ADHD(注意欠陥・多動症)に代表される発達障害でもWebライターでやっていけるの?
こんな悩みを持つ人もいるのではないでしょうか。
結論から言いますと、Webライターはおすすめの仕事です。
実は、ぼくもASD(自閉スペクトラム症)のグレーゾーンですが、Webライターに転職してからかなり働きやすくなりましたから。
そんなぼくはもともと、機械設計エンジニアと新卒採用という全く畑違いの仕事をしていました。
そう考えると真逆の仕事ですが、フリーランス1年目にライター単独で月商20万円を超えたことがあるので、適性があったといえるでしょう。
本記事では、ADHDなどの発達障害に悩むあなたにWebライターがおすすめな理由と、現役フリーランスのぼくの経験談を紹介します。
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ADHDなど発達障害に悩む人へWebライターをおすすめしたい理由
ADHDなどの発達障害に悩む人にWebライターをおすすめしたい理由は以下の3つです。
- 仕事の内容や相手を選べる
- マルチタスクになりにくい
- 自分の個性を形にできる
詳しく見ていきましょう。
理由①:仕事の内容や相手を選べる
1つ目は「仕事の内容や相手を選べること」です。
発達障害に悩む人が仕事で1番しんどいと感じるのは、以下のような「対人関係」ではないでしょうか。
- 理不尽な上司や同僚
- 明らかに無意味な雑用や飲み会
- 空気を読むことを求める同調圧力
健常者でもしんどいと感じるかもしれませんが、発達障害が感じるハードルははるかに高め。
周りは10kgの荷物なのに、自分だけ30kgの荷物を運ばされているような感覚です。
かといって、全くコミュニケーションが取れないわけではないですし、むしろ「少人数のコミュニケーションは好き」という人はたくさんいます。
しかし、会社で大人数で仕事を進めるとなると、空気を読むことなどで疲れてしまい業務どころではありません。
一方、Webライターは1人でもくもくと進めることが多いです。
このことから、他の仕事と比べて人間関係のストレスがほとんどありません。
さらに在宅ライターだと、ZoomやSlackなどWeb上でのコミュニケーションが多いため、職場の物音やピリピリした雰囲気によるストレスを受けなくて済むのもメリット。
その結果、業務そのものに集中しやすく、ADHDの特性の1つ「ケアレスミス」を減らすことができるでしょう。
また、発達障害を持つ人の特性の1つに「好きなものや得意なことになると、他の人にはない強みを発揮すること」があります。
特に、クラウドワークスやランサーズで案件を選ぶ「副業ライター・フリーランスライター」だと、自分が興味のあるジャンルや得意な案件を選んで応募できます。
このことから「自分の得意を活かして質の高い記事を作れる」という強みにもなりますね!
理由②:マルチタスクになりにくい
2つ目は「マルチタスクになりにくい」ことです。
発達障害に悩む多くの人はマルチタスクが苦手。
ASDグレーゾーンのぼくも、例外ではありません。
また、ADHDの人はマルチタスクが得意なように感じますが、複数の仕事を同時に抱え込むとパニックを起こしてしまうことも多いと聞きます。
友人の1人は、「上司から『今日までにこれやって』と後出しで言われるとかなりテンパる」といっていました。
しかし、Webライターは基本的にモノタスクで、仕事内容もシンプル。
ある程度経験を積んだら業務の範囲は広がりますが、基本的には以下の仕事がほとんどです。
- リサーチ(検索上位のサイトなどを調べる)
- 執筆(文章を書く)
- 入稿(Webサイトに投稿する)
学生時代に論文を書いた経験がある人や、パソコンを使った業務にある程度慣れている人だと、すぐに覚えられるものばかり。
会社のマルチタスクと比べるとはるかに楽ですね。
一方、「やっぱり単純作業じゃないか」と思う人もいるでしょう。
しかし、そうじゃないからこそWebライターをおすすめしたいです。
理由③:個性を形にできる
3つ目は「個性を形にできる」ことです。
発達障害の人は「個性的だね」とよく言われますが、多くの日本企業では歓迎されません。
むしろ、以下のようにマイナスイメージを持たれます。
- 仕事の成果より協調性が大切
- 空気を読むのも1つの仕事
- 和を乱す人は仲間はずれにする
そして、パワハラや社内いじめの被害にあってしまう悲しい現実(´・ω・`)
しかし、Webライターの仕事ではその個性の強さが強みになります。
誰にでも書ける記事だと最後まで読まれにくいですし、読んだ人の心をつかめませんからね。
個性を強みに変えることができるし、働きやすい環境も得られる。
これが、ぼくがWebライターをおすすめする理由です。
ADHDなどの発達障害がWebライターで働きやすくなった話
とはいえ、「ADHDなどの発達障害だと、Webライターも厳しいんじゃないの?」と思う人もいるでしょう。
しかし、ぼくは
Webライターに転職すると、発達障害に悩む人のほとんどが働きやすくなる
と考えています。
実際、うつ病を経験した発達障害グレーゾーンのぼくも転職先が決まらず絶望していましたが、ふとしたきっかけでWebライターと出会い、社会復帰できました。
この章では、そんなぼくがWebライターとして社会復帰するまでの体験談を紹介しますね。
元は大手企業勤務
実はもともと、ぼくは大手企業勤務でした。
「超一流」とまでは言えませんが、野球場にも広告も出している会社で「安定している」といえるでしょう。
親戚たちは大喜びです。
しかし、ASDグレーゾーンのぼくと協調性が求められる「体育会系企業」の相性は最悪。
- 上司の言うことは、どんなことでも絶対
- 嫌いな仕事や残業も正義
- パワハラ、セクハラのまん延防止ができてない
- 雑務が多く、どうやってもマルチタスク
- 飲み会や接待への参加=出世
こんなことが当たり前になっている会社でした。
そして、社会人3年目に発達障害グレーゾーンの人にありがちな「二次障害」のうつ病を患います。
療養中に倒れた原因を考えたところ、働きづらい、生きづらいと感じていた自分の気持ちにフタをしていたことだと気づきました。
働き盛りの20代に、半年以上休職したときは本当につらかったですね。
絶望していたときに、Webライターと出会う
そんなぼくが、Webライターという仕事を知ったのはうつ病で休職しているときのこと。
趣味つながりの友人が、副業のWebライターとして働いていたのがきっかけでした。
友人は「恋愛・結婚」の記事を書いていて、企業から定期的に依頼が届いているとのこと。
聞いた当時は「サイトの記事書く仕事なんだ~」としか思ってませんでしたが……。
なぜかWebライターの仕事が、頭の片隅に残ってました。
そして、某ウイルス真っ盛りのなか転職活動をして、250社からお見送り。
社会不適合者だしニートになるしかない……
そう絶望していたある日、友人から聞いていたWebライターの話を思い出します。
「やってみてもいいかも」
今思えば、この行動力も発達障害の特性を生かした強みの1つだったかも知れません。
Webライターで才能開花
思い切った勢いでクラウドワークスに登録し、いくつかの案件に応募。
そのうち1件の受注が決まり、Webライターへの1歩目を踏み出しました。
そしてありがたいことに、クライアントさんがSkypeで添削してくれるとのことでしたので、お願いすることに。
この時に言われた一言が、ぼくの人生を大きく変えました。
正直、初めてとは思えないクオリティで驚きました。何かされてたんですか?
言われた当時は、思い当たる節がないと考えていましたが……。
掘り下げていくうちに、思い出しました。
16歳~20歳まで、毎日日記を書いていたことを。
高校は50分、大学は90分かけていた電車通学で暇つぶしに書き続けた日記。
このことをクライアントさんに話したところ……。
その変態的な継続力は、もはや才能の域ですよ!
まさに、ASD特有のこだわりの強さが「継続力」という強みに生まれ変わった瞬間でした。
そして、フリーランスのWebライターに転職という形で、某大手企業を退職。
ちょうど独立して1年の節目にはライターだけで月収20万円を達成し、諦めかけていた社会復帰に成功しました。
あのときWebライターに出会えてなかったら……。正直、考えただけでゾッとします。
まとめ:ADHDなど発達障害に悩む人にWebライターはおすすめ
この記事では、ADHDなど発達障害で悩む人にWebライターをおすすめする理由と、経験談を紹介しました。
以下の3つの理由から、ぜひWebライターを仕事選びの選択肢に入れてほしいです。
- 仕事の内容や相手を選べる
- マルチタスクになりにくい
- 自分の個性を形にできる
たしかに「Webライターになったら全くしんどくなくなる」といったような特効薬ではありません。
しかし、発達障害の特性である「マルチタスクの苦手さ」や「個性の強さ」に逆らって苦しむ時間と比べたらはるかに楽です!!
自分らしく働ける場所を選び、あなたの強みを出せる仕事。
それが、今までやったことなかった「Webライター」かもしれませんよ!
今、仕事や生きづらさに悩むあなたへ。
ぼくと同じように、Webライターへの1歩目を踏み出しませんか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!
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