選挙は引っ越したばかりだとできない。
こう聞くと驚くかもしれません。
この記事を書いているぼくは、2022年5月に引越しをしました。
もちろん記事を書いた時点で成人してますし、2022年7月の参議院議員選挙の投票所入場券が届かない……。
しかし、調べてみてわかりました。
「引っ越したばかりだと、住民票の3ヶ月要件に引っかかる」と。
とはいえ、投票を諦めるのはまだ早いです。
「前に住んでいた自治体での投票」「不在者投票」といった2つの方法がありますから。
そこでこの記事では、引っ越したばかりだと選挙の投票所案内が届かない「3ヶ月要件」と、その対策についてまとめました。
※本記事はあくまで個人の経験に基づいた備忘録です。選挙へ行くことを勧めるPRではございませんので、安心してお読みください。
選挙は引っ越したばかりだとできない?住民票の3ヶ月要件とは
最初に紹介したように、引っ越したばかりだと選挙に行けない可能性があります。
なぜなら、各自治体で選挙権がある人を登録する「選挙人名簿」は、住民票を移してから3ヶ月経たないと登録できないから。
これがいわゆる「住民票の3ヶ月要件」で、総務省の公式サイトにも以下のように書かれています。
選挙人名簿に登録されるのは、その市区町村に住所を持つ年齢満18歳以上の日本国民で、その住民票がつくられた日(他の市区町村からの転入者は転入届をした日)から引き続き3力月以上、その市区町村の住民基本台帳に記録されている人です。
引用元:総務省
つまり
- 18歳以上(成人)の日本国民
- 住民票が作られた日(転入届の提出)から3ヶ月が経っている
といった2つの条件があり、引越し直後は2つ目ではねられてしまいます。
とはいえ、18歳以上で以前住民票を持っている方は、今の住所宛に投票方法の案内が郵送で届きます。
ぼくも数日前にこの案内が届いて、驚きを隠せませんでした。
一方で、引越し後に「転入届」を役所に出していないとこの案内すら届きません。
(郵便局の転送を申し込みしていれば届く可能性あり)
もしまだできていない人は、早めに届け出ましょう。
引っ越したばかりでも選挙で投票する方法
とはいえ、引っ越したばかりでも選挙で投票する方法はあります。
以下の2つの方法について、詳しく紹介しますね。
- 前に住んでいた自治体で投票する
- 不在者投票を行う
①:前に住んでいた自治体で投票する
1つ目は「前に住んでいた自治体で投票する」ことです。
以前住んでいた場所が近かったり、帰省や仕事で行くことがあればそのときに投票しましょう。
選挙日当日だと以前の自宅近くの選挙会場になりますが、期日前投票であればどの期日前投票所でも対応できます。
ぼくも別件で以前住んでいた場所に行く用事があり、その時に出先の近くで投票しました。
また、期日前投票所で投票するには、住所や氏名、当日選挙に行けない理由などを記入する書類があります。
しかし、引越し直後に限っては「旧住所を書く必要がある」など少しややこしいです。
そのため、先ほど紹介した「投票方法の案内」を選挙会場の案内係に見せながら、どのように対応すればいいのか確認することをおすすめします。
とはいえ、「そもそもこの方法を行えるなら苦労しない」と思う人がほとんどのはず。
そう思った方は、次の方法を行いましょう。
②:不在者投票を行う
2つ目は「不在者投票を行う」ことです。
不在者投票とは「今住んでいる場所の近くの期日前投票所などで投票できる制度」のこと。
以前住んでいた場所にわざわざ出向かなくても、投票できるので便利ですね。
ただし、ぼくがこの方法を選ばなかったのは「手間がかかると感じた」から。
- 不在者投票の申請書をダウンロード
- 申請書を記入して郵送
- 投票用紙が自宅に郵送で届く
- 住んでいる自治体の期日前投票所で投票
ダウンロードに、郵送に……めんどくさいわ!!
ってなった人は自分だけじゃないと願いたい(笑)
一方、市区町村によってはマイナポータルでマイナンバーカードを使った「電子申請」もできます。
電子申請だとここまでの手間はかからないので、以前住んでいた市区町村が対応しているかどうか1度確認しましょう。
まとめ:選挙は引っ越したばかりだとイレギュラー
この記事では、引っ越したばかりの選挙における「住民票の3ヶ月要件」と投票する方法についてまとめました。
- 住民票を移してから3ヶ月間は「選挙人名簿」に登録されない
- ただし、転入届が済んでいたら投票方法の案内が届く
- 投票する方法は「前に住んでいた自治体での投票」「不在者投票」の2つがある
これまで何度か選挙に行っていますが、正直このケースは初めてだったので驚きです。
とはいえ、今後似たようなことがあるかもしれないと考え、備忘録がてら書かせていただきました。
最近引っ越した方はもちろん、そうでない方にとっても参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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※本記事はあくまで個人の経験に基づいた備忘録です。選挙へ行くことを勧めるPRではございませんのでご安心ください。