就活で後悔しないためには、どうしたらいいの?
こんな疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
新卒での就活は一生に一度だからこそ、なおさら不安になったり慎重になったりしてしまいますよね。
結論から言いますと「就活で後悔しない=大手企業で安定」ではないです。
この記事では、大手企業に入社し、社会人3年目でうつ病を患ったぼくが「後悔しない企業選びのポイント」を紹介します。
今就活生の人はもちろん、転職活動中の人や未来の就活生が同じ失敗をしないためにも、ホンネを書かせていただきました。
筆者の自己紹介
じんと(@Jinto_Jibunpock)
就活で後悔しないためのポイント3選
早速ですが、あなたが就活で後悔しないためのポイントを3つ紹介します。
- 志望業界を狭め過ぎない
- 大企業以外も見る
- 仕事内容より「社風」を重視する
1つずつ、経験談や事例を交えながら紹介しますね。
ポイント①:志望業界を狭め過ぎない
まずは「志望業界を狭め過ぎない」ことで、理系の人ほど陥りがち。
専門性が強い分野を学んでいた人は「〇〇業界しか受けたくない!」と考えることがしばしば。
しかし、専攻と関係ない仕事内容が自分にハマるかもしれませんし、志望していた業界や仕事内容が想像と違うことも十分あります。
ぼくの例をだしましょう。
新卒で自動車部品メーカーに就職したぼくは、「色々な車の設計に携われること」に魅力を感じていました。
中でも、機械設計は「新しい車に使われる部品の、図面を描く仕事」だとぼんやり思っていました。
しかし、いざ入社してみると
- 1つの車種の部品を数年かけて設計
- 図面を描く仕事はほんの一握り
というギャップが( ゚Д゚)
また、並行して携わっていた「新卒採用」のほうがやりがいを感じていました。
つまり、理系のキャリアにもかかわらず、興味を持ったのは「文系の仕事」です。
(今もWebライターなのでバリバリの文系w)
就活の時の自分に戻れるなら
仕事内容をインターンシップや評判サイト、OBの話を聞いてイメージしないと後悔するよ
と伝えたいですね。
ポイント②:大企業以外も見る
次に「大企業以外も見る」ことです。
特に、「厳しい家庭で育ってきた人」は気をつけたいポイントです。
最初から「大手以外はクソ!」という「THE・大手病」な人もいるでしょう。
しかし、「最初は気にしなかったのに、いつの間にか大手ばかり見ていた」という人も実は多いです。
なぜかというと、厳しい家庭で育ってきた人の多くは
無意識に周囲の意見や顔色をうかがっている
から。
具体的には、以下のように「周りに言われたことや空気感」から企業選びをしてしまいます。
- あの企業なら親が安心するだろう
- この企業なら親戚から認められるだろう
- 〇〇大学から中小企業に行くのは恥ずかしい
加えて、厳しくしつけられた高学歴なエリートほど「知らぬ間に大手病」は陥りやすいです。
実はぼくも「知らぬ間に大手病」の人だったので、例として紹介しますね。
ぼくも最初は「中堅寄りの大企業」を志望していましたが、最終的に入社を決めたのは超大手企業。
中堅寄りの大企業に行きたいと話した時は親から猛反発をくらい、
親戚にいたっては「選考が進んでいる企業の規模や資本金の一覧表」を送ってきましたw
しかし、今のご時世で気づいた人も多いのではないでしょうか。
「『大企業=勝ち組・安定』の時代は終わった」と。
大企業を見るのも大事ですが、中小企業やベンチャー企業、外資系など幅広く見て「本当に自分が行きたい企業」に入社しましょう。
ポイント③:仕事内容より「社風」を重視する
ぼくが1番、みなさまにお伝えしたいのは3つ目。
「仕事内容より『社風』のほうが大切だ」ということです。
社風はいわば「会社のノリ」で、大多数の社員が持つ雰囲気や特徴ともいえます。
高校までのクラスの雰囲気、大学のゼミや研究室の雰囲気をイメージするとわかりやすいでしょう。
実は会社にも「雰囲気」があり、あなたの性格と合わなければ「仕事の内容に関わらずしんどい」という地獄を見ます。
特に、古い体質が残っている「大手企業」や「体育会系企業」は要注意。
「自分たちと異なるものは潰す」という同調圧力が強いから。
- あいつ変わってる、嫌いだ(仕事がデキても)
- 上司である自分に、反発する部下はクソ
- 飲み会や接待ゴルフに来ないなんて何様だ
上司たちはこんなことを平気で思いますし、パワハラや職場いじめの標的にされます。
こうなれば、充実した社会人生活とは程遠いですね。
そして、若手のあなたは「これが社会人か……」とふさぎ込み、ガマンすることで適応障害やうつ病を患ってしまうことも。
と……ここまで詳しく言えるのも、ぼくが新卒で入社した企業はいわゆる「体育会系企業」だったからです。
- 上司の言うことは絶対
- 休日に接待ゴルフがある部署が大半
- 根性論やパワハラが当たり前
このような職場で無理をした結果、社会人3年目にうつ病になりました。
今は社会復帰できてますが、1年以上会社を休んだり、転職で250社から落とされたりと「人生終わり」と何度思ったか……。
仕事内容に興味があっても、ワークライフバランスがとりやすくても、1日の3分の1以上合わない人と過ごすのは地獄です。
おとなしい人が毎日、渋谷のハロウィンに行ってるようなものですからね。
結局のところ「組織は人」。
もう1度就活をやり直せるなら、社風をしっかり見ておきたいと思います(;^ω^)
就活で後悔しないための行動3選
では、就活で後悔しないためにはどうしたらいいのでしょうか。
そのためには、以下の3つの行動がおすすめです。
- 少しでも興味があれば足を運ぶ
- 企業評判サイトに目を通す
- 就活支援サービスを利用する
行動①:少しでも興味があれば足を運ぶ
1つ目は「少しでも興味があれば、足を運ぶ」ことです。
なぜなら新卒の就職活動は、学校の学科や選考に関係ない職種でも採用されやすいから。
近年では、第二新卒での採用枠もありますが、新卒よりはやはり不利な傾向が強いです。
さらに、30代以上になれば、未経験での転職は正直厳しいでしょう。
だからこそ、最強の「新卒カード」を有効に使いたいですよね。
特権を活かして、少しでも興味を持ったら足を運びましょう。
一生に一度の就活だからこそ、選択肢を広げておくことが将来後悔しないためにおすすめですよ!
行動②:企業評判サイトに目を通す
2つ目は「企業評判サイトに目を通す」ことです。
企業評判サイトは、転職を考えていたりすでに退職したりしている社員による「リアルな声」が書かれています。
中でも、特におすすめしたいのがOpenworkです。
ぼくも何度かお世話になりました。
OpenWorkがおすすめな理由は、以下の3つ。
- 会員登録しないと読めないため、リアルな評判が多い
- 組織文化や成長環境などの「社風」も見れる
- 社会人は、登録のときに500文字以上書く必要があるため、適当に書いている人が少ない
実は、ぼくも新卒で入った会社の口コミを書きましたが、非公開ということもあって「書くことに対する抵抗感」がありませんでした。
さらに転職活動をしていたころ、応募先企業の評判を調べるのにもフル活用。
- ストレスが溜まった時に書いた愚痴
- 事実無根の誹謗中傷
- 会社の人に見られても問題ないようなきれいごと
こうしたものが少ないことは、会員登録しないと見れない「Openwork」ならではの魅力でしょう。
何より、学生は学校のメールアドレスでアカウント登録すると「無料」です。
就活で後悔したくないと思うあなたは、ぜひ登録することをおすすめします。
行動③:就活支援サービスを利用する
3つ目は「就活支援サービスを利用する」ことです。
大学の就職課や求人サイトなど、あなたの就活をサポートしてくれる場所はたくさんあります。
そんな中でもおすすめは「就活エージェント」で、ぼくも就活生のとき利用していました。
- 自己分析
- エントリーシート
- 面接対策
こうした就活で欠かせないことを、プロからサポートしてもらえるのはかなり強いです。
実際、失敗はしたものの、大企業から内定をいただいたのも「就活エージェントのおかげ」といっても過言ではないですから。
(就職エージェントから紹介された企業ではありません、念のため)
25卒・26卒に本気でおすすめしたい就活エージェント9選!使うメリットも紹介にて、おすすめサービスを紹介しましたので、よかったら読んでみてください( ˘ω˘ )
まとめ:就活で後悔しないように、積極的に動こう
この記事では、就活で後悔しないために見ておきたいポイントと行動について解説しました。
就活で後悔しないためには
- 志望業界を狭め過ぎない
- 大企業以外も見る
- 仕事内容より「社風」を重視する
という3つのポイントを押さえておきたいところ。
特に「社風」が自分の性格と合わなければ、どんなに仕事そのものが楽しくてもしんどい思いをします。
終身雇用が終わったとはいえ、数十年働く場所だからこそ、社風が自分の性格に合うか見ておくことがおすすめです。
そのためにも
- 少しでも興味があれば足を運ぶ
- 企業評判サイトに目を通す
- 就活支援サービスを利用する
といったことを行い、納得のいく就活を進めましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今日もみなさま、生きててえらい!