好きな仕事と得意な仕事だと、どっちがいいの?
多くの人が、この疑問を1度は抱いたことがあるはず。
結論から言いますと「得意な仕事」を選ぶことがおすすめ。
なぜなら「好きで苦手な仕事」は「嫌いで苦手な仕事」という拷問に変わる可能性があるから。
この記事では、「好きで苦手な仕事」が「嫌いで苦手な仕事」に変わって体調を崩したぼくが、図を交えながら解説します。
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前提:好きな仕事と得意な仕事は似て非なるもの
「好きな仕事」と「得意な仕事」はよく似たもの同士として並べられますが、実は違います。
具体的には、以下の通り。
- 好きな仕事…自分の興味を持つ分野・製品などを仕事にする
- 得意な仕事…自分の特性・スキルを活かして仕事にする
文言だけ見ると、一見似ているかもしれません。
しかし、中身は全くの別物です。
もちろん「好きで得意な仕事」は理想ですし、間違いなく「天職」といえるでしょう。
しかし、「好きで得意な仕事」に最初から出会える人は、ほんの一握り。
なかには「好きで得意な仕事」を永遠に探し求め、転職を繰り返す人もいます。
好きな仕事と得意な仕事、どっちがいい?
では、「好きな仕事」と「得意な仕事」だとどっちがいいのでしょうか?
この章で詳しく解説します。
仕事の選び方4パターン
冒頭でも軽く触れましたが、仕事には以下の4種類があります。
- 好きで得意な仕事
- 好きだけど苦手な仕事
- 嫌いで苦手な仕事
- 嫌いだけど得意な仕事
そして、この4種類を図でまとめると以下のようになります。
もちろん、「好きで得意な仕事」は理想ですし、嫌いで苦手な仕事は最悪です。
一方で「好きだけど苦手な仕事」と「嫌いだけど得意な仕事」のどちらがいいのかで悩む人も多いでしょう。
好きで苦手か、嫌いで得意か
そこで、「好きだけど苦手な仕事」と「嫌いだけど得意な仕事」、それぞれのメリットとデメリットをまとめました。
「好きだけど苦手な仕事」はなんといっても、最初が嬉しいです。
逆に「嫌いだけど得意な仕事」だと、最初はやりがいを感じられないかもしれません。
しかし「好きだけど苦手な仕事」は将来「嫌いで苦手な仕事」に変わるかもしれません。
そして、「嫌いで苦手な仕事」になることで、ますますストレスが溜まります。
なぜストレスが溜まるのか
もう少し詳しく見ていきましょう。
あなたが好きなことを仕事にし、業務を進めるうちに「苦手なこと」に気づいたとします。
苦手な仕事だと
- 終わるまで時間がかかる
- ミスをしやすい
といったことが多いです。
仕事が終わっていないことやミスをしていることについて、あなたの上司は怒りますよね。
1度や2度だったらいいかもしれませんが、苦手だと何度も何度も叱られます。
人によっては毎日かもしれません。
そして、何度も怒られるうちに「好き」な仕事が「嫌い」な仕事に変わります。
一方で、あなたが「嫌いだけど得意な仕事」に就いていたとします。
※人間関係などの「仕事そのものと関係ない問題」はない前提。
「得意な仕事」だとミスをすることが少なく、クオリティの高いアウトプットができます。
さらに、仕事にかかる時間も短いことから、周囲から「仕事ができる人」と頼られ、まさに一石二鳥!
たしかに、仕事を余裕でこなせることによって、一時的にモチベーションは下がるかもしれません。
しかし、よほどのことがない限り「得意」が「苦手」に変わることはないはず。
もし、仕事が余裕過ぎてしんどくなったら、キャリアアップに向けて転職すればいいですしね。
このことから「好きだけど苦手な仕事」と「嫌いだけど得意な仕事」のどっちかを選ぶなら「嫌いだけど得意な仕事」を選ぶことをおすすめします。
今から紹介する経験談を読むと、より実感できるはずです。
好きより得意が仕事では大事と分かる経験談
好きだけど、得意じゃないとわかって仕事が地獄だった、ぼくの経験談を紹介しますね。
ぼくはフリーランスになる前に、自動車部品メーカーで設計開発の仕事をしていました。
入社理由はいくつかありますが、1番は「車が好きだった」から。
内定や配属が決まった時に、周囲からは
- 車好きにとって天国やないか
- 花形部署で羨ましい
- 俺と部署変えてくれ
といったことを言われましたね。
しかし、仕事を進めていくうちに「設計が苦手」であることに気づきます。
上司からのパワハラも重なって、ありえないほど初歩的なミスを犯すようになった結果、入社して2年後に適応障害を患いました。
1度は復職しましたが、その半年後の東京モーターショーで、車に興味が持てなくなるほど嫌いになっている自分に気づきました。
そう、これが「うつ病」との戦いの始まりです。
ただ、振り返ってみると……。
高校生のときから感じていた「小さな違和感」にふたをしていたことが、そもそもの原因でした。
高校生の時は本も漫画も全く読まない人間。
中学受験でも、国語はどれだけ勉強しても苦手科目。
さらに、進路選択の時期がちょうどリーマンショックで、就職率の良さを家族から言われたのもあって理系に進みました。
車のことを学ぶなら機械系ということで、流れで機械工学科に進学。
しかし、勉強が面白いとは1ミリも思えませんでした。
それどころか、図書館で心理学の本読んでたくらいです。
大学院への進学も「組んでいたバンド活動を続けたいから」というなんとなくの理由。
さらに、意外にも就活の初期は、車関係を避けていました。
なぜなら、車業界が「高給激務」でワークライフバランスが難しいと考えたから。
加えて、就職しても1車種のごく一部にしか関われないのなら、やりがいを感じにくい。
そう考えていました。
とはいえ、部品なら面白そうかもしれないと思い、自動車部品メーカーのインターンシップに何社か参加します。
そして、
「部品なら色々な車に携われるしやりがい感じるかも」
と自動車部品メーカーも候補に加えることに。
その結果、パワハラを受けた会社とご縁があったので入社。
中でも花形の「設計開発」に配属されましたが……。
なぜか、仕事に興味がもてない!
そんな業務に興味が持てない自分が嫌いになる毎日。
さらに、パワハラ上司の部下だったのもあり、日に日に設計開発の仕事が嫌いになっていきます。
一方でぼくは縁もあり、新卒採用の仕事にも携わっていました。
入社時には微塵にも思ってなかった仕事です。
しかし、新卒採用の仕事は死にそうになるほど努力しなくても、成果を出すことが出来ました。
そして何より、仕事が楽しかった!
そんな自分に対して何度も葛藤し、気が付いたときには身体が悲鳴をあげていました。
「好きだけど苦手」な設計開発。
「嫌いだけど得意」な新卒採用。
(知らなかっただけだけど)
この記事を読んでいるあなたに、同じ苦しみを味わってほしくないからこそ伝えました。
まとめ:好きか得意かで仕事を選ぶなら、得意を選ぼう
この記事で、好きな仕事と得意な仕事のどっちがいいのかという疑問に答えました。
「好きだけど得意な仕事」が理想ではありますが、正直難しいところ。
「好きだけど苦手な仕事」と「嫌いだけど得意な仕事」なら「嫌いだけど得意」な仕事を選びましょう。
「好き」は「嫌い」にはなり得ますが、「得意」から「苦手」にはなりにくいですからね!
最後に、もう1つぼくの例を紹介して終えましょう。
ぼくは今、ブロガー兼Webライターのフリーランスです。
しかし、国語はセンター試験で全国平均を下回っているほど苦手でした。
一方で、日記を5年間ほぼ毎日更新していたことなどから、「文章を書くこと」自体に抵抗はありません。
というより、「文章を書くことの好き嫌い」を全く考えたことがないです。
長年何気なくやってきたこともあって、Webライター初心者のころから
- 初めてにしてはクオリティ高いですね!
- じんとさんに継続してお任せしたいです!
- 記事が読まれるようになりました!
といった言葉をもらったことから、まさに「得意」といえるでしょう。
このように、得意な仕事に携われると気持ちがかなり楽になりますので、ぜひ考えてみてくださいね!
自分の得意なことがわからない人は、ぼくのオンライン相談で一緒に見つけましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!