医療事務の仕事内容ってきついし大変じゃない?
医療事務で採用決まったんだけど、続けられるのか不安。
医療事務に興味あるけど、やっぱりやめておこうかな……、
こんな悩みを持っている人も、多いのではないでしょうか。
結論から言いますと、医療事務の仕事内容はきついと感じることが多いです。
一方で、患者さんに直接感謝されることから、向いている人にとっては「やりがいのある仕事」と言えます。
この記事では、医療事務の仕事内容がきついと感じる理由とやりがい、向いている人を紹介します。
医療事務の仕事内容がきついし大変な理由
医療事務の仕事内容が、きついし大変な理由は以下の通り。
- 患者対応
- 院内の人間関係
- マルチタスク
- 継続的な学習
- 体調管理
1つずつ見ていきましょう。
理由①:患者対応
1つ目は「患者対応」です。
医療事務が他の事務と異なるのが「患者さんと接する機会が多い」こと。
- 受付業務
- 会計業務
- 電話対応
といったように「接客業の仕事」に近い仕事内容もたくさん。
優しい患者さんや、きさくな患者さんがほとんどですが……。
気難しい患者さんやクレーマーの相手もしなければいけません。
待ち時間が長いことの苦情を言われたり、中には退院手続きの精算時に費用でトラブルになることも。
接客のアルバイトをした経験がある人は、似たようなイメージを持っておくと良いでしょう。
理由②:院内の人間関係
2つ目は「院内の人間関係」です。
医療事務は仕事柄、はっきり意見を言う「気が強い人」が多いです。
気が強い人が苦手、という人はしんどい思いをするかもしれません。
なかには、医者や看護師など、他の職種の人から厳しく言われるケースもあります。
理由③:マルチタスク
3つ目が「マルチタスク」です。
医療事務では、先ほど紹介した接客以外にも、以下のような業務をこなさなければいけません。
- カルテ出し
- カルテ回し
- レセプト業務(健康保険の保険者への診療報酬請求)
- 書類作成
- 電話応対・担当への取り次ぎ
このように複数の仕事を同時に回さなければならず、マルチタスクが苦手な人にとっては「きつい」と感じるでしょう。
加えて、「正確さ」が求められるのも、医療事務が大変なポイント。
特に会計業務では、1つの入力ミスや計算ミスが命取り。
患者さんに迷惑をかけてしまい、クレームにつながることもあります。
会計業務がない日はほぼないため、神経を使う仕事に気疲れしてしまう人も多いですね。
理由④:継続的な学習
4つ目は「継続的な学習」です。
医療事務で活躍するためには
- 専門用語
- 定期的な制度の変更
- 幅広い範囲の知識
といったものが求められます。
例えば会計まわりだけでも
- 国民健康保険
- 社会保険の健康保険
- 難病指定保険
- 労災保険
- 自立支援制度
といったように、覚える範囲が広いです。
患者から制度について質問を受けることもあり、納得できるように答えるためにも理解を深めておかなければなりません。
ただ仕事をするだけではなく、自主的な学習が求められます。
理由⑤:体調管理
5つ目が「体調管理」です。
特に今のご時世は、感染症対策が他の人よりも重要です。
一緒に働く人たちが迷惑になるだけではなく、体力や免疫力の落ちている患者さんに移ってしまいますと、重症化してしまう可能性も否定できません。
「社会人は身体が資本」と言いますが、人一倍自己管理に気を遣う必要があります。
また、強い感染力を持った病気の疑いがある場合は隔離させるなど、患者さんの体調も気づかわなければいけまません。
医療事務の仕事内容はきついし大変だけどやりがいがある
医療事務の仕事内容は、きついし大変そう。やめておこう。
こう思う人もいるかもしれません。
しかし、医療事務の仕事は、その分やりがいも多いです。
特に、患者さんやその家族に感謝された瞬間は何よりもうれしいもの。
人の役に立った実感や、社会貢献できているという喜びをダイレクトに感じられるのも、普段のきつい仕事を乗り越えたからこそです。
他にも、医療事務で働くことで、以下のようなメリットがあります。
- 薬や保険などの知識が増える
- マルチタスクをこなす力がつく
- 日曜日はほぼ確実に休み
- 育児と両立しやすい
- 職場復帰や転職がしやすい
特に、薬や保険の知識は、自分や家族の事故や病気のときに大いに役立ちます。
「いざという時に知識を活かせた」となれば、なおさらやりがいを感じるでしょう。
きついし大変な医療事務の仕事内容が向いている人・そうでない人
ここまで紹介したように、きついし大変なだけどやりがいも多い医療事務の仕事内容。
最後に向いている人と向いていない人をそれぞれ紹介します。
向いている人
以下のような人は、医療事務の仕事が向いています。
- 勉強熱心な人
- 数字に抵抗がない人
- 人にやさしくできる人
- 臨機応変な対応ができる人
- 基本的なパソコン操作ができる人
①:勉強熱心な人
1つ目は「勉強熱心な人」です。
仕事の進め方はもちろん、専門用語や制度の変更、幅広い分野への理解が求められます。
そのため、真面目で勉強熱心な人にとっては、日々新しい知識を得られる「面白味のある仕事」だといえるでしょう。
②:数字に抵抗がない人
2つ目は「数字に抵抗がない人」です。
レセプト業務や日々の会計業務では、細かい数字と向き合わなければなりません。
そのため、「数字を見ただけでアレルギーを起こす」というタイプの人だと、医療事務の仕事は厳しいでしょう。
また、ミスなく正確に計算する力も求められることから、細かい作業が得意な「几帳面な人」も向いているといえますね。
③:人にやさしくできる人
3つ目は「人にやさしくできる人」で、意外と重要です。
体調が悪いときは、普段以上に不安を感じやすいもの。
そんなときに優しく対応してもらえたら、安心して受診できますよね。
医療事務は受付業務も大切な仕事で、「病院の玄関口」といっても過言ではありません。
このことから、細やかな気配りができる人も医療事務に向いているといえるでしょう。
④:臨機応変な対応が得意な人
4つ目は「臨機応変な対応が得意な人」です。
最初に紹介したように、医療事務の仕事内容は幅広く、マルチタスクを処理する力が求められます。
飛び入りで仕事が入ったり、突然のトラブルがおこったりしても冷静に対応できる人は、医療事務の仕事が合っているといえるでしょう。
また、緊急処置が必要な人や外国人など、患者さんの状況や属性も幅広いです。
そのため、「一人ひとりにふさわしい対応ができる力」も求められます。
⑤:基本的なパソコン操作ができる人
5つ目は「基本的なパソコン操作ができる人」です。
- 電子カルテの操作
- レセプトコンピューター
- 患者さんの個人情報管理
こういった仕事を、パソコンで行わなければなりません。
そのため、パソコンの基本的なスキルは、医療事務で働くためには必須と言えるでしょう。
「あまりパソコンが得意じゃないし、スキルが不安」というあなたは、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格を取りながら勉強するのがおすすめ。
特に、WordとExcelはよく使うので、基本的なスキルを身につけておきましょう。
MOSについては、【疑問】MOS資格とは?役に立たない?試験内容やおすすめの人を徹底解説の記事で詳しく解説していますので、よかったら読んでみてくださいね!
向いていない人
一方で、以下のような人は医療事務で働くと、しんどい思いをする可能性が高いです。
あなたが当てはまっていないか、確認しましょう。
- ミスしやすい人
- 臨機応変な対応が苦手な人
- コミュニケーションが苦手な人
まとめ:医療事務の仕事内容は、たしかにきついし大変だけど……
この記事では、医療事務の仕事内容がきつい理由とやりがい、向いている人・向いていない人について解説しました。
医療事務の仕事内容がきつい理由は、
- 患者対応
- 院内の人間関係
- マルチタスク
- 継続的な学習
- 体調管理
の5つでした。
とはいえ、しんどいぶんだけ感謝されたときの喜びも大きいです。
- 勉強熱心な人
- 数字に抵抗がない人
- 人にやさしくできる人
- 臨機応変な対応ができる人
- 基本的なパソコン操作ができる人
といった「医療事務に向いている人」にとっては、やりがいを感じやすい仕事だといえるでしょう。
一方で、採用されていきなり、膨大な知識や専門用語を覚えるのはしんどいもの。
可能な限り、事前に覚えておきたいですよね。
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この記事が、医療事務の仕事内容に興味を持ったあなたにとって、参考になれば幸いです。