窓際族はうつ病になりやすい、と聞くと意外かもしれません。
それもそのはず。
20代や30代で「大した仕事をせずとも高給がもらえる窓際族が勝ち組」と、窓際族に憧れる人も多いから。
ぼくが大手企業に勤めていた頃も、同期何人かが言っていました。
しかし、「1度窓際族になると這い上がるのが厳しい」という落とし穴があります。
なかには、窓際族をきっかけにうつ病を患う人も。
そんなうつ病と窓際族の関係について、この記事で一緒に見ていきましょう!
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窓際族がうつ病になりやすい理由
窓際族がうつ病になりやすい理由は以下の3つです。
- 定時間が暇すぎて長く感じる
- 自分に存在価値を見出せなくなる
- 周囲からの冷たい視線により、会社に居づらくなる
理由①:定時間が暇すぎて長く感じる
1つ目は「定時間が暇すぎて長く感じること」です。
意外かもしれませんが、暇すぎるのも地獄なんですよね。
同じ8時間でも自宅にいた場合はゲームや読書などをして過ごすことができるでしょう。
しかし、会社での8時間は自宅と違って「制約付きの8時間」です。
会社の中ではゲーム(据え置き)や読書はできませんし、かといってネットサーフィンをするにも会社の情報システムに履歴が残るため、難しいでしょう。
週に5日、給料と引き換えに無限に長く感じる時間を過ごすとなると、だんだん精神的にきつくなってきます。
理由②:自分に存在価値を見出せなくなる
2つ目は「自分に存在価値を見出せなくなる」ことです。
大小の違いはあれど、誰かから必要とされていることは、幸せに生きるうえでとても大切。
有名な説に「マズローの欲求5段階」というものがありますが、仕事に対する満足感を良く表しているな、と思います。
「人間の欲求は以下5段階がピラミッド状に成り立っている」という説のことです。
- 生理的欲求(食欲、睡眠欲、性欲)
- 安全の欲求(衣食住の安定)
- 社会的欲求(家族、会社などのコミュニティに所属)
- 承認欲求(誰かから認められたい)
- 自己実現(能力を最大限に発揮したい)
窓際族は真ん中まで満たしています(3も怪しいですが)。
とはいえ、4の承認欲求がどうあがいても満たされないので
自分は存在していていいのだろうか……
と考えるように。
そんな毎日を過ごすうちに、うつ病を患うリスクは上がっていきます。
理由③:周囲からの冷たい視線により、会社に居づらくなる
3つ目は「会社に居づらくなること」です。
大事な会議にも呼ばれず。仕事も任されず
パソコンの画面はエクセルではなくヤフーニュース。
そんな窓際族は、他の社員から見ても「異質の存在」。
しまいには「給料泥棒」と陰で悪口を言われてしまいます。
自分の存在を押し殺して生きていく窓際族は、非窓際族と違った意味で会社に行くことが苦痛になってくるでしょう。
ところで、窓際族によりうつ病になるケースは「40代後半~50代」が多いです。
しかし、若くして窓際族になってしまうケースもあるのが、この世の怖いところです。
うつ病により窓際族にされるパターンも
実は、窓際族がうつ病になるパターンだけでなく、うつ病により窓際族になるパターンもあります。
具体的には以下のような状況で、20代・30代でも十分あり得る話です。
- 会社がメンタルヘルスを理解していない
- うつ病の社員を辞めさせたい
加えて、窓際族になったことによる罪悪感、不安感からうつ病が再発することも。
このような状況が続くと今後のキャリアに大きく響くので、注意が必要です。
窓際族はうつ病になる前に転職しよう
40代~50代は幹部候補の募集が多いため、窓際族からうつ病になった方にとっては難しいかもしれませんが……。
20代、30代でうつ病などの精神疾患により窓際族になっている方は、転職することをおすすめします。
その理由は以下の3つ。
- 窓際族の期間、スキルやキャリアが止まってしまう
- 年齢が上がるごとに転職の難易度も上がる
- 環境を変えることで、仕事が充実し、うつ病も回復する
「一生、今の会社で窓際族で生きていくんだ!」と固い決意を持っている方は別ですが……。
そうでない方は環境を変えることで仕事や人生が充実するのではないでしょうか。
うつ病をよくするには「社会にいてもいいという安心感」も大切ですからね!
また、転職する際は「転職エージェント」の利用がおすすめ!
- 年収や経験・スキルに合った仕事など、客観的なアドバイスをもらえる
- 履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などで転職活動をサポート
- 入社日や年収といった条件面の交渉も代わりにしてくれる
数多くのサービスのなかから「うつ病の人におすすめしたい転職エージェント7社」をこちらの記事で詳しく紹介していますので、よかったら読んでみてください!
窓際族はうつ病と無縁じゃない!
本記事では、窓際族がうつ病になる理由と対策を紹介しました。
「会社のガン」とも言われることがある窓際族ですが、実は窓際族も己と毎日戦っています。
窓際族に憧れる気持ちもわかりますが、相当な覚悟が必要であることをお分かりいただければ嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
ではでは、今日も生きててえらい!
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