思えば最近、こうしたブログを書いていなかった。
昔は「29年間悩んだウェイ系コンプレックス」や「大人の発達障害とわかって泣いた日」みたいな、想いをつづる記事を書いていた。
1年ぶりくらいだろうか。
X(Twitter)やインスタを見てくださっている方はご存知だと思うが、2023年7月に結婚した。
それ関係のバタバタもあったし、何より精神的に安定したのが大きいだろう。
ただ、そんな今日、久しぶりにグラッとするような出来事があった。
未来の自分が、過去の自分のように悩む人にとってヒントとなるよう、記録として残しておきたいと思う。
モンスター新人って自分なのか?
僕は新卒時代の会社で上司からパワハラ。
同僚にも合う人がおらず、ひとりで悩みを抱え、社会人3年目にうつ病で休職した。
パワハラ上司については
- ⚪︎⚪︎の下か、やばいな?
- いつもこんな感じにいじめられてるん?
- 2年目なのに「おっちゃん」って呼ばれてかわいそうやな……
と、今思えば周りにかなり心配されていた。
このとき、手を差し伸べてくれた人にSOSを出せていたら、今頃違った人生を送っていただろう。
「【ヤバい】パワハラする人に共通した特徴とは?彼らから身を守る方法を解説」の記事で書いたように、典型的なダブルバインド上司でもあった。
その一方で、自分が「モンスター新人」なんじゃないかと思う出来事があった。
- 研修で言われたように、わからなければ質問
- 「今お時間よろしいでしょうか」と毎回聞く
当時メイン業務と並行して行なっていた採用業務に苦言を言われたり(採用業務はかなりやりがいがあった)、残業中に個室で「やる気あんのか」と言われたりしたあたりから、おかしくなった。
「本当のことを、上司に言うと怒られる」
それが怖くなり「上司に怒られないための仕事」に変わった。
上司はサービス残業してたし、巻き込まれるのが怖かった。
不正しようとしてて、加担するのが嫌だったけど何も言えなかった。
(不正の件は上の人が止めてくれたけど……)
明らかにミスが増えたし、おならも臭くなった。
会社では、身を潜めるように過ごすようになった。
それでも「自分が無能だから」と思って、自分にムチをはたいて出社。
いつしか限界を迎え、気づけばうつ病で休職していた。
当然、上司はのうのうと仕事をしている。
「親のいい子」で「ダメな子」になることもある
順番は前後するが、僕はいわゆる「成績でしか評価しないタイプの毒親育ち」だった。
習い事も。
進路を選ぶときも。
もちろん就職先も。
「親が納得する」ことを優先して選んできた。
そして僕の親は、やたらと「協調性」を求めた。
サッカー部に入ったけど、サッカーはいまだに好きになれない。
けど、親に認めてほしいから「協調性のある人」を演じた。
発達障害界隈でよく言われる「擬態」ってやつ。
そのクセは、当然大人になっても抜けない。
自分の意見やこだわりを押し殺し、他人に合わせすぎる。
疲れていないように見えるけど、実はめっちゃ疲れてる。
そしてメンタルダウンしたときも、発達障害が発覚したときも。
親は一切認めたくないそぶりだった。
「自分に合った環境選び」が大切だと思う
そんな僕だが、今はフリーランスとしてブログやライティング、企業や個人のSNS運用サポートに携わっている。
この仕事に就いてから4年目。つまり、会社員より長く働けている。
再発せずに働けたのも「うつ病の時に、自分を徹底的に見つめ直したから」だと思う。
- 得意なことや苦手なことは何か
- 好きなこと、嫌いなことは何か
- 今までの人生で、どんなときに楽しかったか
これらを見つめ直したときに、高校1年生の時から5年間毎日書いた「ブログ」が出てきた。
あれほど生きづらかった4年前とは、違った生活をしている。
ようやく自分らしさを取り戻せた。
強みを活かして、感謝の言葉をいただける喜び。
会社員の頃なんかほとんどなかったし、これだけでも幸せなことなんだなって。
モンスター新人の話とはだいぶ離れてしまったけど、結局は「適材適所」だと思う。
そして、それを自分で見極めるのが大切なんだと思う。
就活生の時にできればいいけど、今からでも全然遅くない。
「自分らしく輝ける」人が、1人でも増えますように。
最後に、今日もみんな生きててえらい!