仕事の理不尽でもやもやする場面って多いですよね。
「明らかに間違っているのに……」と悩むものの、逆らって嫌われるのが怖い。
だから仕方なく受け入れ、家に帰ってから悔しさのあまりビールのプルタブを開ける人もいるでしょう。
この記事を書いたぼくも例外ではありません。
そして、理不尽な環境で我慢し続けた結果、社会人3年目にうつ病で休職しました。
ぼくが感じた理不尽なことは、以下の15個です。
とはいえ、これらには以下のような対処法があります。
- 言い返す
- 気分転換を図る
- 家族や友人に相談する
- 証拠を取っておく
- 上の立場の人に相談する
- 転職する
それぞれについてこの記事で詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
悩みを話せなくて困っているあなた、1度ぼくに話してみませんか?
- 主に「うつ病からの社会復帰」や「今の仕事でいいのか?」といった悩みを解決
- これまで130人以上の悩みを解決し、94.6%の方が満足
- 「メンタル心理カウンセラー」資格保持
\そのモヤモヤ、スッキリに変えます/
仕事の理不尽でもやもやする15の場面
先ほど紹介したように、仕事の理不尽でもやもやする瞬間は以下の通りです。
場面①:上司にこびを売らないと出世しない
日本企業あるあるですが、仕事の成果より「上司に気に入られるか」で出世するかが左右します。
もちろん、「仕事ができて好かれる」という人が大半ですが、「仕事は全然しないのにコネで出世」という人も一定数います。
こうしたタイプが出世するのを見て
俺の方がまじめに働いているのに……
と不満を感じるでしょう。
大企業や公務員に多い気がします。
場面②:上司のミスを押し付けられる
部下に自分のミスを押し付ける「残念な上司」も一定数います。
ミスを指摘しても開き直られるか「ごめんごめん」と軽くあしらわれてしまい、社会の理不尽さを感じるでしょう。
また、彼らは「部下の手柄を自分のものにする」という傾向が強く、一緒に働くだけでしんどい思いをします。
新卒時代のパワハラ上司がこのタイプでした。
場面③:ミスに気づいた人が本人より怒られる
ミスに気づいた人が、なぜか本人より怒られることがあります。
ミスをした人が上司や新人なら怒れないのはわかりますが……「気づいた人に怒る」というのはほんとやめてほしいですね。
「気づいてくれてありがとう」の一言だけでいいのに。
また、こうした状況が続くと「ミスに気づいても無視する」という風潮になり、不正行為や法律違反につながるかもしれません。
不正行為などで問題になる企業の多くが「ミスを隠ぺいする体質だった」ともいいますしね。
場面④:生産性をあげたら給料と評価が下がる
働き方改革が進む一方で、生産性を上げると給料と評価が下がることもあります。
- 残業が減ると、残業代がもらえなくなる
- 残業が減ると、「やる気がない」と思われる
このような状況が続くと
それならダラダラ残業しよう……
と感じてしまいますよね。
場面⑤:「残業するな」とだけ言われて疲れる
こちらも働き方改革関連ですね。
残業時間は減らしたいけど、繁忙期などでどうしても残業が必要なケースもあるでしょう。
しかし、このようなときでも
残業するな!
とだけ言われて、仕事量を調整してもらえません。
ぼくもうつ病で休職する2週間ほど前に、言われたことあります……。
場面⑥:研修に行くだけで上司から文句
実はぼくの経験談ですが、研修に行くだけで上司から文句を言われました。
- そんな研修行く意味あるんか?
- (参加必須の2年目研修なのに)行かんでいいやろ
- 戦力に入れていいかわからない
上司の気持ちがわからなくはないですが、部下に文句を言うのは理不尽だなと思います。
「人事に文句言ってくれ」と心の底から思いました。直接言えませんでしたが。
場面⑦:成果を出す同期とそうでない人で給料同じ
年功序列あるあるですが、成果を出している人とそうでない人、同期であればほとんど給料は同じです。
40代・50代になると役職手当があるか否かで変わりますが……20代なんかはほとんど変わりません。
それに、ひどいケースだと「仕事しない人の尻拭いをしても同じ給料しかもらえない」といったこともありますね。
場面⑧:タバコ休憩だけ許される風潮
最近では改善傾向にあるかもしれませんが、喫煙者だけ休憩が許される風潮は謎です。
喫煙者は喫煙室でスマホをいじってても怒られないのに、非喫煙者はお菓子を食べながら休憩してたら「サボってる」と言われる。
タバコを吸わないだけで理不尽な扱いを受けるのはつらいですよね……。
「サボりたいからタバコを吸い始めた」という知り合いもいるほど。
場面⑨:マニュアル通りに進めると怒られる
意外と多いのが「マニュアル通りに仕事を進めたら怒られる」こと。
たしかに、自分で仕事の進め方を工夫したり改善したりするのも大切です。
しかしながら、「守破離」と言われるように、「まずはマニュアル通りにできる」ということが大切ではないでしょうか。
マニュアルが「ただのホコリ被った本」になってるのはよくある話……。
場面⑩:意見がコロコロ変わる理不尽な上司
理不尽と感じる人が多いであろう、「意見がコロコロ変わる上司について」です。
このようなことをされて、苦しい思いをしたことはないでしょうか?
- 配属直後「わからないことは気軽に聞いてね」
- わからないことを質問したとき「自分で考えろ!」
- 考えて失敗したとき「なぜ聞かなかった!」
まさに「理不尽」という状況ですよね。
常に上司の顔色をうかがいながら仕事をするようになり、何のために仕事をしているのかわからなくなります。
ぼくが社会人3年目でうつ病になったきっかけでもあります。
▼専門用語で「ダブルバインド」といいます
場面⑪:何の意味があるのかわからない業務
「何の意味があるのかわからない業務」もあるのではないでしょうか。
特に新人のうちは「昔からのしきたりだから」という理由だけで、全く役に立たない雑務を任されることもあるでしょう。
たしかに「後から仕事の意味がわかるようになる」という意見も一理あると思います。
ですが、10年経っても意味がわからない業務の方が多い気がするんですよね。
その割に「生産性を上げろ」とか言われて困りますよね……
場面⑫:飲み会に来ないと出世できない
ここ数年で減ったとは思いますが、「飲み会に来ないと出世できない」といった職場は未だになくなりません。
「お酒が全く飲めない」という人でも会費は同じですし、同僚の悪口を聞くだけで3時間が過ぎ去ります。
「出世のため」と割り切ろうとしても「やっぱり理不尽だなぁ」と感じるのではないでしょうか。
▼特にやっかいなのは「接待が絡む飲み会」です。
場面⑬:コミュ力で評価される技術職
ITエンジニアやメーカーの設計職あるあるかもしれません。
「技術力よりコミュ力の方が評価される」ということが。
AさんとBさんの2人がいたとして、
- 2人とも技術レベルや経験年数はほぼ同じ
- Bさんの方がコミュ力が高い
といったとき、Bさんが評価されるのは納得できるでしょう。
一方で、よくあるのは以下のケースです。
- Aさん:コミュ力3、技術力7
- Bさん:コミュ力7、技術力3
→Bさんのほうが評価される
技術職なのに「口先の技術」ばかり求められるの、ほんと謎です。
場面⑭:うつ病や適応障害への偏見
うつ病や適応障害の理解は、最近でこそ少しずつ広まってきています。
一方で、以下のような言葉を本人に投げかけたり、陰口を言ったりする人もまだまだたくさん。
- うつ病になる方が悪い
- 心が弱い、甘え
- 気合で治せ!
パワハラしたり、同調圧力でいじめたりする人ほど、言っている傾向にあります……
▼当事者のぼくが「うつ病でつらいこと」をまとめました
場面⑮:部下にパワハラをしても降格されない
部下にパワハラをし、部下が体調を崩しても、上司が特に罰せられないのは本当に理不尽。
罰せられないから「倒れるほうが悪い」と思い、そして新しい部下にもパワハラをする。
そして、また部下がうつ病や適応障害で休職という悪循環が起こりがちです。
ぼくが休職したあとの後任者と会って話す機会がありましたが、顔がゲッソリしていて心配になりました……
Xで2万いいね超えの大共感
仕事の理不尽でもやもやしたときの対処法
一方、仕事の理不尽でもやもやしたときは、どのように対処すればいいのでしょうか。
以下の6つの方法について紹介します。
- 言い返す
- 気分転換を図る
- 家族や友人に相談する
- 証拠を取っておく
- 上の立場の人に相談する
- 転職する
対処法①:言い返す
理不尽な扱いをする上司だった場合、言い返してみるのも効果的です。
というのも、理不尽な上司は「この人なら逆らわないだろう」という人を選んでいるケースが多いからです。
言い返すことで「コイツはめんどくさいぞ」と思われたら、ターゲットを変えるかもしれません。
明らかに理不尽でおかしいときは、ぜひ言い返してみてください。
▼パワハラされやすい人の特徴を紹介しました
対処法②:気分転換を図る
ストレスが溜まった状態が続くと、うつ病や適応障害などで倒れるリスクが上がります。
そうなる前に日ごろから「ガス抜き」をしましょう。
気分転換についてはさまざまな意見がありますが、ぼくは「自分の好きなことをする」のが1番だと思います。
身体や心に良いからといって嫌いなことをやっても、かえってストレスが溜まるだけですしね……。
対処法③:家族や友人に相談する
会社で理不尽だと感じたときは、家族や友人といった「会社以外の人」に相談しましょう。
というのも、あなたが置かれた状況を客観的に見てくれるので、「おかしい」という確信が持てるからです。
加えて、同僚に相談するときと違い「職場に噂が流れて居心地が悪くなる」というリスクも減らすことができます。
職場以外で話せる人が1人いるだけで、かなり楽になりますよ!
ぼくも体調がおかしくなる前に「顔やつれてない?」と言ってくれる友人がいたら、休職までせずに済んだかもしれません。
対処法④:証拠を取っておく
ここからは以下のような「理不尽なパワハラ」を受けたときにできることです。
- 上司のミスを押し付けられる
- ミスに気づいた人が本人より怒られる
- あなたが何をやっても上司から怒られる
このような場合、パワハラを受けたという「証拠」を残しておきましょう。
というのも、パワハラ上司が降格されない理由は「証拠が少ない」ケースがほとんどだからです。
パワハラだと感じたときに、証拠を集めるのは、法的な解決のためです。
引用元:労働問題弁護士ガイド
つまり、労働審判や訴訟など、裁判所を利用した手続きで、有利に働くようにするのが目的。
証拠がなければ、少なくとも裁判所では、不利な判断をされてもしかたありません。
上の引用は裁判沙汰になったときの話ですが、上司や人事相手でも、証拠がなければパワハラとして取り扱うことがないので泣き寝入り。
悲しい事態を防ぐためにも、録音やメモなどで証拠を残しておきましょう。
対処法⑤:上の立場の人に相談する
パワハラを受けていることについて、上の立場の人に相談しましょう。
具体的には「上司の上司」や「人事」といったところでしょうか。
上の立場の人としても部下がうつ病で休職することは避けたいですから、配置換えや部署異動を考えてくれるかもしれません。
もちろん、普段から仕事をまじめにこなして信頼関係を築き、評価されていることが大前提です。
対処法⑥:転職する
ここまできてどうしようもなくなった場合は、体調を崩す前に転職しましょう。
というのも、うつ病や適応障害で休職してから転職活動をすると、驚くほど書類選考すら通らないからです。
ぼくも250社からお見送りされました……。
そうなる前に、今の職場から離れて自分の心を守りましょう!
そのうえで「本当に転職すべきか悩む」というあなたにおすすめしたいのが、「筆者じんとのオンライン相談」です。
- 一緒に状況や考えを整理することで、気持ちが軽くなる
- これまで130人以上の悩みを解決し、94.6%の方が満足
- 「転職するべきかどうか」の悩みも多数解決
興味がある方は、下のページをぜひご覧ください。
\そのモヤモヤ、スッキリに変えます/
おまけ:独立する
全員に当てはまるわけではないので「おまけ」とさせていただきましたが……。
理不尽がしんどいなら「独立する」のも1つの方法です。
というのも、ぼくは独立して4年が経ちますが、理不尽に苦しめられることが遥かに減ったからです。
おかげで以前より、楽しくストレスなく生きれてます!
加えて、今は以下のように、自分の「得意」を活かして働ける環境が整っています。
独立ならではの苦労ももちろんありますが、「理不尽が何よりもしんどい」という人は、まずは副業からチャレンジしましょう!
まとめ:仕事の理不尽でもやもやするのは、心が正常な証拠
この記事では、会社の理不尽でもやもやする15の場面と対処法について紹介しました。
会社の理不尽でもやもやする15の場面
- 上司にこびを売らないと出世しない
- 上司のミスを押し付けられる
- ミスに気づいた人が本人より怒られる
- 生産性をあげたら給料と評価が下がる
- 「残業するな」とだけ言われて疲れる
- 研修に行くだけで上司から文句
- 成果を出す同期とそうでない人で給料同じ
- タバコ休憩だけ許される風潮
- マニュアル通りに進めると怒られる
- 意見がコロコロ変わる上司
- 何の意味があるのかわからない業務
- 飲み会に来ないと出世できない
- コミュ力で評価される技術職
- うつ病や適応障害への偏見
- 部下にパワハラをしても降格されない
会社の理不尽にもやもやしたときの対処法
- 気分転換を図る
- 家族や友人に相談する
- 証拠を取っておく
- 上の立場の人に相談する
- 転職する
- (おまけ)独立する
会社の理不尽でもやもやする場面って、本当にたくさんありますよね……。
「それが社会だ」なんて言ってくる人もいますし……。
ただ、理不尽を無理に受け入れてぼくのように体調を崩したら元も子もありません。
特にうつ病や適応障害を患ってしまうと
理不尽に耐えられない自分は社会不適合者だ……
と自分を責めてしまいがち。
そうならないためにも、早めに対策を取ることをおすすめします!
理不尽に耐えて限界を迎えそうになったら「転職」もしくは「独立」も立派な方法です。
筆者じんとのオンライン相談でも話を聞きますので、興味のある方はぜひ!
\転職すべきか悩むあなたへ/
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!