情報商材屋とは、ビジネスで情報発信をしていると出くわすもの。
僕は今の仕事内容の兼ね合いもあって、情報商材屋からセールスを受けることはありますし、逆に自分が思われることも。
「とんでもない風評被害だな」と思うときもありますが、事があるたびに
自分がほんまに今の仕事で、発信したいことって何だろう?
と考えさせられます。
本記事では、フリーランス4か月目(当時)のぼくが、情報商材屋について思うことと、葛藤したことを紹介します。
情報商材屋とは?彼らのすり寄り方を紹介
情報商材屋とはどういったものでしょうか。
たくさんの情報商材屋と出会う中で、以下の3つが「共通している特徴」があります。
- 最初は、意外と気さく
- 安心感を相手に持ってもらう
- ある程度仲良くなったら突然万単位の商材を売ってくる
※ぼくも30万円の商材売りつけられた経験あり
「新しい時代に、誰でも簡単に儲かる方法!初心者でも可能!」という内容だと、明らかに怪しいのでわかるでしょう。
一方で、よく間違えられるのは以下のようなもの。
ぼくも何度か言われて、悔しい思いをしました。
- メルマガ=怪しい
- ネットの副業=怪しい
- アフィリエイト=怪しい
- ノウハウを教える=怪しい
- LINE公式アカウント=怪しい
LINE公式アカウントに誘導することや広告費を払って宣伝することは、飲食店やアパレルショップでもあることですが……。
知名度がない一般人がネット上でやると、それだけで「怪しい」と言われるものです。
Youtuberやインスタグラマー、ブロガーなどのいわゆる「インフルエンサー」になれば、商品を紹介した動画や記事が見られますから。
話が少しそれましたね。
じゃあ、情報商材屋とは何が違うのかというと、
「マーケティング知識の使い方」
です。
お店やインフルエンサーで、正しいマーケティングや広報活動を行っている人は、知識を以下のように使っています。
(美容院をイメージすると1番分かりやすいかと)
- 初回は安くして、気に入ってもらったらまた来てもらおう
- お客様の悩みを解決して、満足してもらえる商品をおすすめしよう
- 自分の商品やサービスに満足してもらえるように、お客さんの評価や意見を聞こう
美容院に行っていちいち
「なんで初回だけ安いねん!しかも、興味ないのにマッサージとか炭酸シャンプー売ってくるし……ゴルァ!」
って言っていたら寿命が縮みますよね(笑)
気に入らないなら、別の美容院に行けばいい話です。
もちろん、人によってセールスのうまい下手はありますが……。
納得してサービスを利用したり購入したりできると、あなたも買ったことに満足できるのではないでしょうか。
しかし、情報商材屋と言われる人たちは「消費者の気持ちを抜きにした、知識単体」でお金を儲けようとします。
具体的には
- 情弱を集め
- 「情報商材=目に見えないもの」をいいことに
- 高額な商品を買わせて儲ける
といった「自分さえよければOK」ということ。
おまけに、価格や内容に納得いかなかったとしても「返金保証」はありませんし、ろくに対応もしてもらえません。
極端な話、無料で公開されている部分をかなり丁寧に書いて、有料部分になった瞬間「あ。」で終わるといったこともあります。
(さすがにここまで極端なのは見たことないですが……)
情報商材屋と言われない方法とは
情報商材屋と言われない方法とは、どういったものでしょうか?
というより、そもそもあるのでしょうか?
実は、あります。
フリーランスになってから色々な人を見てきましたが、真っ当なビジネスをしている人もいれば、詐欺師のような人もいました。
一括りにされがちな「情報商材屋」ですが、多くの人は真っ当なビジネスです。
じゃあ何が違うの?って話ですよね。
情報商材屋にないのは「誠実さ」です。
マリアナ海溝にでも沈めてきたのか!?と言いたいくらい、情報商材屋には「誠実さ」がありません。
とにかくカモを見つけて、詐欺のごとくすり寄り、高い情報商材を買わせて稼ぐ。
(というより、本買った方が安いよな、っていつも思う)
おばあちゃんに息子や娘と偽って
「事故にあった」と同情を誘って、
100万円を振り込む。
と考えると、「振り込め詐欺」と変わりませんね。
政治家でも、営業マンでも、エンジニアでも、フリーランスでも。
誠実さを失うことによって、ほんの一瞬だけ大金を得て、一生の信頼を失います。
不祥事が原因で、倒産した企業がいい例です。
長期的な目でみて、あなたはどうしたいですか?
ぼくは、「誠実な情報発信」を続けます。
▼情報発信を1年経験して感じたことを書きました。
関連記事:情報発信辞めたい……と思っていた時期が私にもありました
情報商材屋とは言われないようにしたい
情報商材屋とは言われないように、誠実さを忘れない発信を続けたい。
これがぼくのモットーです。
あまり知られていませんが、noteとBrainでいくつか有料の記事を販売しています(更新した2022年8月より、1年以上前の話ですが)。
数万円するものなど販売しているわけもなく、売上の多い以下の2記事も居酒屋1回分より安いです。
- マッチングアプリで「いいね」されるプロフィール文の書き方を、現役Webライターが解説
- Webライター初心者がたった半年で月10万売り上げた『フェーズ別戦略』
そして、納得感を持って買ってもらえることを常に意識しながら、無料部分も有料部分も書きました。
もちろん、返金保証もつけています。
正直、有料の記事を書いていた頃は、ぼく自身迷走していました。
自分を見つめ直し、ほんとうに伝えたいのは以下のようなことでした。
- パワハラやうつ病で苦しんだこと
- 自分自身が嫌いで悩んだこと
- 毒親育ち特有の苦しみを味わったこと
ブログやSNSはもちろんだけど、外出自粛がなくなったらリアルな場で伝えたい。
「つらい経験をこんなにポジティブにとらえ、面白いことをして生きている人もいるんだ」ということを伝えたい。
賛否両論はあると思いますが、弱みに付け込んで「人をだます」ことをしたくない。
むしろ、「人をだます」ような不誠実な仕事をするなら、何のためにフリーランスになったのかわからない。
そのためにも、ぼくは
生き様で発信する「体当たりストーリー」の覚悟
を決めています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も皆さま生きててえらい。
▼もし、共感できる方がいれば一緒に仕事しませんか?
関連記事:じんとへのお仕事依頼