもの。
仮に気づいたとしても、転職や心療内科へ踏み出す勇気が出ない人もいるでしょう。
そこでこの記事では、ぼくの経験談に基づいて「うつ病を未然に防ぐ、もしくは早めに気づくために大切なことたち」をまとめました。
ぼく自身や友人の経験談、過去のSNSの投稿などを織り交ぜていますので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
※この投稿は、うつ病経験者1個人の意見です。あくまで参考程度にお願いいたします。
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心が壊れるとどうなる?倒れる寸前によくある行動15選
早速ですが、仕事で心が壊れるとどうなるか、15個のよくある行動から見ていきましょう。
以前投稿したツイートに基づき、いくつか情報を補足して紹介しますね。
フェーズ①:警戒編
まずは「警戒編」です。
このうち複数あてはまる場合は、心が壊れかけている可能性があります。
このとき大切なのは「以前と比べて」ということ。
以下のような人は、必ずしも当てはまるとは限らないので注意しましょう。
- 元から部屋の片づけが苦手
- もともと人と話すのが嫌い
フェーズ②:通院編
続いて「通院編」です。
文字通り、1度病院へ足を運んだほうがいいフェーズで、定時退社日や休みの日に病院へ行くことをおすすめします。
「当てはまったから、会社をすぐに休んだ方がいい」というわけではありませんが、受診した病院から休職を勧められたときは、医師の判断に従いましょう。
フェーズ③:緊急編
最後に「緊急編」です。
これらに当てはまっていたら、すでに心と体が悲鳴をあげています。
ぼくがうつ病で休む前日に病院へ行ったときも全て当てはまってて「今すぐ会社を休んだ方がいい」と言われました。
ここまで紹介した3つのフェーズについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
当時、本当に生きた心地がしなかったですね……
心が壊れる前にとっておきたい行動
心が壊れるとどうなるかはわかった、じゃあ具体的にどんなことをすればいいの?
そう思ったあなたは、上のフローチャートを参考にしながら詳しくみていきましょう。
①:転職
1つ目が「転職」です。
会社の社風と自分の性格が合ってなかったり、上司からパワハラを受けていたりするときは転職を検討しましょう。
会社は本来「仕事をする場所」であって、ガマンする場所ではないですからね。
一方で、転職する会社選びを間違えますと、再びしんどくなるかもしれません。
悲しい事態を防ぐためにも、会社の雰囲気や退職理由を転職会議やOpenworkなどの口コミサイトを十分に確認しましょう。
②:病院に行く
2つ目が「病院に行く」ことです。
日本では、精神科や心療内科に対して抵抗を感じる人がまだまだ多いですが、身体でいう内科のようなもの。
風邪をひいた時と同じように、調子が悪いと感じたら診てもらうことをおすすめします。
ただし、病院選びを間違えると、回復まで時間がかかるかもしれません。
その理由は、後ほど詳しく解説します。
③:休職
3つ目が「休職」です。
油断すると涙が出たり、平熱でも身体がだるかったりするときは、1番の資本である「身体」を休ませることが先決。
全てを投げ出してでもいいので、身体を守るために今すぐ休みましょう。
このとき、医師からの診断書があればベストですが「なければダメ」というわけではありません。
休職のための診断書は、必須ではありません。ただし、現実的には本人の意向だけで病欠にすることは難しいため、「休職が必要である」という客観的な証明として、会社側から「休職診断書」を求められる場合は多いです。この場合、主治医に診断書を書いてもらう必要があります。
引用元:はたらく人・学生のメンタルクリニック
一方で、「休職なんて認めない、辞めちまえ!」といきなり言われるケースも少なからずあります。
調べてみましたが、法令違反にはならないとのことです。悲しいですね。
おまけ:部署異動
部署異動も1つの方法ですが、おまけとして書かせていただきました。
なぜなら、以下の3つの理由があるからです。
- 従業員数が少ない会社だと、元上司との関係を断ち切るのは難しい
- 会社の雰囲気と自分の性格が合っていなければ、異動しても体調は改善しない
- 異動先が窓際族だらけで仕事がないケースもある
ぼくも1度部署異動で復職しましたが、「会社の雰囲気と自分の性格が合わない」という根本的な原因が残っていたこともあり、再度休職するほど悪化しました。
ただし、仕事の進め方が変わらないことや、収入が大きく減る心配がないといったメリットもあります。
今しんどい原因が「上司だけ」なのか、同僚との関係や残業といった「他の原因もある」のかを考えてから判断しましょう。
心が壊れるとどうなるか心配なあなたへ、未然に防ぐコツ
心が壊れるとどうなるかは心配だけど、今は問題なさそう。
そう考えているあなたへ、未然に防ぐコツを最後にお伝えします。
配置転換や異動、転職などで将来心を壊さないためにも、頭の片隅に入れていただけると嬉しいです。
①:周囲に相談する
1つ目は「周囲に相談する」ことです。
特に、仕事でパワハラを受けている人は、上司の上司もしくは人事担当に相談しましょう。
というのも、意外にもパワハラ上司は「自分に自信がなくてビビり」です。
自分の昇進や待遇に影響するとわかった途端、パワハラをやめる人もいるかもしれません(少数派ではありますが……)。
一方で「そんな人いないよ……」と悩む人もいるでしょう。
その場合は、以下の人たちに相談しましょう。
- 学生時代の友人
- 同じ趣味を持つ仲間
- 家族(毒親を除く)
とはいえ、地方から上京して友人がいなかったり、趣味らしい趣味がないという人もいるでしょう。
その場合は、カウンセリングや悩み相談サービスの利用をおすすめします。
ぼくもこちらのページで相談を受け付けてますのでぜひ!
②:自分の意見を伝える
2つ目は「自分の意見を伝える」ことです。
日本では、何かと協調性が求められますが……周囲に合わせてばかりいると「意見を言わないあなたが好き」という人が集まってきます。
パワハラ上司はもちろん、モラハラパートナーやマウントを取ってくる友人など。
一方で、自分の意見や考えを持って誰かに伝えることで、それに共感した人が集まってきます。
似た考え方の人たちが多く集まるので、人間関係の悩みがグンと減りますよ!
いきなり職場で言うのは難しいですが……友人と出かける時やSNSなどで、少しずつ練習をしましょう。
ぼくも自分の意見が言えるようになってから、本当に楽になりました!
③:嫌な人から距離をおく
3つ目は「嫌な人から距離をおく」ことです。
パワハラ上司やモラハラパートナー、マウントを取ってくる友人といった人は、あなたからエネルギーを奪う「吸血鬼」のような存在。
彼らの相手をすればするほど、体力を消耗してしまいます。
「【経験談】人間関係リセットは気持ちいい?距離を置くべき人の特徴と合わせて解説」の記事で紹介したように、心を守るための「人間関係の断捨離」は必要です。
友達に年数は関係ない。
この言葉を頭に入れておきましょう。
④:体調の変化を無視しない
4つ目は「体調の変化を無視しない」ことです。
最初に紹介したように、心が壊れる前兆はたくさんあります。
しかし、「心が壊れるときにどんな行動をするのか」「どのように対処すればいいのか」などは学校や会社で教えてくれません。
とはいえ、メンタルダウンはいつ自分がなってもおかしくないですし、同僚や部下が患うこともあります。
自分や周囲の身を守るためにも、心が壊れたときの行動や対策を覚えておきましょう。
余談ですが、1度うつ病を患うと「年単位の闘病生活」や「社会復帰の難しさ」などで厳しい戦いを強いられます。
うつ病からの社会復帰の難しさについては「【当事者が解説】うつ病から社会復帰するまでのロードマップ【完全版】」にて詳しく解説してますので、気になる方はあわせてご覧ください。
実は、フリーランスになる前に転職活動をしていました。
250社からお見送りされて、「自分は社会のお荷物だ」と感じましたね……
⑤:全力で逃げる勇気を持つ
5つ目は「全力で逃げる勇気を持つ」ことです。
うつ病や適応障害で倒れる寸前なのに、無理に動こうと理由の多くは「今の場所を失うことへの不安」。
- 出世できなくなるから
- 家族を養えなくなるから
- もう少しだけ頑張れるから
わかる……わかるんだけども。
これでぼくは倒れました。
上のツイートのとき転職活動に踏み切ってたら、長い闘病生活にならずに済んだのかもしれません。
身体を守るためには、時に何もかもを捨てる覚悟を。
かつてぼく自身が失敗したからこそ、声を大にして言いたいです。
心が壊れるとどうなる?よくあるQ&A
最後になりますが、心が壊れるとどうなるか気になる人から良く聞かれる質問をまとめました。
さらに詳しく知りたい場合は、リンクの記事もご覧ください。
まとめ:心が壊れる前に早めの対策を
この記事では、心が壊れるとどうなるかについて、経験談を交えながら解説しました。
お分かりいただけたように、心が壊れるとかなりしんどいです。
- 数年にわたる闘病生活
- 働けない罪悪感
- 家族や周囲から理解されない瞬間
- 書類すら通らない転職活動
これらに加えて「再発しやすい」のもうつ病の特徴。
このことから、応募企業からリスクに思われて落とされるし、せっかく社会復帰しても再発への不安はつきまといます。
(なんなら、ぼくもときどきあります)
だからこそ、重くなる前に早めに対策してほしい!
そして、今は問題ないという人にも、同じ苦しみを味わってほしくない!
そう思って、この記事を書かせていただきました。
未然に防げるに越したことはない。心からそう思っています。
とはいえ、
話せる人もいないし、どうしたらいいのかわからない……
と悩む人もいるでしょう。
そんなあなたへ。「筆者じんとのオンライン相談」で話してみませんか。
- 一緒に状況や考えを整理することで、気持ちが軽くなる
- これまで100人以上の悩みを解決し、94.1%の方が満足
- 「転職するべきかどうか」の悩みも多数解決
詳しく気になった方は、下のページからチェックして見てくださいね!
あなたからの相談をお待ちしてます!
\そのモヤモヤ、スッキリに変えます/
この記事が、仕事でしんどいと悩むあなたにとって、少しでも励みになれば嬉しいです。
最後になりますが……。
今日も1日、生きててえらい!
(このブログの合言葉です)