- 残業しないと稼げない、ウチの職場っておかしい?
- 何かできることはあるのかな?
「生活残業」という言葉があるほど、お金のために残業している人は意外と多いもの。
とはいえ、結論を言いますと、残業しないと稼げない職場は以下の点でおかしいです。
- 長時間残業した人が評価される
- ムダな業務が多い
- 会社の利益率が低い
そして、長時間労働が続くと以下のようなリスクがあります。
- プライベートな時間が減る
- 目の前の仕事で精一杯になる
- 体調を崩す
なかでも「体調を崩す」というのが1番のバッドエンド。
僕も過去にうつ病になった経験があり、1年近く働けず絶望しました。
あなたがそうならないためにも、この記事で対処法とあわせて解説します。
最後まで読むと、いま自分にできることがわかりますよ。
残業しないと稼げない職場はおかしいといえる3つの理由
最初に紹介したように、残業しないと稼げない職場はおかしいといえる理由は以下の3つ。
- 長時間残業した人が評価される
- ムダな業務が多い
- 会社の利益率が低い
それぞれ詳しく紹介します。
理由①:長時間残業した人が評価される
残業しないと稼げない職場のほとんどが、長時間残業した人のほうが評価されるようになっています。
「アイツは残業するほど頑張っている」と上司が思うイメージですね。
このような職場だと、下のように思うのが自然だといえるでしょう。
定時であがれば給料は安いし、上司からも評価されない。それならダラダラ残業しよう。
余談ですが、僕も以前の会社にいたとき、上司から「2時間は残ってくれ」と言われました。
理由②:ムダな業務が多い
残業時間を増やすために、ムダな業務が多かったりします。
ムダだとわかっていても、「生活のために」と考えたら何も言えない。
そうして、何の利益にもならない業務が、そのまま何年も放置されがちです。
加えて、生産性を上げるツールやテクニックなど使わず、なるべく時間をかけて仕事をこなすもの。
次の章で紹介する「新しいスキルを身につける機会を失う」というリスクにも結びつきますね。
理由③:会社の利益率が低い
「残業しないと稼げない」という会社の多くは、利益率が低かったりします。
- 売り上げがあまりたっていない
- 薄利多売で利益が少ない
- お金が経営陣の私利私欲に使われている
利益がなければ、そのぶん社員の給料も少なくなるもの。
その結果「残業しないと生活できない」という事態におちいります。
残業代が利益を圧迫しているので、結果的にマイナスだと思いますが……
残業しないと稼げないおかしい職場に居続ける3つのリスク
続いて、残業しないと稼げないおかしい職場に居続ける3つのリスクについて紹介します。
- プライベートな時間が減る
- 目の前の仕事で精一杯になる
- 体調を崩す
リスク①:プライベートな時間が減る
職場にいる時間が増えると、必然的にプライベートな時間が減ります。
- 家族との時間
- 自分の好きなことをする時間
- リラックスして身体を労る時間
これらがなくなった結果、家族との仲が悪くなったり、好きなことをするために夜更かしをしたりなんてことをしがち。
加えて、疲れやストレスは溜まる一方なので、心身ともにしんどい思いをするでしょう。
下のイラストのような「リベンジ夜更かし」になりがち。
リスク②:目の前の仕事で精一杯になる
残業しないと稼げない職場だと、目の前の仕事で精一杯になります。
新しいスキルやツールについて学ぶ時間がなく、読書を通じて思考を深める余裕もありません。
その結果、今の会社以外でのキャリアアップが難しくなり、ますます自分を追い詰めてしまいます。
会社が倒産したときなんか路頭に迷いますね……。
リスク③:体調を崩す
1番気をつけたいリスクが、3つ目の「体調を崩す」こと。
特に多いのが、うつ病や適応障害などの「精神疾患」です。
長時間労働が続く日々というのは、想像以上に疲れるもの。
そのうえにストレスが溜まると「疲れているのに眠れない」なんて事態に……。
僕自身もうつ病で休職しましたが、1年近く働けずに絶望しました。
今は社会復帰できていますが、それでも以前より体力は落ち、雨の日は気圧で頭が痛くなります。
この記事を読んでいるあなたが、同じ思いをしてほしくない。
これが、僕から1番伝えたいメッセージです。
▼「倒れる寸前によくある行動」を紹介しました
残業しないと稼げない職場にいるあなたが今できる5つの対処法
残業しないと稼げない職場がおかしいのはわかった。
今できることってあるの?
そう思ったあなたに、5つの対処法をお届けします。
- 節約する
- 昇進を目指す【若手社員向け】
- 30分早く帰ってスキルアップする
- 副業を始める
- 転職活動をする
対処法①:節約する
多くの人が真っ先に思いつくであろう方法が「節約」です。
- 外食を減らして、自炊を増やす
- 格安スマホに変更する
- お金がかからない趣味に変える
これらを心がけることで、お金に少しゆとりができるでしょう。
とはいえ、以下の理由から、節約するという方法だけに頼るのを僕はおすすめしません。
- 頑張っても月に1万円ほどしか減らない
- 栄養バランスが偏るリスクがある
- やりたいことができないストレスでしんどくなる
そのため、無理のない節約を行なったうえで、2つ目以降の方法に進みましょう。
節約の度が過ぎると、電気をつけずお風呂に入らないなどの「セルフネグレクト」になりかねないですからね。
対処法②:昇進を目指す【若手社員向け】
もしあなたが入社して間もないのであれば、昇進を目指せないか考えましょう。
というのも、入社して間もない頃は、経験値の少なさゆえに給料が安いものだから。
自分が出世したときの年収をイメージしたり、上司の残業時間をチェックしたりしましょう。
上司はあなたの未来の姿。残業が多く、給料も上がらない場合は要注意。
対処法③:30分早く帰ってスキルアップする
いきなり残業をゼロにすると、生活的にしんどくなるかもしれません。
とはいえ、30分早く帰るくらいなら、そこまでの負担にならないのではないでしょうか。
そして、空いた30分を活用し、資格やスキルの勉強に励みましょう。
社内で評価されるのはもちろん、転職による給料アップも見えてきますよ。
ユーキャン
対処法④:副業を始める
上司も給料が安く、なおかつ残業も多い。
そんな状況であれば、副業を始めるのも1つの方法です。
「今の会社以外で収入がある」となれば、精神的なゆとりが生まれますからね。
このとき、シフト制ではなく空いた時間で自宅にて仕事を進められる「クラウドソーシングサイトの活用」がおすすめ。
まずは1つ登録して、どんな案件があるかチェックしてはいかがでしょうか。
就業規則で副業を禁止している企業もあるため、始める前に1度確認を。
対処法⑤:転職活動をする
ここまで紹介した4つが難しいのであれば、転職活動をしましょう。
今と似た業務内容でも、働く場所が変われば「残業が減って、給料が上がる」ということも意外と多いですから。
そうは言っても
生活には残業が必要だし、そんな余裕ないよ……
と思うかもしれません。
そんなあなたにおすすめしたいのが、転職エージェントの活用です。
- 転職サイトには掲載されていない求人(非公開求人)を紹介してもらえる
- 書類の添削や面接対策などのサポートを受けられる
- 無料で登録・利用できる
転職が成功しやすくなるのはもちろん、かける時間を大幅に減らすことができますよ!
そして、数多くある転職エージェントサービスのなかでも、僕が特におすすめしたいのは以下の3社。
サービス名 | ポイント |
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残業しないと稼げないのがおかしいと思う人からよくある質問
最後に、残業しないと稼げないのがおかしいと思う人からよくある質問にお答えします。
まとめ:残業しないと稼げないのがおかしいと感じるのは自然なこと
この記事では、残業しないと稼げないのはおかしい理由とリスク、対処法について解説しました。
残業しないと稼げない職場はおかしいといえる3つの理由
- 長時間残業した人が評価される
- ムダな業務が多い
- 会社の利益率が低い
残業しないと稼げないおかしい職場に居続ける3つのリスク
- プライベートな時間が減る
- 目の前の仕事で精一杯になる
- 体調を崩す
残業しないと稼げない職場にいるあなたが今できる5つの対処法
- 節約する
- 昇進を目指す【若手社員向け】
- 30分早く帰ってスキルアップする
- 副業を始める
- 転職活動をする
残業しないと稼げない職場に居続けるリスクは、意外と大きいものです。
状況が変わることを望めないのであれば、残業よりもスキルアップや副業、転職活動といった方法を考えましょう。
特に体調を崩すのだけは避けてほしいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!