社会人のツーブロックが多すぎる一方で、禁止する会社や学校もあります。
特に話題にのぼったのは、2020年7月に「都立高校の校則でツーブロック禁止」が波紋を呼んだこと。
さらに、2021年6月には三重県の県立高校で廃止したはずの「ツーブロック禁止の校則」に対し6高校で指導を継続していたと問題になりました。
また、髪型に限らず、日本人はルールやマナーに対する意識が高いこともあって「みな同じ格好」を好みがち。
例えば、校則で髪型を丸刈りに指定していたり、「就活ヘアー」と言われるように就活生が皆同じ髪型だったり……。
この記事を通じて、社会人の髪型にツーブロックが多すぎる理由や同じ髪型が増える背景について、一緒に考えていきましょう。
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社会人のツーブロックなど似た髪型が多すぎる理由
社会人のツーブロックなど、似た髪型が多すぎる理由は「無難で嫌われないようにしたいから」だと考えます。
「人は見た目が9割」と言われていることもあって
- 誠実で清潔に見られたい
- 上司に目くじらを立てられたくない
- マイナスからスタートしたくない
といったことを考えますよね。
(ショートの方が女子ウケがいいというのもありますが、ここでは割愛します)
特に、新入社員は周囲の反感を買わないように、配属が決まり落ち着くまで無難な髪型にする人も多いはず。
ぼくも例外なく、黒髪ショートでした。
とはいえ、よくよく考えてみてください。
学生のときは「丸刈り」の人もいれば、長髪で金髪の人もいるのに、社会人になるとなぜ同じような黒髪ショートになるのか謎ですよね。
「日本の電車が時刻表通りに来るのが当たり前」なように
「社会人たるもの黒髪ショートが当たり前」
という、一種の常識になっています。
特に「みんな同じ髪型」の代名詞は『就活生』ではないでしょうか。
2月末から夏場にかけて街中を歩くと、似たようなスーツを着て就活ヘアーにしている、説明会や面接帰りの学生をたくさんみかけますよね。
就活生に罪はありませんし、元々私が採用業務に携わってたのもあって「頑張ってほしいな!」と心から願っています。
一方で、そんな応援の気持ちと同時に、似たり寄ったりな人の多さに気持ち悪さを感じることも。
きっとぼくだけじゃないはず(と信じたい)。
社会人のツーブロックが多すぎる理由と禁止する会社について
無難にいきたいと考えた社会人男性が行きつく先は「ツーブロック」で、もはや多すぎるくらいです。
一方で、ツーブロックを禁止している会社もチラホラ見られました。
この章では、ツーブロックが多すぎる理由と、ツーブロックを禁止する会社について紹介します。
ツーブロックが多すぎる理由
ツーブロックが多すぎる理由は「さりげない個性を何とか出したいと考える人が多い」からです。
社会人は黒髪ショートが基本ですし、昔なら適当に切ってもらっただけでも気にしなかったでしょう。
しかし、20代男性を筆頭に、一昔前と比べてオシャレに気を配る男性が増えました。
また、
「みんな同じ」が嫌で「個性」を出したい、けど嫌われるのも怖い……
と考え、さりげなく個性を出せる「ツーブロック」にする人が多いでしょう。
もちろん「オシャレな感じが出て女性にモテる」ということもあると思います( ˘ω˘ )←
ツーブロックを禁止する会社も
一方、ツーブロックを禁止する会社もあります。
理由は「チャラチャラしてそう」「怖い印象を与える」など様々ですが、『職種や立場、業界の雰囲気に合わない』というのが1番です。
例えば、ホテルや金融は他の業界より「誠実さ」が求められるため、ツーブロックを避けたほうが無難でしょう。
ただし、年々価値観も変わってきていて、ツーブロックが認められるようにはなってきています。
もしこの記事を読んでいるあなたがこれから、就職や転職を経て新しい会社に入るなら、同僚や先輩の髪型を見ながら様子を見ることがおすすめ。
余談ですが、横から見て刈り上げ部分が大半を占めるなど「激しいツーブロック」は、業界問わず控えておいた方が無難でしょう。
たしかに激しいツーブロックでグラサンかけてたら怖いですからね……(;^ω^)
▼特に就活や転職活動で注意したい話
ツーブロックが多すぎる原点は学生時代
社会人のツーブロックが多すぎることについて紹介しましたが、同じ髪型が多いそもそもの原因は『学生時代』です。
この章では、ぼくが経験してきた中で「同じ髪型に疑問を持ったこと」2ケースを紹介します。
- 大阪の某男子校における、厳しい髪型指定
- 誰が誰だかわからない「量産型女子大生」
ケース①:大阪の某男子校における、厳しい髪型指定
まずは「高校での厳しい髪型指定」で、特に男子校に多いです。
例えば、大阪の某男子校は「髪型が〇〇ミリ以上だとその場で刈り上げられる」などかなり厳しいという話を友人から聞きました。
ぼくの高校も男子校でしたが、そこまでではなかったので良かったですが……(笑)
その男子校に通っていた塾の友達は、嫌でもみんな同じ髪型。
1番驚いたのは、学校近くの美容室に「〇〇(学校名)カット」というメニューが用意されていることでした。
その高校に通っていたぼくの友達は、全員別の大学に行って疎遠になってしまいましたが、卒業と同時に「うっぷんを晴らすかのように髪で遊んでたやろな」と思いますw
ケース②:誰が誰だかわからない「量産型女子大生」
次に、女性のケースを紹介しましょう。
女性の場合、女子校だからという髪型の指定は聞いたことはありません。
しかし、大学生になったとたんに「量産型女子大生」が急増します。
一時期、SNSやネットニュースで「女子大生のファッションが同じすぎて誰が誰だかわからない」と話題になってました。
たしかに同じ大学のキャンパスを歩いていた女子大生は、みな似たような服装や髪型です。
とはいえ完全に同じではなく、微妙に違ったりするので「個性を少しだけ出す」という面ではツーブロックの考え方に通じるものがあります。
また、外国人が日本の女子大生の集合写真を見て違和感を感じた、との声も。
個性は出したいけど「浮かないようにすることが1番大事」と日本人は考えるのかもしれませんね。
余談ですが、男子大学生も茶髪にデニムシャツ、チノパンが多すぎと話題になってました。(工学部はチェックシャツとジーンズ)
この2つのように「みんな一緒の中で、少しだけ個性を出したい」と考え、結果が『ツーブロックの多さ』ではないでしょうか。
まとめ:ツーブロックが多すぎるように社会人の髪型は不思議
本記事では、ツーブロックが多すぎる理由やツーブロック禁止の会社、同じ髪型の背景などを紹介しました。
社会人のツーブロックが多すぎる理由は「無難を求めつつさりげない個性を出したい」から。
ただし、会社や業界によってはツーブロックが禁止なこともあるので注意しましょう。
とはいえ、清潔感や第一印象は大事だとは思いますが、極端に不潔でなければもっと自由でいいのではないでしょうか。
「誠実で清潔な印象」を与えても、中身が不誠実な人も多いですからね。
さすがに「3日お風呂入ってなくて、ギトギトしていて臭い……」というのはダメですけど。
また、高校の校則でツーブロック禁止の理由が「事件に巻き込まれる」というのは、正直理解できません。
ツーブロックでもなくても事件に巻き込まれますし、それこそ「痴漢に巻き込まれるから、女子高生の制服にスカート禁止」と言っているようなものですし(;^ω^)
最後まで読んでくださりありがとうございました!
ではでは、みなさま生きててえらい!