2023年に誕生した、atGPジョブトレIT・Webのエンジニアコース。
どんなサービスなのか、気になる人もいるのではないでしょうか。
結論から言いますと、atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースは「プログラミング」が学べる就労移行支援で、以下のような人におすすめです。
- プログラミングと障害特性をバランスよく学びたい人
- 実践的なプログラムで学びたい人
- プログラマー、ITエンジニアとして社会復帰したい人
- 体調がある程度安定している人(週4以上で通所できるかが目安)
一方で、障害特性やコミュニケーションなどのプログラムが少ない点がデメリット。
とはいえ、WebデザイナーやITエンジニアで社会復帰したい人にとっては、「社会復帰のリハビリ」と「ITスキルの習得」の両立ができる「ありがたいサービス」です。
この記事では、精神障害当事者のぼくが、そんなatGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースの特徴とメリット・デメリット、おすすめの人を紹介します。
以前に取材させていただいたatGPジョブトレIT・Webのスタッフにお話しもうかがいましたので、気になった方はぜひ最後までお付き合いください!
(以前の記事はこちら)
\ITエンジニアで社会復帰/
※見学時のしつこい勧誘は一切ありません
atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースとは?
早速ですが、atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースについて表にまとめました。
運営会社 | 株式会社ゼネラルパートナーズ |
拠点 | ・渋谷 ・秋葉原 ・船橋(千葉) ・大宮(埼玉) ・心斎橋(大阪) |
主なプログラム | ・プログラミング言語習得(動画講義) ・実際の業務を想定したワーク ・ストレスマネジメント ・アンガーマネジメント ・ビジネススキル(報連相など) |
学べる言語 | ・PHP ・Java |
就職先の職種 | ・プログラマー ・インフラエンジニア |
公式サイト | https://www.atgp.jp/training_it/ |
そもそも、atGPジョブトレIT・Webとは、就労移行支援「atGPジョブトレ」が運営するIT系に特化したサービスです。
以前は「Webデザインコース」のみが用意されていましたが、2023年に新しく「ITエンジニアコース」が誕生しました。
そんなatGPジョブトレIT・Web エンジニアコースは、「『専門スキル』と『働き続けるスキル』をバランスよく身につける」をモットーにしています。
1週間の7割が「プログラミングスキルの習得」で、残りの3割で「障害特性」や「ビジネススキル」を学びます。
以前ぼくが行ったときも、みなさん黙々と作業されてました。
2024年2月現在、ITエンジニアコースで学べる言語は以下のいずれかです。
- PHP
- JavaScript
atGPジョブトレIT・Web エンジニアコースの5つの特徴
そんなatGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースの特徴は以下の5つです。
- 動画講座が無料で受け放題
- 実際の仕事を想定した課題
- 講師にいつでも質問できる環境
- 障害特性について学ぶプログラム
- atGPによる就職サポート
①:動画講座が無料で受け放題
atGPジョブトレIT・Webに通所すると、無料で動画講座を見ることができます。
具体的には「デジタルハリウッド」の動画講座で、初心者にもわかるように解説しているので、初学者でもすんなり理解できます。
YouTubeにあるサンプル動画見ましたが「続きが見たい……」と思いました!
サンプル動画はこちら
②:実際の仕事を想定したワーク
atGPジョブトレIT・Webのエンジニアコースは「実際の仕事を想定したワーク」が出されます。
atGPジョブトレIT・Web心斎橋の施設長も
グループで進めるプロジェクトワークが魅力
とおっしゃっていました。
具体的には……
- プロジェクトのメンバーとして工程(スケジュール)管理
- 実際にプログラムを組む
- 上司やプロジェクトメンバーとのコミュニケーション
もちろん最初から行うわけではなく、プログラムが書けるようになるところからスモールステップでワークに取り組めるので、安心してくださいね!
同じエンジニアコース同士だけではなく、「Webデザイナーコースの利用者」とも連携しながらプロジェクトを進めます。
就職後もこのような「他部署との連携」が欠かせないので、練習にもってこいでしょう。
③:講師にいつでも質問できる環境
プログラミングを学んでいると、どうしてもわからないところが出てくるでしょう。
そんなとき、atGPジョブトレIT・Webだと講師が常駐していて、すぐその場で疑問点を解消できます。
ぼくが取材に行ったときも講師の方がいて、利用者からの質問に答えていました。
特に最初の頃はわからないことだらけで、頭真っ白なりそうですからね。助かります。
④:障害特性について学ぶプログラム
ここまでプログラミングについて紹介しましたが、もちろん「障害特性」についても学べます。
具体的には……
- ストレスマネジメント
- アンガーマネジメント
- ビジネススキル(報連相など)
たしかに通常のatGPジョブトレに比べると学ぶ時間は少ないですが、基本的な部分は一通り押さえられるので就職するときに悩むことは少ないでしょう。
▼ストレスマネジメントプログラムについて、こちらで詳しく紹介しました!
⑤:atGPによる就職サポート
atGPによる就職サポートも、エンジニアコースの大きな特徴です。
というのもatGPジョブトレIT・Webの運営元である「株式会社ゼネラルパートナーズ」は、障害者雇用の支援サービスのパイオニアとして20年以上携わってきた実績があるから。
加えてatGPは、就労移行支援サービスはもちろん、転職エージェントも展開しています。
こうしたことから、atGPジョブトレIT・Webに通うことで以下のようなサポートを受けられます。
- 求人の紹介
- 応募書類の添削
- 模擬面接
- 入社後、最大3年半の就労サポート
うつ病などの社会復帰で最難関な「就職活動」で、ここまで手厚いサポートは本当にありがたいですね。
就職先についてスタッフに話をうかがったところ、「社内のシステム開発」が多いとのことです。
(SESやSIerは少なめ)
atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースに通うメリット・デメリット
続いて、atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースに通うメリットとデメリットを紹介します。
メリット
メリットは以下の5つです。
- プログラミングスキルが身に着く
- 社会復帰後のギャップが少ない
- わからないところをすぐに質問できる
- 障害特性の理解も同時に進められる
- 就職活動時にも手厚いサポートを受けられる
特に「社会復帰後のギャップが少ないこと」は1番のメリットだと、ぼくは感じています。
入社が決まってから新しい仕事に慣れるまでの間は、想像以上に体力を使うもの。
仕事は覚えなきゃだし、人間関係はイチからだし。そこに「今まで受けたプログラムと実際の仕事のギャップ」が加わるとかなりしんどくなるでしょう。
特に「精神障害からの社会復帰」の場合、再発する可能性もゼロとは言えません。
しかし、atGPジョブトレIT・Web エンジニアコースは実際の仕事に近いワークを行うので、「大まかな仕事の進め方」は同じです。
このギャップが少ないのは、かなりデカいと思います!
デメリット
一方で、デメリットも2つあります。
- 障害特性を学べる時間は少ない
- Java、Pythonなどの言語を学びたい人は相談する必要がある
特に、主に障害特性を学びたいという人から見ると、物足りないかもしれません。
というのも、エンジニアコースの1週間のプログラム構成は以下だからです。
- エンジニア関連のプログラム:7割
- 障害特性の理解、ストレスマネジメント:2割
- ビジネススキル:1割
「プログラミング言語以上に障害特性を学びたい!」という人がいたら、通常のatGPジョブトレに通所しましょう!
atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースがおすすめの人
以上を踏まえて、atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースは以下の人におすすめです。
- プログラミングと障害特性をバランスよく学びたい人
- 実践的なプログラムで学びたい人
- プログラマー、ITエンジニアとして社会復帰したい人
- 体調がある程度安定している人(週4以上で通所できるかが目安)
このような人は、ぜひ1度近くの事業所を見学しましょう。
もちろん、プログラミング未経験でも問題ありません!
【3分でできる】atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースの見学説明会予約方法
最後に、atGPジョブトレIT・Web エンジニアコースの見学説明会予約方法を紹介します。
3分でできますので、少しでも気になった人は早速申し込みましょう!
最初の「ご希望のコース」では「ITエンジニアコース」を選びましょう。
入力が終わったら「この内容で送信する」ボタンをタップしてください。
送信後、メールもしくは電話で連絡があります。
見学会の日程についてですので、早めに対応しましょう!
atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースでよくある質問
最後に、atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースについてよくある質問をまとめました。
まとめ
この記事では、atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコース
atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースの特徴
- 動画講座が無料で受け放題
- 実際の仕事を想定したワーク
- 講師にいつでも質問できる環境
- 障害特性について学ぶプログラム
- atGPによる就職サポート
atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースのメリット
- プログラミングスキルが身に着く
- 社会復帰後のギャップが少ない
- わからないところをすぐに質問できる
- 障害特性の理解も同時に進められる
- 就職活動時にも手厚いサポートを受けられる
atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースのデメリット
- 障害特性を学べる時間は少ない
- Java、Pythonなどの言語を学びたい人は相談する必要がある
atGPジョブトレIT・Web ITエンジニアコースがおすすめの人
- プログラミングと障害特性をバランスよく学びたい人
- 実践的なプログラムで学びたい人
- プログラマー、ITエンジニアとして社会復帰したい人
- 体調がある程度安定している人(週4以上で通所できるかが目安)
atGPジョブトレIT・Webのエンジニアコースは、プログラミングスキルが身につくだけでなく「実際の業務を想定したワーク」を受けられることが魅力です。
社会復帰した後のギャップに悩まされることなく働けると、転職によるストレスを減らすことができるので、再発に悩まされる可能性が低くなるでしょう。
「プログラミング言語より、障害特性やストレスマネジメントを学びたい」という人には物足りないかもしれませんが、この2つをバランスよく学びたい人にはピッタリの事業所です。
無料で見学できますので、少しでも気になった方はこの機会に申し込んではいかがでしょうか?
\実際の雰囲気を確かめよう/
※見学時のしつこい勧誘は一切ありません
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!