- 機械設計は未経験だと難しいの?
- 転職を成功させるコツはないの?
こんな疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、未経験だと全くダメというわけではありません。
この記事で紹介する3つのコツを押さえれば、十分チャレンジできます。
とはいえ、最初はたしかに難しいことの連続でした。
この記事を書いているぼくは、新卒で機械設計に携わった経験があります。
しかし、最初は部品の名前を覚えるだけでも一苦労しました……。
この記事では、機械設計は未経験でも難しくない理由と転職成功のコツを経験者目線で紹介します。
最後まで読むと、機械設計の仕事が「思ったより難しくない」と思えますよ!
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機械設計が未経験でも難しいといえない理由
機械設計が未経験でも難しいといえない理由は、以下の3つです。
- 簡単なことから任される
- 既存の製品に基づいて設計する
- 大手だと分業化が進んでいる
①:簡単なことから任される
1つ目は「簡単なことから任される」ことです。
多くの企業では、製図で使うCADの講習や技術的な知識を得る「eラーニング」といったような教育制度が導入されています。
このような会社では教育カリキュラムも充実していることも多く、機械設計エンジニアとして順序良くステップアップできるでしょう。
ちなみに、ぼくが新入社員のころに初めてやった業務が「設変(設計変更)」。
製品の不具合や生産性などの事情で図面を一部変更する仕事で、初心者でも取り組みやすい業務だったと今になって思います。
②:既存の製品に基づいて設計する
2つ目は「既存の製品に基づいて設計する」ことです。
ぼくも新入社員のころ驚きましたが、設計といってもイチから作るわけではありません。
というのも、すでに世に出ている製品に基づいて寸法や強度を決める、「類似設計」がほとんどだから。
そのため「初心者でも設計者としてイチから作れるか不安」という人でも安心して働けるでしょう。
とはいえ全てパクリというわけではなく、顧客の要求を製品に織り込むことが求められます。
ある程度経験を積めば、顧客のスペックを満たすための材質や寸法、形状を決める「検討業務」も任されるようになり、ものづくりが好きな人はやりがいを感じられるはずです。
③:大手だと分業化が進んでいる
3つ目は「大手だと分業化が進んでいる」こと。
ぼくは元々大企業に勤めてましたが、入社前後でギャップを感じたことの1つです。
製品の評価や解析、製造に必要な部品の設計、ときにはCADでの製図業務まで他の部署の人にお願いしていました。
特に「設計=図面を描く仕事」と思っていたぼくは、CADオペレーターに製図をお願いすることになるとは想像もつかなかったです。
とはいえ、裏を返せば「設計業務の勉強に集中できて早く一人前になれる」といえます。
機械設計は覚えることが本当に多いですからね。
未経験者が機械設計への転職を成功させる3つのコツ
とはいえ、「機械設計のような専門職への、未経験転職は難しいのでは?」と感じる人もいるでしょう。
実は、コツさえつかめば、機械設計への転職は難しくありません。
実際、転職エージェントでおなじみのdoda
国内メーカーの主要産業である自動車や製造装置などの需要が堅調である一方で、少子高齢化による労働力不足の影響や、団塊ジュニア層の引退などの影響で、メーカーでは全体的に人手不足になるため、アウトソーシング(特定技術者派遣)企業への需要が高まります。それに伴い、若手や未経験者の採用ニーズも高水準になることが予測されます。
引用元:doda「転職市場予測2023上半期電気・機械(エンジニア)の転職市場動向」
とはいえ、何もせずに選考に臨むと落とされてしまう可能性が高いです。
悲しい事態を防ぐためにも、今から紹介する3つのコツを押さえてくださいね!
コツ①:関連業務の経験があるか考える
まずは「関連業務の経験があるか考える」ところからです。
というのも、専門職の機械設計は「機械やCADに関する知識やスキルがゼロ」という状態だと難しいから。
例えば文系大学の出身で、保険の営業から機械設計エンジニアへ転職というのはほぼほぼ不可能に近いでしょう。
とはいえ、機械やCADに関連した職種であれば、未経験転職は十分可能。
具体的には、以下のような職種です。
- 機械メーカーの企画職
- セールスエンジニア(技術営業)
- ITエンジニア(IoT、AI関連)
- CADオペレーター
ただし、工学部出身の第二新卒であれば無関係の仕事から転職できるチャンスありです。
そのため、「機械設計に興味があったのに違う部署に配属された……」という人は早めの転職をおすすめします。
コツ②:機械設計で必要なスキルを把握する
続いて、機械設計で必要なスキルを把握しましょう。
CADや4力学(材料力学・流体力学・熱力学・機械力学)のスキルを活かした経験がない人がほとんどですよね。
そんなあなたには、機械設計に必要な「ポータブルスキル(職種が変わっても持ち運べる能力)」を知って、アピールすることがおすすめ。
実際に機械設計の仕事で働いていて、必要だと感じたのは以下の3つでした。
- 粘り強さ
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
なかでも「コミュニケーション能力」は、ないと正直厳しいです。
機械設計の仕事は、顧客や他部署との折衝業務が多く、特に上の立場になるほどその割合は大きくなります。
そんなときに相手の考えを汲み取りながら、自分の意見を相手に正確に伝えるスキルがなければ仕事が思うように進みませんからね。
よって、多くの人を巻き込んだ経験や、営業に携わった経験などあれば積極的にアピールしましょう。
コツ③:転職エージェントからサポートを受ける
最後に、転職エージェントからのサポートを受けましょう。
未経験転職は一般的な転職よりも難しいため、志望動機や職務経歴書をうまく書くことが重要です。
具体的には
- なぜ機械設計エンジニアで働きたいのか
- そのなかでも、なぜこの会社なのか
- 機械設計エンジニアの仕事が本当に合っているのか
といったことが書類選考や面接で伝わらなければ転職は失敗しやすいでしょう。
しかし転職エージェントに登録すると、コンサルタントからの求人紹介はもちろん、履歴書や職務経歴書のアドバイス・添削までサポート。
機械設計エンジニアに必要なスキルや活かした経験を正しく使うことで、内定がグッと近づきますよ!
特に、マイナビエージェントはメーカーや20代に特化したサービスを展開しているのもあり、未経験採用の機械設計エンジニアの求人をたくさん扱っています。
評判やサービスの特徴を詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてくださいね!
まとめ:機械設計は未経験でも難しいわけじゃない
この記事では、機械設計は未経験でも難しいといえない理由と、転職成功のコツを紹介しました。
機械設計が未経験でも難しいといえない理由
- 簡単なことから任される
- 既存の製品に基づいて設計する
- 大手だと分業化が進んでいる
未経験者が機械設計への転職を成功させる3つのコツ
- 関連業務の経験があるか考える
- 機械設計で必要なスキルを把握する
- 転職エージェントからサポートを受ける
機械設計は未経験でも、難しくて歯が立たないわけではありません。
特に、教育制度の充実している会社を選ぶと、順序よくステップアップできるのでおすすめです。
また、機械設計への未経験転職は、コツさえつかめば十分可能。
特に技術営業などの関連業務に携わった人や、工学部出身の第二新卒は有利といえますね。
そして、転職成功にグッと近づくためには、職務経歴書や履歴書を添削してもらえる転職エージェントの利用がおすすめ。
なかでもマイナビエージェントはメーカーや20代の転職支援を得意としているので、どのサービスにするか迷った人はぜひ候補に入れてくださいね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!