就活生におすすめの資格ってあるの?
このように悩んでいる人も多いと思います。
以前、「新卒の就活で資格はいらないって本当?役に立つケースとあわせて紹介」の記事で「就活のために焦って資格を取る必要はない」と紹介しました。
とはいえ、資格はあるに越したことがなく、希望する業界や職種によっては他の候補者と差をつけられるかもしれません。
この記事では、採用業務経験者のぼくがおすすめしたい資格7つと、それぞれがおすすめの人を紹介します。
最後まで読むと、就活のためにどの資格を取るべきかがわかりますよ!
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就活生におすすめしたい資格7選
早速ですが、就活生におすすめしたい資格は以下の7つです。
- TOEIC
- 普通自動車第一種運転免許
- 日商簿記検定
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
- ITパスポート(iパス)
- 宅地建物取引士(宅建)
1つずつ見ていきましょう。
①:TOEIC
1つ目は「TOEIC」でどの業界・職種でも役に立つ資格です。
- 英語のスキルがあることを証明できる
- スコア取得が応募条件になっている会社もある
- 入社後、昇格要件になっている会社も多い
意外かもしれませんが、入社後の昇格要件となっている会社は多いものです。
ぼくがかつて勤めていた会社でも用意されており、主任になるには600点以上のスコアが必須でした。
TOEICの平均が600点なので「入社してから勉強しよう」と思うかもしれません。
しかし、仕事の忙しさゆえに勉強時間が取れず「TOEICの壁が厚い……」と嘆いている先輩を何人か見てきました。
こうした将来のことを考えても、TOEICのスコアは持っておいて損はないでしょう。
②:普通自動車第一種運転免許
2つ目は「普通自動車第一種運転免許」です。
「資格なのか?」と言われるかもしれませんが、立派な資格です。
- 取得まで時間がかかり、社会人になると難しい
- 運転免許試験が平日のみ開催(自治体による)
- 営業や出張など、運転する機会がある仕事が多い
営業職はもちろん、それ以外でも車での出張は意外と多いもの。
「あれば有利」というわけではありませんが、持っておいて損することはないでしょう。
また、取得まで時間がかかることや、平日のみの試験があることからも学生のうちに取っておきたい資格ですね。
③:日商簿記検定
3つ目は日本商工会議所が主催する資格「日商簿記検定」です。
- 知名度が高い資格
- 経理、財務関係の仕事で役に立つ
- 企業研究でも使える
簿記の資格を持っておくと、企業の決算書が作れるようになります。
そのため、経理や財務関係の仕事で役に立つのはもちろん「応募企業の財務状況がわかる」というメリットも!
新卒の就活で衰退産業や大赤字だった企業に身を置くと、将来のキャリアアップが不安になりますからね。
そんな簿記は1級から3級まであります。
3級でも十分ですが、2級以上を持っておくと他の就活生と差をつけられるでしょう。
とはいえ、いきなり2級に合格する自信がない人は、3級から取得することをおすすめします。
④:ファイナンシャルプランナー(FP)
4つ目は、日本FP協会と金融財政事情研究会が主催する資格「ファイナンシャルプランナー(FP)」です。
- お金について学ぶ国家資格
- 3級であれば受験資格なく受けられる
- 金融、保険、不動産業界の就活でアピールになる
FPは「3級だと誰でも受けられる」のが強み。
国家資格のなかには
- 別の資格を持っている
- 実務経験がある
- 指定されたスクールを卒業している
といった条件を満たさないと受験できないものもあります。
一方で、FP3級はこうした条件がありません。
FP2級も「FP3級合格」が条件なので、3級さえ取ってしまえば受験資格を自動的に満たします。
また、FPの勉強を通じて、金融資産や不動産、住宅ローン、年金制度といったことが学べます。
金融、保険、不動産業界でアピールになるのはもちろん、他の業界志望でも「人生で役に立つ知識」を身につくのがいいですね。
⑤:マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
5つ目は、あのマイクロソフトが認定する資格「MOS」です。
- マイクロソフト認定の国際資格
- Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookのスキルを証明できる
- 特にExcelは幅広い仕事で使う
パソコンを使う仕事では、100%といっていいほどマイクロソフト製品を使います。
そのため「基本的なパソコン操作が問題なくできる」というスキルの証明になり、特に事務職志望の人は持っておいて損はないでしょう。
なかでもExcelは幅広い業種で使われていて、データ整理はもちろん資料作成に使われることもあります。
どれから受けるか迷った人はExcelを選ぶことをおすすめします。
⑥:ITパスポート(iパス)
6つ目は、IT系の国家資格である「ITパスポート(iパス)」です。
- テクノロジーやビジネスの基本を学べる国家資格
- IT分野への関心をアピールできる
- IT業界はもちろん、経営・マーケティングにも活かせる
ITパスポートは、IT管理やIT技術の基本はもちろん、経営全般についても学べる資格。
そのため、IT業界志望の就活生はもちろん、経営やマーケティングに携わりたい人にとっても役に立つと言えるでしょう。
また、大企業を筆頭に「社員教育でITパスポートの取得を推奨」している企業も増えてきています。
代表例が化粧品会社でおなじみのFANCL(ファンケル)。
社内教育として全従業員への取得を目標としたことはもちろん、社長や役員も自らITパスポートを受験したというほどです。
そこで社長にiパス受験支援を提案したところ率先垂範として、社長・役員・組織長が必須で受験することになったのです。組織のトップがiパスを学び、受験する中で、その必要性を確信しました。
引用元:ITパスポート 公式サイト
⑦:宅地建物取引士(宅建)
7つ目は、不動産関連の専門資格「宅地建物取引士(宅建)」です。
- 合格までかなりの勉強時間を要する
- 合格率が低く、他の候補者と差をつけやすい
- 不動産業界への関心の高さをアピールできる
宅建は、合格するまでに300時間前後の勉強が必要と言われています。
一方で、TOEICでも紹介したように、社会人になってから勉強する時間を確保するのは難しいもの。
不動産業界を目指すのであれば、学生のうちに持っておいて損はないでしょう。
もし志望する業界が決まっているのであれば、宅建に限らず「その業界で役に立つ専門資格」を持っておくと選考を有利に進められますよ!
それぞれの資格はこんな就活生におすすめ
続いて、ここまで紹介してきた資格について、それぞれおすすめの人を紹介します。
①:TOEIC
TOEICは、就活生全般におすすめしたい資格といえます。
なぜなら、多くの企業で「英語力のある学生」が求められていますし、入社してからも出世への条件として使われている会社が多いからです。
そのなかでも以下の場合は、優先して受けるようにしましょう。
- 外資系やグローバル企業に興味がある
- 商社やメーカーを志望している
- 海外営業やツアープランナーなど英語を使う仕事で働きたい
②:普通自動車第一種運転免許
普通自動車第一種運転免許も、TOEICと同じく全ての人におすすめしたい資格です。
業界や職種を問わず、車で出張する機会は多いですからね。
特に、営業や警備、介護の仕事は車を使う機会が多いので、優先して取得することをおすすめします。
余談ですが、元々自動車関連のメーカーで働いていたぼくの先輩は、運転免許を持っていませんでした。
実際に運転しないといい製品づくりは難しい……。
そう考えた上司は、彼が1年目のときに「運転免許を取ってこい」と言ったそうです。
よって、自動車業界志望の人も運転免許を持っておいた方がいいでしょう。
③:日商簿記検定
日商簿記検定は、以下の人におすすめです。
- 業界問わず、経理や財務担当で働きたい人
- 商社やコンサルを目指す人
- 税理士などの事務所で働きたい人
1つでもあてはまる人は、ぜひチャレンジしましょう!
また、先ほど紹介したように「企業研究の一環として学びたい」という人にもおすすめですね。
④:ファイナンシャルプランナー(FP)
FPは以下の業界を志望する人におすすめです。
- 金融
- 保険
- 不動産
特に金融や保険業界では、入社後に2級の取得を求められることが多いです。
取得しておくことで「業界研究をしっかりしている学生」と好印象を持ってもらえますよ!
⑤:マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
MOSは以下の人におすすめです。
- 事務職を志望する人
- 営業職を志望する人
- 税理士などの事務所で働きたい人
これらの仕事はWordやExcel、PowerPointを使う機会が多く、重宝しやすいでしょう。
実際どのように役立つかは「MOSは就職に有利?持っておいた方がいい職種と、履歴書への書き方を解説」で詳しく解説していますので、気になった方は読んでみてください( ˘ω˘ )
⑥:ITパスポート
ITパスポートは以下の人におすすめです。
- 文系の学生でエンジニアになりたい人
- 経営やマーケティングに携わりたい人
- 他の資格と組み合わせてアピールしたい人
ITパスポートは企業研修で取り入れられているものの、単体でアピールするのは難しいです。
とはいえ、文系の学生でエンジニアを志望したい人は「エンジニアで働きたい熱意を伝える」点で有利に働くでしょう。
また、以下のような資格と組み合わせて取得することで、他の候補者と差をつけられます。
あわせてチャレンジするのも、1つの戦略ではないでしょうか。
- MOS
- 日商PC検定
- 基本情報技術者(ITパスポートの上位互換)
「Last Data 社会人大学Blog」では、その他のIT系の資格についても詳しく紹介しています。
気になった方は「おすすめエンジニア資格を職種別に紹介【挫折対策やメリットも】」の記事を読んでみてください!
⑦:宅建がおすすめの人
宅建がおすすめの人は、ズバリ「不動産業界を本気で目指す人」です。
業界に対する熱意が伝わるだけでなく、入社後も資格を活かして有利に働けるでしょう。
また、以下の業界でも宅建の資格を活かして働けます。
- 金融
- 建設
優先度は低いですが、将来携わりたい仕事に宅建が必要であれば、勉強しておいて損はないでしょう。
まとめ:おすすめの資格を取って就活を有利に進めよう
この記事では、就活生におすすめの資格を紹介しました。
改めて、おすすめの資格を振り返りましょう。
- TOEIC
- 普通自動車第一種運転免許
- 日商簿記検定
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
- ITパスポート(iパス)
- 宅地建物取引士(宅建)
就活のためだけに焦って資格を取る必要はないですが、あると有利になることも多いです。
志望業界が決まっている人は、ぜひチャレンジしましょう。
とはいえ
- まだ行きたい業界が決まっていない
- 行きたい業界で役立つ資格がない
という人もいるでしょう。
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めんどくさいと感じるかもしれませんが、後悔しない社会人生活を送るためにはどれも欠かせません。
少しずつでもいいので進めていきましょう。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!