体育会系企業はパワハラが多いの?
こんな疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。
結論から言いますと、パワハラが多い傾向が強いです。
なぜなら、体育会系企業では過度に「チームワーク」を大切にしているだけでなく、「チームになじめない人=悪」と考えるから。
そのため正確には「体育会系企業と合わない人が、パワハラを受けやすい」といえます。
この記事では、新卒で体育会系企業に入社してうつ病で休職した僕が、経験談を交えながら解説します。
※体育会系企業=ブラック企業ではないです。傾向はかなり強いですが。
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パワハラの多い体育会系企業の特徴4選
パワハラの多い体育会系企業の特徴は、以下の4つです。
- チームワークを大切にする
- 上下関係が厳しい
- 根性論が多い
- 休日に社内イベントがある
詳しく見ていきましょう。
特徴①:チームワークを大切にする
1つ目は「チームワークを大切にする」ことです。
体育会系企業では運動部出身の人が多く、サッカーやバスケのように「チームワークが大事」だと考えています。
もちろん、チームワークはほとんどの仕事を進めるために欠かせません。
しかし、体育会系企業では「チームワークが苦手な人=100%悪者」として、仲間外れにする傾向が。
そのうえで、なじめない人をなじませるのではなく、なじめない人を徹底的に潰すのが特徴です。
ぼくが所属していた高校のサッカー部でも、いじめがありましたからね。
- 飲み会に来ない部下は出世から外す
- チームの決まりに従わない(明らかにおかしい決まり含め)人をいじめる
- 自分の価値観よりチームの雰囲気優先
こんなことが、パワハラの多い体育会系企業では当たり前にあります。
特徴②:上下関係が厳しい
2つ目は「上下関係が厳しい」ことです。
日系大企業や公務員の大半が上下関係に厳しいですが、体育会系企業の厳しさはもはや異質。
実際にぼくの会社であった事例を紹介しますと……
- 飲み会で新人が出し物をするのは当然
- ゴルフコンペのときに、若手が課長の家まで送迎
- 役員や部長をとにかくヨイショしないとキレる
……まさしくパワーハラスメント。
加えて、仕事でも上司の言うことは絶対でしたし、「仕事だから仕方ない」とあきらめる若手社員もたくさんいました。
特徴③:とりあえず根性論
3つ目が「とりあえず根性論」です。
体育会系企業の社員は「根性・ガッツ・気合い……」といった言葉が驚くほど大好きです。
実際にぼくが、言われた経験のある事例です。
- 係長「今日も根性で乗り切りましょう」
- 市場不具合ですら根性論
- パワハラで休職前、相談した時に課長が放った言葉「〇〇さんは口悪いけどガッツあるから」
つまり、ぼくが受けたパワハラは、ナチュラルに闇の中に葬られました←
そして、「根性がある=仕事ができる」という方程式が成り立つと大半の人は思っています。
いかに厳しい状況を耐え抜いたか、いかに残業したか。
残念ながら「厳しい叱責=指導」だと思い込んでる人が後を絶えず、パワハラの温床になっています。
特徴④:休日に社内イベントが多い
4つ目が「休日に社内イベントが多いこと」です。
休日の社内イベントに行くかどうかは、出世に影響するケースが多い「体育会系企業」。
ぼくが以前勤めていた会社でも、ゴルフコンペを開催している部署が大半でした。
幸い、ぼくの部署ではゴルフコンペはありませんでしたが、接待のような飲み会はありました。
ゴルフや接待は、1回あたり数万円が飛ぶことが多いですし、何より休日まで職場の人と顔を合わせるのが苦痛で疲れます。
身体も心も財布もからっぽになりますね。
体育会系企業でパワハラを受けやすい人の特徴
そんな体育会系企業でパワハラを受けやすい人の特徴は、以下の3つです。
- 仕事とプライベートを分けたい
- 個人プレーの仕事が得意
- 繊細な性格
特に3つ目の「繊細な性格」は、体育会系企業と相性最悪。
なぜなら、繊細な性格の人は元から傷つきやすいうえに、気遣いすればするほど、ますます体育会系企業に利用されるからです。
そして1度「都合のいい人」としてレッテルを貼られると、待っているのは以下のような悲惨な事態しかありません。
- イジリやいじめのターゲットになる
- 雑用を押し付けられる
- 理不尽なことを言われる
実際、ぼくも「都合のいい人」になり、メンタルを壊してしまいました。
加えて、今の日本社会では「メンタルを壊した後の社会復帰がすごく難しい」です。
ぼく自身の「うつ病20代の転職活動記」を読んでいただければ、その様子は伝わるかと。
ぼくみたいになる前に、元気なうちに全力で逃げてください!
身体が1番の資本ですから!!
体育会系企業でパワハラを受けているあなたがとるべき行動
ここまで紹介した、パワハラが多い体育会系企業の特徴にあてはまっていたり、あなたがパワハラを受けていたりしたら、以下のどちらかの行動をおすすめします。
- 異動願いを出す
- 転職活動をする
行動①:異動願いを出す
1つ目は「異動願いを出す」こと。
多くはないですが、たまたま自分の職場だけが体育会系の雰囲気だったということもゼロではありません。
異動できないか、1度上司に相談しましょう。
また、異動願いを出す時に
- 自分がしてみたいこと
- 仕事を通じてチャレンジしたいこと
を考えておくと、上司は納得しやすいでしょう。
しかし、上司が頑なに拒否したり、異動をしても体育会系の雰囲気に変わりがない場合もしばしば。
そんなときには、次の行動をとりましょう。
行動②:転職活動をする
2つ目は「転職活動をする」ことです。
体育会系企業でパワハラを受けている人は、近い将来間違いなく体調を崩します。
元気なうちに転職活動をしましょう。
ぼくが転職活動を進める中で、体育会系企業だと感じた会社の特徴は以下の通り。
このような企業を見つけたら、せっかく転職したのに同じ思いをする可能性が高いです。
エントリーしない方が得策でしょう。
また、転職をする際には「転職エージェント」の利用をおすすめします。
- 担当者から求人を紹介してもらえるので、忙しい人でも転職活動を進めやすい
- 年収や経験・スキルに合った仕事など、客観的なアドバイスをもらえる
- 履歴書や職務経歴書を添削してくれる
- 面接対策が受けられる
- 給料など、条件面の交渉をしてくれる
とはいえ、「体育会系企業が合わないから」とエージェントに話すのはダメだと感じる人もいるでしょう。
しかし、「職場環境が合わない」のも立派な転職理由。
むしろエージェントには正直に話した方が、後悔しない転職活動ができます。
ただし面接で不満を言うと「すぐに辞めそう」と思われるので、面接での答え方はエージェントと相談しましょう。
▼おすすめの転職エージェントを紹介しました!
まとめ:体育会系企業でのパワハラに我慢しないで!
本記事では、体育会系企業にパワハラが多いという実態を紹介しました。
体育会系企業にパワハラが多いのは、チームワークを極端に重視するから。
少しでも「変わった人」「合わない」と思われたら、それだけでパワハラの標的にされてしまいます。
ただし、我慢する必要はありません。
無理をして身体を壊すより、働きやすい環境を自ら探しに行きましょう!
オンライン相談で話を聞くこともできます。詳しくはこちらのページをご覧ください。
少しでもあなたが楽になれたなら、ぼくはそれだけでうれしいです。
ではでは、今日も生きててえらい!