うつ病20代の転職活動者、迅斗です。
今日は毎週金曜恒例、大好評の「うつ病20代の転職活動記」第4回、やっていきたいと思います。
次回が「うつ病20代の転職活動記」最終回になります。今回は緊急事態宣言が終わり求人も増えてきた中、最終面接まで進みました。
では、始めます(`・ω・´)
▼前回記事はこちらから
>> 【うつ病20代の転職活動#3】障害者枠も視野に入れ、1番波に乗ってた時期。しかしどん底も味わう。
うつ病転職者、初の対面面接が最終面接
前回の記事で、「ある企業に掛けたことにしました」というお話をしましたが大阪北部のBtoBメーカーで総務のお仕事でした。
そして、なんと面接は1回!
僕が転職活動を始めてから間もなく緊急事態宣言が出たので、今までの面接はすべてオンライン。
つまり初の対面面接が最終面接ということです。
まずテストを受けた後に役員面接、次に社長面接がありました。
役員面接で聞かれたことは、主に学生時代のことが多かった印象。
社長面接では「テストいい点だね~」、「昔奈良県住んでたん?いいところだよね」などという雑談と逆質問で終わりました。
面接終わってから不安になってエージェントに相談しましたが、「いつもあんな感じやで(笑)」と言われてほっとしました。
手ごたえは8割くらい。会社の雰囲気も悪くなさそうだったので、「受かればここに決めて転職活動終了や!」と思っていましたが……。
最終面接の翌日、過去最悪の面接を受ける
最終面接の翌日、別の会社の1次面接でした。
京都にある建築会社の積算というお仕事です。
積算については本記事では割愛しますが、人事面接でしたので、キャリアの棚卸に加え、積算について聞かれたら回答できるように積算のどこに惹かれたのかなども回答できるようにしました。
面接2時間前から近くのコメダコーヒーで面接対策。
前に座ってたノマドワーカーのお姉さんキレイやなと思いながら(こら)、準備も万端です。
そして向かった……のはいいのですが、まず人事の人めっちゃヨレヨレのシャツ来てるし、しかも肘ついてる!!
人事って会社の第一印象決める分、ほんまに印象大事やな……と改めて実感しましたね。
面接自体は順調に進みましたが、面接を進めるうちにまさかのことを言われます。
「仕事って我慢するからお金貰うんだよ?テーマパークみたいに楽しかったらお金もらわんくても払ってでも行くでしょ?そういうもんなんだよ」
心の中の俺に小田和正が流れます。
嬉しくもなんともないですが、言葉に出来ない。
我慢に我慢を重ねた結果、うつ病になったんですから。
「じぶんぽっく」で書いているように、おっさんの言う考え方を今から変えていくのが「働き方改革」だから。
終わってから転職エージェントdodaにそのことを話し、辞退する旨を伝えたところ
「仕事観が合わないのは明らかなミスマッチですので、お気になさらないでください」
と優しい言葉をかけてくださいました。
今度こそ嬉しくて嬉しくて言葉に出来ない(笑)
しかし、さらに翌日言葉にできない事案が起こりました。
「辞めそうだから」というお祈りメール
悪魔の面談の翌日のことでした。
タイトルは「残念なお知らせです」というもので、何かと思って見てたのですが、「最終面接の企業さんからお見送りの連絡がありました」と来ました。
しょうがないか……と思っていましたが、理由を見た瞬間、絶句しました。
「辞めそうだから、お見送りとさせていただきました。」
……初めて聞いたぞ、こんな理由( ゚Д゚)
以前、「前の企業が超有名企業でバリバリ活躍してた人が、中小企業受けに行ったら落とされることがある」という転職コラムは見たことがありました。
たしかに僕は大企業出身です。
また、自慢する気は微塵にもないですが、中高大院も世間的に見れば高学歴です。
しかし、総務は未経験だし、ましてや7カ月のブランクあるし、新社会人の気持ちでやっていこうと思っていました。
それだけに死ぬほど悲しかったです。主治医の先生にも話しましたが「あと一歩なのにな……」と悲しみを見せていました。
余談ですけどあと1社、技術系商社に技術営業を受けて、1次面接までは通ってたみたいですが、先に別の人の入社が決まったという理由で落とされました。
こっちは縁がなかったんだな、仕方ないと思っています。
そんな中、doda経由でプレミアムオファー届きました。
うつ病転職活動者、上げて落とされる
届いたプレミアムオファーですが、大阪北部の病院の人事職で採用メインのお仕事でした。
「過去の採用業務の経験を活かし、是非当院でご活躍頂きたい、面接は1回です」とのことでした。
これは大大大チャンスだ!!!!
面接対策も入念に行いましたし、実はおばあちゃんが百貨店の商品券余らせてたのもあり、この面接の前にスーツとカバンと革靴、一式新調しました(スーツ買った理由が激太りできつかったからもありますが) 。
それくらい気合万端でした。
面接は説明、逆質問込みで45分で終わり。
1回にしては短くないか?と不安になりましたが、結果は手紙で来ることから待つしかありませんでした。
1週間後、手紙が届きました。
その封筒は心なしか小さかったです。
結果はお見送り、理由の記載なし。
不採用通知が届いた日は、心なしか雨が降っていました。
返送され雨でふやけた履歴書と職務経歴書を片手に泣きました。
また、同時期に現職から復職を迫られていました。
工場の看板、オフィスの殺伐さや雰囲気、パワハラのフラッシュバック。
転職とは別方向での事件もありました。
これらが一気に重なったので、完全にうつ状態に突入してします。
7月頭のことです。
「俺はあの牢獄に戻って40年間生き続けないといけないのか……」
そんなとき、僕はあるライターさんに出会ったことから、あと1カ月で転職活動を終わらせることを決断しました。
最終回へ続く。
ではでは、皆さま今日も生きててえらい!