就活の企業選びで、重視すべきものってなに?
こんな悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。
給料、会社規模の大きさ、シェア率、安定性、グローバル事業、福利厚生、働き方、20代の成長環境、大学や専門学校の専攻などなど……。
色々な軸や価値観があると思います。
しかし、就活で1番見ておくべきポイントは「社風」。
ぼくは2017年卒で大手メーカーに就職しましたが、社風を見ていなかったことから、社会人3年目に精神疾患を患いました。
後輩たちには充実した社会人生活を送ってほしい。
そう思ってこの記事を書いています。
就活でミスマッチをしたぼくの経験を元に、社風の大切さについて徹底解説していきますね。
筆者の自己紹介
じんと(@Jinto_Jibunpock)
就活の企業選びで社風を重視したい理由
冒頭でも紹介したように、就活の企業選びで最も重視したいこと、実は「社風」です。
なぜかといいますと「社風は簡単に変えられないものでありながら、会社の人間関係に強く影響している」から。
社風は会社の性格のようなもので、大多数の社員の性格とも言えます。
つまり、
社風と性格が合わない=同じ会社の社員とほとんど性格が合わない
ということです。
現に社風と性格の違いにより社内で孤立したり、パワハラや理不尽な接待に苦しんだりする若者は、増え続けています。
自分を追い込んだ結果、適応障害やうつ病といった精神疾患を患うことも。
そして、精神疾患を患ってしまうと、以下のような理由から再就職がかなり厳しいです。
- 転職活動で圧倒的不利になる
- やむを得ず復職しても、再発して休職する
- 精神疾患を隠して転職し、転職先で再発
これらの理由から、企業から避けられたり「社会に適応していない……」と自信をなくしたりしてしまいます。
就活生は自分の身を守るためにも、
自己分析を深めて価値観を明確にし、社風とマッチしているか知る
ことに時間をしっかりかけましょう!
インターンシップに参加して、職場の雰囲気を肌で感じるのが理想ですね( ˘ω˘ )
就活の企業選びで社風を重視しなかったら
就活の企業選びで社風を重視しなかったら、企業とのミスマッチが生じやすくなります。
そして「休みのためだけに、就労義務のためだけに働く」ということになり、想像以上に身体に負担がかかります。
仕事をする時間というのは、残業がなくても1日の1/3に該当しますよね。
1日の1/3の時間が地獄だとしたらどうでしょう。
金曜の午後は異様にテンションが上がりますが、日曜の夜には「サザエさん症候群」に陥ります。
Twitterで金曜日の昼休みに「あと半日」がトレンド入りするのは、仕事が地獄だと感じている方が多いことを示しているのではないでしょうか。
そして月曜日は「嫌だなぁ……」と思いながら仕事に行きます。
また、最悪の場合は「土日に社内イベントが毎週のようにある」ケース。
会社が好きで、人間関係にも恵まれていて……というなら問題ないですし、楽しいと思います。
しかし、会社に特別な感情を抱いていないし、会社で親友レベルの親しい人がいないという可能性のほうが高いです。
特に、参加強制の場合は最悪。
実質休日出勤のようなものですし、加えてお金も減るので2重にストレスが溜まります。
ぼくの場合、やりたいこと職種が一致していても、3年目にうつ病を患いました。
就活の企業選びで、社風の重要さを理解していないことの恐ろしさがわかりますよね。
就活の企業選びで専攻は重視しすぎない
意外かもしれませんが、就活の企業選びで専攻は重視しすぎないほうがいいです。
何故かと言えば「就活=学生のポテンシャルを見る場」だから。
あなたは「新卒カード」という言葉を知っていますか?
新卒カードというのは、「就職活動で新卒は企業を選ぶ立場になりやすい」ということです。
「新卒カード」とは、就職市場における新卒の優位性を現す言葉。
日本では多くの企業が新卒一括採用を行い、新卒には社会人経験なしで大企業を含むさまざまな会社に就職できるチャンスがあります。
特に大企業では中途よりも新卒の採用に力を入れている所が多く、中途はよほどのスキルがなければ採用されないというケースも珍しくありません。
新卒一括採用が主流になっている日本では、「新卒」という肩書きがあるだけで就職活動が有利になるのです。
引用元:
採用において、新卒はかなり有利になります。
そのため、「学生時代の専攻以外の仕事がしたい!」と少しでも考えているのであれば、志望してみることを強くおすすめします。
特に、昨今の不況により異業種転職がかなり難しくなっていますからね。
志望業界や職種、中小企業か大企業かを決めることで選択肢を狭めるのは、もったいないですよ!
最後に就活で専攻などを重視してミスマッチが生じた、ぼくの体験談を紹介します。
就活の企業選びで重視するものを間違えた、筆者の経験
ぼくが就活生の時に、企業選びで重視していたことは以下でした。
- 有給の取りやすさなど、ワークライフバランスがとれる
- 専攻を生かせる(機械系)
- 中堅寄りの大企業
たしかに、この3つを満たすことが出来る「表面上良い」企業から内定をいただきました。
機械系の専攻も生かせますし、〇ヨタやパナ〇ニックほどの超大企業ではない、有給は月に1度以上取得できる……完璧なはずでした。
しかし、社風と性格の不一致で苦しんだ結果、入社3年目に適応障害を患い復帰した4カ月後にうつ病を患います。
私はウェイ系と陰キャの中間という半端な位置です(笑)
しかし、新卒で入社した会社はチームワークを極端に重視する「超体育会系」でした(;^ω^)
体育会系の中にも穏やかな感じは嫌いでないので溶け込めたのでしょうが、新卒で入社した会社は根性論傾向が強いタイプの「炎の体育会系」。
環境に馴染むために、合わせようと無理をしていましたが、到底ダメでした。
せっかくの有給も、休めた気分がしなかったですね。
また、大学の時は機械系の専攻でしたが、心理学の本を図書館で読んでしました。
車が好きでなければ、おそらく人間科学を学んでいたでしょう。
加えて機械系の勉強や研究が面白いとは思わなかったですし、特別得意でもなかったので、勉強に人一倍時間がかかりました。
機械系の勉強に対する「些細な違和感」に学生時代に気づけなかったのも、ミスマッチの要因だと考えています。
この経験から、ぼくの二の舞になる人が一人でも減ってほしいし、「会社や仕事で過度に苦しむ人が減ってほしい」と強く願っています。
まとめ:就活の企業選びで重視したいのは「社風」
本記事では、就活の企業選びで重視したいたった1つのものを、経験談を交えて解説しました。
就活の企業選びで最も重要視したいのは「社風」であり、専攻でも、福利厚生でもないです。
のびのびと自分らしく働けることが、1番重要ですからね!
企業の表面上の情報だけでなく、見えない部分の情報にも着目して対策しましょう。
本記事が、就活生のみなさんが活躍できる後押しになれば幸いです。
ではでは、今日も皆さま生きててえらい(/・ω・)/
▼「社風を見極める基準」は以下の記事で紹介しています!