障害者雇用で働きたいんだけど、志望動機の書き方がわからない……。
「人事に刺さる志望動機」とまではいかなくても、「足切りされない」くらいにはしておきたいですよね。
そもそも、企業が志望動機を聞く理由は「なぜウチに応募したのか知りたい」から。
これは一般雇用でも同じですが、障害者雇用では特に「安心して長く働いてもらえるかどうか」を確認する意図があります。
この記事を書いた僕自身も、精神障害の当事者。
つらい思いをした経験をもとに、障害者雇用の転職エージェントや就労移行支援事業所に取材やインタビューを重ねてきました。
その過程で今回、障害者雇用の転職エージェント「dodaチャレンジ」の担当者に話をうかがったところ、「次の3つのステップに沿って書くのがおすすめ」とのことでした。
- 応募企業について感じた魅力
- どのようにして自分が貢献できるか
- 自分と応募企業とのつながり
これらについてはもちろん、記事の後半では、Webライターの僕が作った例文もあわせて紹介します。
障害者雇用での転職を前向きに進めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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障害者雇用の転職で志望動機を書く3つのステップ

早速ですが、障害者雇用で志望動機を書くときは、次の3つのステップに沿って考えるのがおすすめです。
- 応募企業について感じた魅力
- どのようにして自分が貢献できるか
- 自分と応募企業とのつながり
この3つを意識するだけで、「なんとなく応募しました」と思われず、面接官から「納得感のある志望動機」だと思ってもらえます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
応募企業について感じた魅力
面接官の「なぜうちに応募したのか」という疑問に答えるためにも、応募企業について感じた魅力を書くのが大切。
応募企業の公式サイトやリクルートページを見て、次のような部分をチェックしましょう。
- 経営理念やミッション
- 社員インタビューや働き方紹介
- 福利厚生や制度の特色
そのなかで、あなたが共感できるポイントがあれば書き出してみてください。
例えば……
- 業界トップクラスのシェアを誇る
- 一人ひとりが裁量を持って働けている
- 業務効率化を追求している
こうした「企業研究のひと手間」が、「この会社に入りたい」という気持ちの証拠になります。
ただし、この部分だけではアピールとしては不十分。
次に紹介する内容も忘れずに書きましょう。
どのようにして自分が貢献できるか
企業が人をひとり採用するのに、何十万ものコストをかけているケースも多いです。
だからこそ、「より活躍できる人」を採用したいと考えています。
そこで、次の2つが重なる部分を探し、志望動機に織り込みましょう。
- あなたの強みや経験
- 企業が求めるスキルや人物像
もし異業種への転職する場合は「これまでの仕事経験で活かせそうなスキル」に着目するとアピールがしやすいです。
【例】事務職の場合
- 休職するまで10年間、事務職で働いてきた
- 前職の資料作成で、WordやExcelを活用した経験がある
- 就労移行支援でパソコンスキルを学び、MOS資格も取得した
このように、「過去の経験 → 現在の努力 → 今後の貢献」をつなげて書くと、説得力が増します。
自分と応募企業でのつながり
そして、応募企業への説得力をさらにマシマシにする方法が「自分と応募企業とのつながりを伝える」ことです。
例えば……
- 御社の商品を小さい頃から愛用しています
- 最寄り駅で貴社の制服を着た清掃員を見て、私も同じようになりたいと思いました
- 企業理念の〇〇が、私が仕事で大切にしている価値観と似ています
関連性があると面接官に伝われば「適当に応募したのではなく、本当にウチに来たかったんだな」と前向きな印象を持ちます。
じんと「商品が好きです!」という思いは、他の候補者と差をつけやすいのでおすすめです。
とはいえ、以下のようなケースも多いもの。
- 正直、今まで知らない企業だった
- 商品を使ったこともない
そんなときは、「障害者雇用に特化した転職エージェント」からアドバイスを受けるのがおすすめ。
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障害者雇用の転職で志望動機に書かないほうがいい3つのこと


一方で、障害者雇用の転職において、志望動機に書かないほうがいいことも3つあります。
- どこにでも通じそうな志望動機
- 「学ばせていただく」などの表現
- 給料、福利厚生などの待遇面
どれも「悪気はないのに評価を下げてしまう」パターンです。
志望動機の印象を良くするために、ここでしっかり押さえておきましょう。
どこにでも通じそうな志望動機
「どの企業にでも当てはまりそうな志望動機」は避けましょう。
例えば「パソコンスキルを活かしたい」「人の役に立ちたい」といったものです。
しかしながら、「志望動機」だけは応募企業ごとに変えることを強くおすすめします。
というのも、履歴書を見た人や面接官から「ウチじゃなくてもいいんじゃないか」と思われるから。
先ほど紹介した3つのポイントを押さえながら、1社ずつ作成しましょう。
「学ばせていただく」などの表現
特に20代の人に多い「学ばせていただく」という表現にも気をつけましょう。
将来性を見込んだ採用とはいえ、「この人は受け身だ」と思われてしまうから。



謙虚さではなく「主体性がない」と感じて突っぱねられたりすることも……。
「会社は学校ではない」と受け取られてしまう可能性もあるため、次のような形に言い換えましょう。
- これまでの経験にこだわらず、積極的に吸収していきたい
- 〇〇のスキルを磨いて、貴社の□□に貢献したい
積極的な印象を持ってもらえるように意識すると、より良い志望動機になります。
給料、福利厚生などの待遇面
給料や福利厚生といった待遇面は、応募企業を決めるうえで大切なこと。
ですが、志望動機で待遇面を前に出すと「条件が悪くなれば辞めそう」と思われてしまいます。
待遇面ではなく、仕事内容や社風を志望理由として選びましょう。



もし待遇面以外に魅力を感じなければ、入ったあとにしんどい思いをするかも……
Webライターが考えた、障害者雇用の志望動機の例文【キャリアアドバイザー監修】


ここまで紹介したポイントを踏まえて、障害者雇用の志望動機の例文を4つ作成しました。
- 未経験の場合
- 経験者の場合
- 精神障害の場合
- 発達障害の場合
どの例も、dodaチャレンジのキャリアアドバイザーさんに監修のもとに作成しています。
ぜひ、あなた自身の経験や応募先企業に合わせて調整してみてください。
ここでは、「メーカーの営業事務への応募」を例として紹介します。
未経験の場合
まずは、未経験で事務職に応募する場合です。
私は小さい頃から貴社の製品を愛用しております。今回、貴社の営業事務の求人を拝見し、「より多くの人に製品の魅力を知ってもらえるサポートがしたい」と感じ、応募させていただきました。
これまで事務職の実務経験はございませんが、私は慎重な性格で、ミスなく仕事を進めることを得意としております。前職はスーパーでレジ業務を務めてきましたが、自分を過信せずに確認を徹底することで、最もミスが少ないスタッフとして店長からお褒めの言葉をいただいております。
貴社の営業事務は、日々多くの見積書や請求書を扱う仕事だと思います。そのため、正確性を重んじ、何事にも慎重に取り組む姿勢を活かしていきたいと考えております。
経験者の場合
続いて、事務職やオフィスワークを経験している人の場合です。
私は小さい頃から貴社の製品を愛用しております。今回、貴社の営業事務の求人を拝見し、「より多くの人に製品の魅力を知ってもらえるサポートがしたい」と感じ、応募させていただきました。
私は前職で10年間一般事務として働き、ファイリングや電話応対、データ入力などさまざまな業務を経験しました。自分を過信せずに確認を徹底することで、上司から「ミスが少なくて助かっている」と高く評価をいただけました。
御社の求人は営業事務ではございますが、見積書や請求書のファイリングや営業のアポイントなど、現職での経験を活かせる場面が多いかと存じます。
精神障害の場合
続いて、精神障害の人の例文を紹介します。
私は小さい頃から貴社の製品を愛用しております。今回、貴社の営業事務の求人を拝見し、「より多くの人に製品の魅力を知ってもらえるサポートがしたい」と感じ、応募させていただきました。
私は前職で営業を経験しており、見積書・請求書のファイリングやスライド作成を行なってくださる営業事務にとても助けられました。これまで営業で働いてきた経験を活かし、貴社の営業をサポートすることで売上に貢献できるよう尽力いたします。
一方で、疲れやすさがございます。もちろん私自身でも体調を安定させるために尽力しておりますが、万が一の体調不良時には、休憩を挟ませていただけますと幸いです。
志望動機は「前向きな印象」がカギ。配慮事項については、志望動機欄ではなく「履歴書の特記事項」や「私の障害について」に記載しても問題ありません。
発達障害の場合
最後に発達障害のケースとして、ASDの人を例にして紹介します。
私は小さい頃から貴社の製品を愛用しております。今回、貴社の営業事務の求人を拝見し、「より多くの人に製品の魅力を知ってもらえるサポートがしたい」と感じ、応募させていただきました。
私は前職で営業を経験しており、見積書・請求書のファイリングやスライド作成を行なってくださる営業事務にとても助けられました。これまで営業で働いてきた経験を活かし、貴社の営業をサポートすることで売上に貢献できるよう尽力いたします。
一方で、さまざまな業務を同時並行で行うことを苦手としています。とはいえ、メモを取りつつ、指示内容を確認させていただければ、業務を問題なく進めることができます。



発達障害(ASDなど)の方は、「苦手なこと」だけでなく、対処法や工夫もセットで伝えると好印象です。
ここまで紹介したいずれのケースでも、共通して心がけたいのは以下の2点。
- 応募先企業への共感を示す
- 自分の強みや特性が活かせるポイントを伝える
志望動機は、正解を探すものではなく、「あなたらしさ」と「働きやすさ」を両立するための自己紹介文です。
この記事を参考に、まずはあなただけなりの言葉でまとめてみてください。



書いてみて「難しい」「不安だ」と思ったら、転職エージェントのアドバイザーにチェックしてもらいましょう。
障害者雇用の志望動機とあわせてよくある質問


最後に、障害者雇用の志望動機とあわせてよくある、3つの質問に答えました。
まとめ:障害者雇用の志望動機のポイントを押さえて内定をゲットしよう


この記事では、障害者雇用の志望動機を書くステップと例文を紹介しました。
障害者雇用の転職で志望動機を書く3つのステップ
- 応募企業について感じた魅力
- どのようにして自分が貢献できるか
- 自分と応募企業とのつながり
障害者雇用の転職で志望動機に書かないほうがいい3つのこと
- どこにでも通じそうな志望動機
- 「学ばせていただく」などの表現
- 給料、福利厚生などの待遇面
志望動機は「なぜウチに応募したのか」という企業側の疑問に答えるもの。
「どのようにして貢献できるか」だけではなく「なぜこの企業なのか」という点を忘れずに書きましょう。
そうは言っても



何も浮かばないよ……
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!



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