昨今「発達障害グレーゾーン」という言葉をネットの記事や、SNSなどで見ることが多いのではないでしょうか。
「発達障害グレーゾーン」とは、発達障害の症状が軽い人のこととは一概には言えません。
なぜなら、発達障害の診断までが下りるほどではないが、潮の満ち引きと同じように、ひどいときと軽いときで差があるためです。
そして「生きづらさ」を感じ、大人になってから二次症状が発生する可能性も大いにあります。
本記事では発達障害グレーゾーンの症状や生きづらさについて、発達障害グレーゾーンの私が解説します。
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発達障害グレーゾーン自体の症状
発達障害グレーゾーン自体の症状としては、幼少期ではわからないものです。
しかし「ちょっと変わった子」と言われる傾向が多いのではないでしょうか?
とはいえ「ちょっと変わった子」と周囲から言われただけでは、特に「病院に行った方がいいのでは!?」と考えないでしょう。
学生時代は「ちょっと変わった子」で済むかもしれません。
しかし、主に症状が顕在化するのは社会人になってからです。
発達障害グレーゾーンの二次症状
では、発達障害グレーゾーンを解決せず社会人になった場合、どのようなことになるのでしょうか。
結論から言いますと、適応障害やうつ病といった二次症状が出てきます。
理由としては、周囲とのコミュニケーションでズレが生じることにより職場内で仲間外れにされたり、仕事でミスを起こして上司の評価が下がったりすることで「生きづらさ」を感じるためです。
学生時代でしたら、コミュニティーを離れることで「生きづらさ」を回避することができました。
しかし、社会人になると簡単に属したコミュニティーから離れることが出来ません。
そのことから、仕事に加え職場に行くこと自体が辛くなり、適応障害やうつ病を患うケースが後を絶ちません。
一般的には社会人3~5年目でなるケースが多いでしょう。発達障害グレーゾーンの私も例外ではありませんでした。
発達障害グレーゾーンの症状による生きづらさ(実体験)
発達障害グレーゾーンの生きづらさとして、私の実体験を紹介していきます。
原点は幼少期
私は、幼少期に言葉を話すのが他人より遅く、自閉症(ASD)の疑いを持たれていました。
リハビリセンターに通った結果、なんとか回復し、今ではむしろ「うるさい」と言われるくらいに話すようにはなったのですが(笑)
それも親しい間柄だけでして、いじめられていたころの行動を振り返ると、自閉症だなぁと感じることがありました。
そして、高校時代から「生きづらさ」を感じていました。
生きづらさから解放されるために授業時間に変な作詞をしたり、小説を書いたり。
また、仮病を使って休んだこともあります(今だから言える)。
大学時代は回復したものの、社会人になってから生きづらさが一気に上昇しました。
かみ合わない社会人時代
社会人になってから、いろいろなことに悩まされました。
まず、コミュニケーションがかみ合わない。
かつてのパワハラ上司から言われたことは「俺アホやから、アホでもわかるように話して」とのこと。
いつもなるべくわかりやすい説明をする努力はしていたのですが、何回やってもうまくいきません。
次に、長所とも短所とも捉えられるので、一概に「悪い」とは言えませんが……「興味範囲が狭く深い」こと。
研究者で興味ある分野が仕事になった場合、長所として活かせるのですが……そうでないことが大半です。
そして、興味の差異から得意不得意が生じます。
不得意の部署に配属されるとミス→叱責→ミスの悪循環。
私にとってまさに、設計がまさに不得意の悪循環でした。
最後に「こだわりが強い」こと。
同期の8割がゴルフを始めたにもかかわらず、頑なに断り続けたのは「こだわり」を捨てきれなかったからでしょう。
そして、変な奴だと思われる。今となっては無理もないと思いますが(;´Д`)
実際にうつ病になってから自分の人生について考えた結果「生きづらさ」とは一生関わっていかないといけない、という結論に至りました。
生きづらさと共存しながら、何かを生み出す力と環境を少しづつ作っている……今まさにその過程にいます。
発達障害グレーゾーンの症状があっても、輝ける未来づくりを!
「発達障害グレーゾーン」は、症状が軽かったり、症状の波があったりすることから正式な認定が下りません。
このことから、「中間的立ち位置」で本当に辛いです。
また、今でも発達障害に対する抵抗が強く、親と教師の面談や成績表の備考欄で
「ちょっと変わった子」であることを知っても、病院に行かないのではないでしょうか。
しかし、お子様が将来的に苦しむことを考えると、子供の特性を理解して、サポートするのも親の役目の一つだと私は考えます(`・ω・´)
ひとりでも、生きづらさで悩む若者が減ることを願います!
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も皆さま生きててえらい!
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https://www.jibun-pock.com/entry/hattatsugray-shigoto