理系の大学院生が就活のときを、エントリーシートをどのように書けばいいのか悩みますよね。
「大学院まで進んでいるから研究のことを書かなければいけない」と感じる方もいるでしょう。
しかし、理系院卒の私が就活した時の経験や、前職での新卒採用の経験を踏まえますと「3刀流エピソード」で書くことを提案します。
本記事では、なぜ研究内容だけではいけないのか、「3刀流エピソード」が何者なのかなど、理系大学院生に向けてエントリーシートの書き方を紹介します。
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理系大学院生のエントリーシートが研究内容だけではいけない理由
理系大学院生のエントリーシートで研究内容を書かないのは、企業からの印象が下がります。
しかし、理系大学院生のエントリーシートの内容を「全て」研究にしますと、企業の人事の印象にそもそも残らない危険性があります。
エントリーシートの内容を全て研究にしたときに生じる問題点を、下記で紹介します。
- 研究内容でエントリーシートを固めている理系大学院生が多い→差がつかない
- 研究内容だけではあなたの人間味が企業に伝わりにくい
- 研究内容を書類で説明しすぎると墓穴を掘る可能性がある
理由①:研究内容で固めている理系大学院生が多い
1つ目は「研究内容で固めている理系大学院生が多い」ことです。
エントリーシートの記入欄は大きく分けて3つあると思いますが、3つとも研究という学生はかなり多いです。
私も就職活動中は「3刀流エピソード」を意識していたのですが、採用担当の方に下記のように言われたことがあります。
じんとさんと同じ大学の方とたくさん面接してきましたが、研究以外でこれだけのことに打ち込める人は珍しいですし、是非うちに来てほしい
ちなみにこの企業さんからは内々定を頂きましたが、迷った末辞退しました。
たしかに、前職で採用業務をしていた時も、研究推しの学生は多かった印象を持ちました。
理由②:研究内容だけだと人間味が伝わりにくい
2つ目は「研究内容だけだと人間味が伝わりにくい」ことです。
特に「自己PR」と「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」の両方が研究だと、アピールポイントが重複していることも多いです。
ゆえに人間性の判断がしにくく、印象が薄くなる危険性も。
よく言われる言葉ですが「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」。
無難にいきすぎると「無関心」の範疇になり「その他大勢」の中に入れられてしまいます。
もちろん、悪目立ちはよくないですよ(笑)
理由③:研究内容を書類で説明しすぎると墓穴を掘る
意外と思われるかもしれませんが、研究内容を書類で説明しすぎると墓穴を掘る危険性もあります。
特に2次面接や最終面接となると、技術担当の方も面接に同席されることが多いです。
そんな面接官の技術担当はベテランの方が多く、知識も豊富。
もし研究のことしか書いていなければ、研究の内容を深堀りして面接を進めていきます。
どれだけ研究に打ち込んでいたとしても、相手は技術一筋20年の大ベテラン。
優しい方だったら問題ないでしょうが、硬派な方でしたら圧迫面接気味になることも。
また、ディベートのようになり、就活生の勘違いから墓穴を掘る危険性もあります。
以上のことから、エントリーシートのアピール内容を研究で固めることは諸刃の剣なのはお分かりいただけたでしょう。
そこで、私は「3刀流エピソード」を提案します!!
理系大学院生のエントリーシートにおける「3刀流エピソード」
私が提案する「3刀流エピソード」は下記の3つです。
- 研究内容
- 部活・サークル(入っていない人は趣味)
- アルバイト
では1つずつ紹介していきましょう(`・ω・´)
エピソード1:研究内容
まずは研究「内容」です。
あれほど研究のことを書きすぎないようにと言っていたじゃないか(;^ω^)
そう思われた方もいるかもしれません。
しかし、私が提案するのは「研究内容だけ」にとどめておくこと。
具体的には「ゼミ・研究」記入欄にだけ研究について書くことです。
研究の内容について軽く書いていれば深堀りはされますが……
- 研究を通じて困難をどう乗り越えてきたか
- 研究で工夫したこと
- 研究を通じて何を学んだか
など「研究への取り組み方」の話題になることが多いでしょう。
つまり、研究のことをあえて抑えめに書くことで「想定質問」を面接官がしてくるように仕向けることができます。
想定質問について「なぜこのような工夫をしたか?」など理由を深堀りしておけば細かい部分を聞かれても対策可能( ˘ω˘ )
ここまで対策していれば、よほど変な質問をされない限りは問題ないでしょう。
エピソード2:部活・サークル(or趣味)
次に「部活・サークル」です。
部活やサークルに入っていない方は「趣味」などでもいいでしょう。
引退してから数年経っている場合でも書いた方がいいと私は思います。
- 取り組み方で、人となりを見ることができる
- 研究(仕事)以外にも熱中できるものがある
- 社風に合うのかを判断することができる
なかでも2つ目が重要です。
昨今では「ワークライフバランス」が重要視されています。
そのため「仕事人間」よりも「オンオフを切り替えて仕事が出来る人」を企業は求めています。
所感ですが、ホワイト企業になるほど、オンオフの切り替えができるかを見る傾向が強いです。
そのため、打ち込むことがあるということをアピールしておくことは大切です。
特に面接官と話題が合えば、間違いなく他の人より印象をつけることが出来ます(/・ω・)/
「部活・サークルor趣味」は、「自己PR」もしくは「学生時代頑張ったこと」に記入しましょう!
エピソード3:アルバイト
最後に「アルバイト」です。
アルバイト経験のない方は、「部活・サークルor趣味」でもう1つアピールしましょう。
ここで研究に戻してしまうと、研究で墓穴を掘る要因になるためです。
特にアルバイトリーダーなどの役職を少しでも経験している方は、アピールしたいところですね!
ぼくは学生時代に、模試監督のアルバイトリーダーをしており、リーダーシップや問題解決能力をアピールしました。
まとめ:理系大学院生こそエントリーシートで差をつけよう!
本記事では理系大学院生のエントリーシートとして「3刀流エピソード」を紹介しました。
「理系大学院生=研究」と思いがち、かつ思われがちですが、だからこそ多方向からアピールすることでライバルと差をつけることができます!
そのためには、研究以外にもアピールポイントを書きましょう!
もし、今後エントリーシートの書き方がわからなくなったときは、就活サービスを利用するのも1つの手。
おすすめのサービスは就活サイトや就活エージェントで理系におすすめのサービスは?修士卒が紹介の記事で紹介していますので、気になった方は読んでみてくださいね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、本日も生きててえらい!