うつ病の就労支援「atGPジョブトレ うつ症状コース」の体験談が知りたい人もいるのではないでしょうか。
それもそのはず。
ネット上に、atGPジョブトレ うつ症状コースの評判はほとんど書かれていません。
atGPジョブトレってどんなところ?
atGPジョブトレのプログラムってどんなん?
こんな疑問にお答えしたい!
ということで……。
今回は、うつ病当事者であるぼくが「atGPジョブトレ うつ症状コース」のプログラムを実際に体験してきました!
この記事を書いた人
\社会復帰を成功させたいならおすすめ/
そもそもatGPジョブトレって?
atGPジョブトレは、障害者の再就職を支援する「就労移行支援事業所」です。
就労移行支援事業所は一般企業への就職を目指す障害者が通う場所で、A型・B型と言われる「就労継続支援」とは異なります。
就労移行支援事業にもLITALICOワークスやミラトレなど複数ありますが……atGPジョブトレは、以下のように「症状別に5つのコースが用意されている」のが特徴です。
- うつ症状コース
- 発達障害コース
- 聴覚障害コース
- 統合失調症コース
- 難病コース
※各コースの詳細はコチラ→ atGPジョブトレ 公式サイト
今回、じんとが体験したのは「うつ症状コース」。
うつ症状コースは「うつ病からの社会復帰」に特化しており、じんとが普段発信している内容に似ていました。
そんな、うつ病からの社会復帰を成功させるには、以下のことが欠かせません。
- 生活リズムや体調の安定
- ストレスとの向き合い方
- 職場でのコミュニケーション
念のため補足ですが……。
「うつ病になる人は暗い」とかいう意味ではありません。
ここで言うコミュニケーションは
「職場の上司から受けたパワハラ」などのトラウマを取り除く
ということ。
ぼくも未だに思い出すことがありますし、「うつ病の人が乗り越えないといけない壁」ともいえます。
特に、「上司や同僚とのコミュニケーション=責められるもの」だと感じてしまう人も多いでしょう。
しかし、atGPジョブトレのプログラムはグループワークがメインなので、コミュニケーションをとりながら仕事を進めていく練習ができます!
そして、今回は「ストレスとの向き合い方」と「職場でのコミュニケーション」の両方を実践できる、「セルフマネジメント研修」を体験してきました!
atGPジョブトレのプログラムを体験してきた!
atGPジョブトレを体験しにじんとが向かったのは、大阪の中心地・梅田にある事業所。
撮影はできませんでしたが、大阪駅前第4ビルの23階にあるのでちょっとリーマン気分。
梅田のオフィスで働くとか憧れたなぁ……
まぁこんなんどうでもいいですね←
ということで本題の「セルフマネジメント研修」へ話を戻します。
セルフマネジメント研修は、全50回にわたるプログラム。
ストレスとの向き合い方はもちろんのこと、薬や病院との向き合い方、さらには睡眠対策まで……びっくりするほど幅広く学ぶことができます。
そして、特にatGPジョブトレがイチ押ししているプログラム「ストレスマネジメント」をじんとが体験!
70分の講義でしたが、あっという間すぎて正直15分くらいの感覚でした( ゚Д゚)
ストレスの原因はたくさんある
ストレスの原因って、あなたが想像している以上にたくさんあるんです。
- 物理的なもの:寒暖差、騒音
- 社会的なもの:経済状況、人間関係
- 科学的なもの:たばこのにおい
- 心理的なもの:不安、怒り
- 生理的なもの:疲労、不眠
……いや、めっちゃあるやん( ^ω^)・・・
それはさておき←
プログラムを通じて、実際に自分が感じやすいストレスの原因を書き出し、分類していきます。
そして、何人か通所者にも聞いてみましたが、以下のような「社会的なもの」が圧倒的多数。
じんともダントツで多かったです。
- 某ウイルスでの不況
- パワハラ上司
- 男らしさ、女らしさ
※あくまでほんの一部です。
なぜならうつ病の原因になるストレスは、「上司からのパワハラ」や「恋人からのモラハラ」といった対人関係がほとんどだから。
社会的な原因が多いのは自分だけじゃないんだ、と少しばかり安心しました。
他には、お金の不安や騒音、気圧の変化など。
ストレスの原因は、数えきれないほどあるんですよね。
ストレスを受けたらどう変わる?
次に、数多くのストレスを受けたときに、体調や行動がどう変わるかを学びます。
人それぞれですが、大きく分けると3種類。
- 身体:肩こりがひどい、異様にやせる
- 心:寂しい、イライラする
- 行動:ミスが増える、部屋が汚れる
特に、以下のように「行動」に変化のある人が多いです。
- 暴飲暴食
- 生活の乱れ
- 遅刻が増える
ぼくもうつ病で会社を休む前、かなり当てはまっていましたからね。
- 体重が54kgまで減る(身長は167cm)
- 晩御飯がビール3缶のみ
- 早起きが得意なのに起きられず寝坊
また、うつ病からの社会復帰するうえで、ストレスによる変化を知っておくことは欠かせません。
最近イライラすることが増えた
と感じたら
疲れてるサインだから今日は早く寝よう
というふうにできますよね。
このように、再発を防ぐためには「早めの対処」が大切。
atGPジョブトレでは、早めに対処するスキルを身につけるために、支援員に毎日の体調を報告するよう決まっています。
このとき「具体的に話すクセをつける」ことで、自分の体調の変化に気づけるようになるのはありがたいですね( ˘ω˘ )
ストレスをどう発散する?
最後に「ストレス発散」です。
ストレス発散、わかるわかる。居酒屋やカラオケに行くことでしょ(^ω^)ww
と思われた方が、6割ぐらいかなと。
しかし、このような発散の仕方は「一時的な発散」で、ストレスの本当の原因を無視しています。
そのために、またしばらくするとストレスが溜まる悪循環。
かといって
上司のパワハラの原因はなんだろう?
と何日も考えてたら、爆発してしまいます。
大切なのは「問題と向き合いつつ、息抜きもする」ということ。
実際に通所者が書いていて、いいなと思った例を紹介すると……
- ストレスの原因:ダイエットしたいのに食べ過ぎてしまう自分が嫌い
- 問題と向き合う行動:筋トレを毎日する
- 息抜き:1週間に1回は好きなものを食べる
いや、めっちゃわかりやすいし、理想的なバランスやん!!!
と一人で感動してましたw
そんなこんなで、70分のプログラムは終了です。
いや、あと3倍ぐらい聞きたい!!!←
atGPジョブトレを体験してみて
今回、じんとがatGPジョブトレを今回体験してみて感じたことは
「職場定着率(※)91%、納得の数字だわ!!」
です。
じんとが納得の数字だと感じた理由は、以下の通り。
- 生活リズムや体調の安定 → 事業所に通うことで自然とできる
- ストレスとの向き合い方 → プログラムを通して身につく
- 職場でのコミュニケーション → グループワークで実践できる
つまり、社会復帰してから感じるギャップが少ないんですよね。
障害や特性を理解してもらった上で働ける環境になったとしても、大なり小なりストレスはありますし、コミュニケーションはどんな仕事でもちょっとは必要。
かといって、スパルタのように厳しいわけではない「ちょうどよさ」が魅力だと、今回取材していて感じました。
じんとも、セルフマネジメント研修で気づかされたことも多かったですし、学校教育や新入社員研修で同じプログラムを取り入れても面白いんじゃないかと思います。
また、就労移行支援の中には
うちの会社で紹介した求人以外は応募できません!
というところもあります。
しかし、atGPジョブトレは、ハローワークやatGPエージェント以外の転職エージェントから紹介された求人を使って社会復帰をしても、何か言われるようなことはありません。
なかには、クローズで再就職した人というもいるほど。
- ある程度うつ病は回復したけど、ブランクが不安
- 社会復帰後に使える、実践的なプログラムを受けたい
- 障害者雇用か一般雇用か迷っている
こんな人には、atGPジョブトレが合うんじゃないかと思います。
しかし、全員が全員合うとは断言できません。
会社に特有の雰囲気があるように、事業所ごとに雰囲気やプログラムが違うから。
ただ、atGPジョブトレでは無料で「見学・個別相談会」を行っており、実際のプログラムの雰囲気がわかることからミスマッチを防げるので安心してくださいね!
百聞は一見にしかず。
この機会にぜひ、atGPジョブトレの見学を申込しませんか?
もしタイムスリップできるなら、ぼくも転職で250社落ちる前に申し込んだと思います(真剣)
\社会復帰を成功させたい方向け/
次回の就労支援シリーズは、気になる人も多いであろう「atGPジョブトレ通所者へのインタビュー」です!
うつ病からの社会復帰を目指している人のリアルな声をお届けしますので、お楽しみに(`・ω・´)
▼記事できました!
関連記事:精神疾患=就職できないをぶち壊せ!atGPジョブトレ通所者にインタビューしてきた!
改めて、今回はありがとうございました!!!(土下座)