就労移行支援選びに悩む、発達障害の当事者も多いのではないでしょうか。
それもそのはず。
数多くある就労移行支援のうち、どれが自分に合っているのかがわからないから。
ぼくも「じぶんぽっく」を立ち上げてから4社の就労移行支援を取材。
雰囲気やカリキュラムの違いに、毎回驚かされるばかりです。
とはいえ、見学だとしても失敗はしたくないもの。
ある程度雰囲気がわかって「いいな!」と思った場所を選びたいですよね。
そこで今回は、東京・早稲田にあるSAKURAセンターに通所しているKさん(仮名)にお話をうかがいました。
「SAKURAセンターの雰囲気が知りたい!」という人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
- 数年前に広汎性発達障害と診断
- ストレスを感じたときの眠気が悩み
- 2022年秋にSAKURAセンターへ通所開始
雰囲気の良さと評価が決め手!SAKURAセンターに通所するまで
はじめに、SAKURAセンターに通おうと思ったきっかけをお聞かせください。
ハローワークの精神障害サポーターからの紹介です。
体調不良がきっかけで以前の職場を辞めたとき、SAKURAセンターをはじめ何社かの事業所を紹介していただきました。
ハローワークから就労移行支援を紹介してもらえるケースもあるんですね。知らなかったです!
紹介いただいた事業所の見学は行かれたんですか?
はい。SAKURAセンターを含めて5社ほど見学しました。
そのなかで私に1番合っているなと感じたのがSAKURAセンター
就労移行支援には短くても半年ほど通所しますし、自分に合わない場所だとしんどくなりますよね。
そうなんです。入ってから後悔したくないですからね。
ズバリ、SAKURAセンターの決め手は?
決め手は3つあります。
1つ目が「SAKURA早稲田センターが、発達障害に特化した事業所であること」。2つ目は「支援員の面倒見の良さ」。そして3つ目が「”就労準備力評価”というフィードバックをもらえたこと」です。
詳しくありがとうございます!
会社の雰囲気と一緒で、事業所の雰囲気も見逃せないですよね。
その通りだと思います。
他の事業所ではスタッフの人数の割に利用者数が多く、「面倒を見てもらえないのでは?」という不安がありました。
ですが、SAKURAセンターは担当の支援員がつくうえに、すごく親身になって接していただけたので『ここなら安心して通えそう』と強く感じました。
困ったときや悩みがあるときに気軽に相談できる環境だとありがたいですよね。
3つ目の『就労準備力評価シート』についても詳しく聞きたいです。
1週間の体験利用が終わったあと、こんなシートをもらえるんです。
おぉ……これはすごいです!!
自分の強みはもちろん、弱みについても書かれていて。
自分を客観的に見れましたし、「この事業所で課題を克服しよう」と思い通所を決めました。
「しっかり自分と向き合ってくれてるんだ」という安心感につながりますよね。
「学び直し」に役立った!SAKURAセンターのプログラムの魅力
SAKURAセンターの雰囲気の良さや、しっかり自分を見てくれているという安心感から利用を決めたKさん。
実際に通い始めてから感じた魅力についても、Kさんにお話をうかがいました。
SAKURAセンター
どれのカリキュラムも充実していて、1つに絞るのが難しいですね……。
わかりました、でしたら全部聞きます!!
就労やビジネスマナーはもちろん、生活についてのプログラムまであり……、『学び直し』に役立っています。
今流行りのリスキリング(ちょっと違う)
特に生活についてのプログラムでは、お金の使い方やゴミの出し方、社交辞令など幅広く学べます。
こうした生活について知る機会はなかなかないので、楽しみながら取り組めています。
たしかにぼくがSAKURAセンターについて紹介する記事を書いたときも『生活のプログラム』が気になって。
他社ではあまり見かけない内容だったので、気になって今回取材をお願いしました。
仕事だけじゃなくて、生活面も社会復帰には欠かせないですよね。
あとは「オフィスワーク週間」です。
10日間毎日作業が続くので大変なこともありましたが、最後に評価表がもらえたときは嬉しかったですし、自信にもつながりました。
今の自分の良さや課題がわかるのは助かりますね。
3ヶ月に1回オフィスワーク週間がありますし、過去の評価表と見比べたら自分の成長がわかって自信になりそうです!
最後に、もう1つだけどうしても伝えたいのが「自己理解の視覚化プログラム」です。
ぼくも以前勤めていた会社でやったことがあります!
ただ、就労移行支援で活用しているのは知っている限りはじめてです。
焦りやトラウマといった「行動の背景」を見つけ出すのに役立っています。
考え方や行動のクセが視覚的にわかるので、自分を知る良い方法だと感じました。
自己理解を深めたり、改善するポイントを見つけたりするのに役立ちそうですね!
社会復帰に向けた不安は支援員と二人三脚!SAKURAセンターのサポート
SAKURAセンター
一方、社会復帰に向けた不安もあるようです……。
最後になりますが、これから社会復帰を目指すにあたって不安に感じていることはありますか?
仕事について漠然とした不安があります。
職場の人間関係もそうですが、何より『続くかどうか』が悩みです。
1度メンタルダウンすると、再発が不安になりますよね。
ぼくも同じ悩みを抱えていましたし、再発どころか悪化した経験もあるので気持ちわかります……。
そうなんですよね。ただ、SAKURAセンターには「定着支援」があるので、うまく活用しながら不安を解消したいです。
『困った時に相談できる環境がある』というだけでも心の余裕は違いますからね。
他に不安に感じていることはありますか?
お金についての不安もあります。
金銭管理が昔から苦手ですし、障害者雇用の収入で食べていけるかも悩みのタネです。
難しいですよね、金銭管理。
(首がもげるほどうなずく)
そうなんです。金銭面については長年の悩みなので、不安になったら支援員に相談しています。
そういったときでも親身になって聞いてくださるので、SAKURAセンターを選んで本当によかったなと思っています。
SAKURAセンター
今回の取材を通じてぼくが感じたこと
今回、SAKURAセンター
少人数ならではの相談できる環境はもちろん、オフィスワーク週間の評価表などを通じて自分の強みや弱みがわかります。
プログラムやきめ細やかなサポートを通じて自己理解が深まるのはもちろん、社会復帰に向けた自信にもつながるでしょう。
体験見学でもらえる「就労準備力評価シート」が、まさに一人ひとりと向き合っている証拠といえますね!
最後に、KさんからSAKURAセンターに通所しようか悩んでいる方に向けてのメッセージもいただきました。
SAKURA早稲田センターに通所してから、支援員やメンバーに恵まれていると感じています。
特に支援員は、仕事だけでなく生活の悩みも親身になって話を聞いてくださるので助かっています。
少しでも気になっている人はぜひ見学・体験に来てください!
改めて、今回は事業所の見学だけでなくインタビューの場まで設けてくださった、SAKURA早稲田センターの支援員や利用者のみなさまに改めて感謝いたします。
本当にありがとうございました!
ではでは、今日も生きててえらい!